プレイステーション3をVPN接続させたい場合のLAN環境構築説明と接続手順の説明です。
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PS3 VPN LAN PLYA
2011年4月に発生した情報漏洩問題によるPSN停止によりオンラインで楽しめなくなってしまいましたが、PS3をVPNに繋ぐことにより次の図の様な環境になるのでPSNを必要とせずにオンラインに参加することが出来るようになります。こちらのフォーラム(PS3 LAN Options and Closed Servers)でタイガー・ウッズのコンテンツをLANプレーできたとあります。また、有料のVPNINGではPS3接続もサポートしている模様。(VPNING PS3 VPN PLAY)
通常のPSNアクティブ時のPS3接続イメージズ。
上記の様にワイドエリアネットワークを通じてではなく、仮想的に一つの自宅のネットワーク内に上記のプレイステーションを接続させることが可能になります。
PS3 VPN LAN PLYA 必要な機器と設定
PS3でVPNを行うには、誰か一人PPTPサーバを立ち上げる必要があります。それはパソコンでも構わないのですが、VPNパススルーに対応している必要があるのと、必ずインターネットがグローバルIPアドレス割り当て契約で有ることが必須になります。
またPPTPサーバをパソコンとした場合、VPNの親のパソコンが電源を切っている場合は、他のPS3はVPN接続することが出来ません。可能であれば次の機器をご用意してVPNをご利用頂くと簡単に構築できると思います。
VPNサーバ側(親) | VPNクライアント | |
インターネット回線 | フレッツ光YAHOOBB(NAT無効) グローバルIPアドレス必須 |
同左記条件 |
機器 | PPTPサーバパソコン現在確認中です。YAMAHAの拠点間通信対応製品なら確実に可能です。 バッファロー製品も拠点間通信対応機器が必要。 バッファローの製品で現在確認中です。 |
PPTPクライアント対応ルータBUFFALO BHR-4RV以下は海外でしか入手できません D-Link Dl-524 Dlink DIR-100 |
設定作業 | PPTPクライアント接続用IDパスワード発行ダイナミックDNSへの登録 | PPTPクライアント接続設定VPN親側発行のIDとパスワード、接続先ダイナミックDNSを登録します。 |
ハードウェアで対応出来ない場合はSoftEtherを使い、パソコン側に繋いだPS3のLANアダプターをSoftEtherでブリッジさせれば繋がるのですが、問題点はSoftEtherで統一させる必要があるので、全員が下記のLAN環境を構築しなくてはならず出来る方と出来ない方が出てくるので可能であればVPNクライアント接続対応のブロードバンドルータをご用意頂く方が望ましい。
SoftEtherの利点はファイアウォールを通過出来る点で、サーバを設置する以外でクライアントの方は特にどんなインターネット環境からでもVPNへの参加が可能になるとのこと。(プライベートIPアドレス割り当てご契約でもサーバへの接続且つVPN参加が可能になります。)
海外のPSNへ接続させたい場合
近年問い合わせが多い海外にVPN接続をさせる方法に付いてですが、基本的にBUFFALO
BHR-4RV又はYAMAHAネットボランチ対応のブロードバンドルータがあれば簡単に接続させることは可能ですが、WindowsパソコンのPPTP/L2PTを用いた接続による共有接続させることで対応も可能です。
注意事項ですが、この方法を用いると冒頭案内したLAN環境にはならない。接続元ホストが海外に切り替わると言うことにななるだけです。
必要な機器は、無線LANアクセスポイント機能内蔵のパソコンかもしくは、LANカードを二枚内蔵しているパソコンが必要になります。
もしそれらのパソコンがお手元にない場合は、既存のパソコンに好みのNICを追加で対応可能です。
- BUFFALO 無線子機 WLI-UC-GN AOSSで簡単に接続可能
- BUFFALO LGY-PCI-GT 省スペースパソコンにも取り付け可能LANカード
VPN接続先ホスト
- BEST FREE VPN(無料ですか繋がりにくい)
- VPNINGテストで2日無料で接続することが出来ます。月4.98ドル。
接続イメージにつきましては、無線LANアクセスポイントであれば下記の構成となります。
有線LANカード増設での接続LAN構成は以下のとおりです。
LAN環境が整ったら、PPTP接続を共有させます。ネットワーク設定よりPPTP接続設定を作成し、作成されたVPN接続アイコンのプロパティより、共有から共有設定を完了させます。
共有接続先LANアダプターですが、有線LANを使ってPS3を繋いでいる場合は(注1、ホームネットワーク接続)ローカルエリア接続を指定し、無線LANでPS3を繋いでいる場合はワイヤレスネットワークを指定して下さい。
SoftEtherでVPNを構築の場合のLAN環境
SoftEtherでPS3のVPNを構築する場合は、ソフトウェアはもちろん以下の物が必要です。
- SoftEther サーバソフト(有料)備考:ホーム向けは同時接続は2クライアントまでになる
- パソコン。可能であればWindows。MACでも構わない
- NICが必ず2ポート必要(LAN二個搭載していること)
NIC、ネットワークインターフェースカードが必ずパソコンに二個内蔵されている必要があります。一つはWAN側でもうひとつはブリッジ接続ポートとして使います。
無線LANアダプタでNIC構成を行う場合で、ブリッジに用いる場合はプロミスキャスモードに対応したもの、xlinkkai対応)ダプターが必要になります。
物理的にはPCIバスに対応したLANカーぞを増設するのが一番簡単です。
NICを2枚のLANカードとする場合は可能ならクロスケーブルで繋いでください。ストレートでもスイッチしてくれると思うのですが万が一を考えてクロスで繋ぐのが望ましいです。
USB無線でLANを構築する場合は以下の通りです。プロミスキャスモードUSB無線を取り付けてアドホックでPS3と繋いでください。
SoftEtherの設定説明につきましては省きます。
PS3 VPN LAN PLYA 問題点
VPN接続で問題点は無いのかと言うとそうでもありません。家庭内LANにはいり込むので下手をすると、見られたくないパソコンの中身なども見られてしまう可能性もあります。なのでプライバシーの写真とかが勝手に漏洩することもあります。その点を考慮して頂かないと取り返しがつかなくなる事があるので、PS3以外のセキュリティは必ず注意をする必要があります。
これはVPNの親側も子側もそれぞれLAN上にネットワークが交互にあるのでVPN接続している全員がその対象になります。
それからLAN接続なので、PSNの様にコミュニティーがありません。可能ならチャットサーバなども併せて立ち上げた方が望ましいです。VPNなのでポート開放する必要がなく手軽にチャットサーバをたちあげたりローカルBBSも持つことが出来ます。
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