比較的新しい2014年以降発売の高価なIOデータのルータにはPPTPサーバー機能が実装されます。とても簡単にVPNを構築できるのと、登録不要IOデーターユーザーの特権超簡単iobbnetプリセットが利用できます。慣れた人なら5分前後で完璧なVPNサーバー環境をすぐに構築出来ます。
IOデータ製品のVPN機能を使えばグローバルIPアドレスを割り当てる環境も作ることが出来ます。例えばキャリアグレーナット環境でも防犯カメラ環境を簡単に構築出来ます。インターネットを引けない建築現場に防犯カメラを設置するのに必要な機材の説明とプライベートIPのVPNポート開放説明
PPTPサーバー機能搭載ルータ
2015年現在、IOデーター製品でPPTPサーバー機能を搭載するモデルの一覧です。リンク先は当サイトのポート開放の説明ページなのですが、製品の特長も記載させて頂いてますので参考にしてみてください。下記製品以外ではPPTPサーバー機能は持たないです。
- WN-AC1600DGR3
- WN-AC1600DGR2
- WN-AC1600DGR
- WN-AC1167DGR3
- WN-AC1167DGR2
- WN-AC1167DGR
PPTPサーバー設定手順
一応IOデータのルータがグローバルIPアドレスを割り当てられていることをご確認ください。もし二重ルータだと判明した場合はIOデータルータ宛先にPPTPポート開放設定(TCP/1723、プロトコル番号47)をゲートウェイとなるルータに設定してください。
問題なければブラウザで「http://192.168.0.1/」のURLを開きます。設定画面が開いたら「VPN」メニューを開いて、切り替わった画面の上のメニュー「PPTP設定」を開きます。
「PPTP設定」を開いたらまず「有効」にチェックを入れます。
次にVPN接続ユーザーIDを決めます「ユーザー名」が接続ユーザーIDです。次に接続パスワードを決めます。これは接続パスワードです。すべて英数字で設定してください。漢字ひらがなでは設定できません。
補足、このユーザー名とパスワードをVPNクライアントに設定してVPN接続を確立する事が出来ます。例、Windows7 PPTPクライアント接続 / iPhone iPodのVPN接続PPTP設定の説明
リモートIP範囲はそのままで構いません。ただデフォルト設定だと192.168.0.33と192.168.0.34と192.168.0.35の三台しかVPN接続を受け付ける事が出来ません。ルータのスループットにもよるのですが三台以上を繋ぐと処理できない可能性も否めませんがもしも大量にクライアントを繋ぐ必要がある場合はリモートIP範囲を広くとってください。一応5台前後までは大丈夫だと思われます。もし5台に拡大するならリモートIP範囲を「33」-「37」としてください。一応二台でテストしたのですがなかなか高い処理能力を持ってますので5台までなら何とか同時処理できると思われます。
すべて入力で来たら「設定」をクリックして保存。後は、DDNSプリセットを有効かにして、発行されたURL宛先にクライアントからVPN接続テストして作業完了です。
注意事項、IOデータのルータは基本的にセキュアに出来ていません。理由はルータアクセスパスワードが設定されてない為。VPN運用するなら最低限ハッキングされないようにルータの管理者パスワードは設定しておいてください。VPNがハッキングされると大変なことになりますので、よろしくお願いします。
IOデーターのルータ管理者IDとパスワードを決めるには「システム設定」から「パスワード設定」を開きます。初めて登録する場合は「ログイン名」と「新しいパスワード」と「パスワード再入力」すると設定できます。この情報でルータへのログインを制限する事が出来ます。
補足、初回管理者設定を行う場合「現在のパスワード」は空欄のままで設定できます。
IOデータのルータをVPNサーバーとしていろいろ活用できます。たとえばUSBポートにUSBフラッシュメモリやUSB外付けHDDを繋ぐことで自分だけのクラウド方式のファイルサーバーを持つことが出来ます。世界中から何時でもどこでもファイルサーバーにアクセスしてファイルを共有する事が出来ます。詳しくはUSB外付けHDDをルータに繋いでNASとして利用する設定手順の説明をご覧ください。
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