任天堂(ニンテンドー)3DSのオンライン接続によるインターネット接続不具合がある場合は、不具合発生別コンテンツ指定のポートを開放する必要があります。
LAN環境が多数混在する現在のインターネット環境では一概にこれだと言う方法がないので、まずは基本的に必要な情報を調べてから各自ポート開放させる手順をご案内します。
サイトを参照される前にご自宅のインターネットがポート開放出来るインターネットで有ることを確認してからご覧下さ。
注意事項:3DSのオンラインプレーに対応するコンテンツ側の情報開示がなく、どの通信ポートを利用しているのか不明です。ですので、現状DMZによる案内しか出来ないのでご了承の程お願い致します。
3DSのワイファイ(Wi-Fi)環境を確認
まずポートを開放するには、3DSがどんな形でワイファイインターネットが接続されているのかを確認下さい。まだ繋いでいない方は必要な機器を参照下さい。
以下のようにパソコンのアクセスポイントモードを使って3DSをオンラインにつないでいる場合はパソコンのポート開放を行う必要があります。主にファイヤーウォールの解除やパソコンとつないでいるブロードバンドルータへのポート開放を行うことで3DSのオンライン不具合や障害を改善させることが可能です。
無線ブロードバンドルータにワイファイ接続している場合は、無線親機であるルータにポートを開放する必要があります。ただこの時、3DSのIPアドレス情報が必要になるのですが、DS含めて任天堂の製品にはIPアドレスを確認するサービスメニューがありません(2011年2月現在)。ですので、幾つか対処方法記載しておきますのでそちらをご覧ください。
ルータに3DSのポート開放をさせるには
注意事項、3DSエラーコード018-0516と018-0515の対策方法に付いて内に説明してあるインターネット契約情報と二重ルータ関係問題無いか念の為確認して下さい。
ルータへの設定の方はパソコンからお願い致します。
上記LAN環境資料二番目の無線ブロードバンドルータに繋いでいる環境の方は、無線ルータ名を確認下さい。その上で各種ルータ別対応方法をご覧ください。
手順といたしましては、まず3DSのMACアドレスを確認します。3DSのMACアドレスを指定してルータ側からIPアドレスを固定割り当て(静的と言う)し、そのIPアドレスに対してポート転送をルータに設定すればポート開放できるはずです。
確認したMACアドレスを元に、DHCP設定より静的IPアドレス払い出しによるDMZ設定を参照下さい。
備考:やや古いブロードバンドルータ、Aterm WARPSTARであればMACアドレスを指定してポート開放させることが可能です。WARPSTAR 6000/7000シリーズ 3DS DS Wii ポート開放
WARPSTAR
2007年以降に発売されているWARPSTARのDHCP払い出しとDMZ設定手順の説明です。モデル別で対応出来ない場合もあるのでご了承願います。詳しくはAtermのポート開放メニューから該当のWARPSTAR設定を参照下さい。
設定サンプルは2010年発売モデルWR8700Nで説明致します。設定画面の表示方法等の説明はAterm WR8700N ポート開放の説明を参照下さい
まず詳細設定からDHCP固定割り当て設定を開き、追加から設定します。
DHCP固定割り当て設定のエントリ追加に次の様に設定します。
- MACアドレスは確認したMACアドレスを入力
- IPアドレスは192.168.0.210
- 設定
- 保存
以上で設定完了です。(MACアドレスはハイフンをコロンに変更して設定下さい)
次に上記で設定したIPアドレス192.168.0.210をDMZに適用すればポート開放作業完了です。詳細はAterm WR8700N DMZの説明をご確認下さい。
コレガ
コレガブロードバンドルータの場合は3DSのIPアドレスさえわかれば何とかなるのですが、調べる方法に少々コツが必要になるのでコレガの場合もDHCPによるIPアドレス払い出しで設定するのが一番確実になると思いますので、少し面倒ですがご覧ください。
設定サンプルはコレガ CG-WLBARAGND DHCP固定アドレス割り当て説明を参照いただくと分かりやすいと思います。2005年以前に発売モデルは少々設定が異なりますのでルータ設定BBSまで型番記載の上ご相談下さい。
LAN設定からDHCPサーバPCデータベースを開きます。
追加から以下のPCデータベース項目に3DDSのMACアドレス情報を追加します。
- パソコン名 3dsip
- 固定取得にチェック、空欄に50とだけ入力
- MACアドレスにチェック、空欄に3DSのMACアドレスの数値のみ入力
- PCデータの追加
次にコレガルータのDMZ設定から192.168.1.50を選ぶだけで3DSのポート開放を行うことが出来ます。コレガ CG-WLBARAGND DMZ設定の説明をご覧ください
その他のブロードバンドルータにつきましては、現在ハードウェア入荷待ちの状態です。ハードウェア入荷してからIPアドレス固定手順の説明をアップした後に各種ブロードバンドルータ別のポート開放説明をアップいたしますので今しばらくお時間下さい。
IPアドレスを固定してポート開放する
3DSを繋いでいるルータメーカー別のIPアドレス固定手順を掲載しました。指定されるIPアドレスに固定し、各ブロードバンドメーカー別にポート開放していただくことが出来ます。
フレッツルータの設定サンプル。RT-S300NEのDMZで説明します。
まずIPアドレスを以下の様に固定してください。
- IPアドレス192.168.001.200
- サブネットマスク255.255.255.000
- ゲートウェイ192.168.001.001
- プライマリDNS192.168.001.001
- セカンダリDNS008.008.008.008
固定できたら、「詳細設定」を開き「ワンタッチ設定」を開いて頂いて”簡易DMZ”使用するにチェックを入れてその下の空欄に図の通り”192.168.1.200″と入力いただいて設定から保存。これで作業完了です。
バッファローの場合。WZR-600DHPのDMZで説明します。
IPアドレスは次の通り固定出来ます。
- IPアドレス192.168.011.80
- サブネットマスク255.255.255.000
- ゲートウェイ192.168.011.001
- プライマリDNS192.168.011.001
- セカンダリDNS008.008.008.008
固定出来たらルータのメニュー「ゲーム&アプリ」を開いて、二段目のメニュー「DMZ」を開きます。後は図の通りDMZのアドレスに192.168.11.80と入力し設定を選んで保存します。
IOデータの場合。WN-AC1600DGRのDMZで説明します。
IPアドレスは次の様に固定します。
- IPアドレス192.168.000.060
- サブネットマスク255.255.255.000
- ゲートウェイ192.168.000.001
- プライマリDNS192.168.000.001
- セカンダリDNS008.008.008.008
次にルータの「セキュリティ」メニューを開いて、開いたページの上のメニュー「DMZ」を開きます。後は図の通り”有効にする”にチェックを入れて空欄に192.168.0.60と入力して設定ボタンを選んで保存。
プラネックス製品の場合。MZK-1200DHPのDMZで説明します。
IPアドレスは次の通り固定します。
- IPアドレス192.168.111.170
- サブネットマスク255.255.255.000
- ゲートウェイ192.168.111.001
- プライマリDNS192.168.111.001
- セカンダリDNS008.008.008.008
次にルータの「ファイアウォール」メニューより「DMZ」メニューを開いて”有効”にチェックを入れて、IPアドレスの空欄に192.168.111.170と入力します。適用を選んで保存します。
YAHOOとソフトバンクの場合。ソフトバンク 光ユニッットで説明します。
- IPアドレス192.168.003.210
- サブネットマスク255.255.255.000
- ゲートウェイ192.168.003.001
- プライマリDNS192.168.003.001
- セカンダリDNS008.008.008.008
次にルータの「ポート転送」を開いてください。次にサンプル図に以下の2つだけを追加してください。但し全てのポートを3DSに転送するのでインターネット障害が出る恐れがあります。もし通信障害が出た場合は設定を削除してください。
NO1「有効」、プロトコル「TCP」、WAN側ポート番号「1」-「65535」、LAN側ポート番号「1」-「65535」、転送先IPアドレス「192」「168」「3」「210」
NO1「有効」、プロトコル「UDP」、WAN側ポート番号「1」-「65535」、LAN側ポート番号「1」-「65535」、転送先IPアドレス「192」「168」「3」「210」
追加出来たら必ずページ下の設定ボタンをクリックしてから左下の「再起動」を行ってください。これで作業完了です。
フレッツ光ネクストと隼の普及でもう利用者は少ないと思うのですが、CTU環境の方は次の様に設定します。但しこちらもYAHOOとソフトバンクルータと同様に全てのポートを3DS宛先に転送するので他の端末でインターネットが使えなくなる恐れがあります。なのでもし設定を適用して他の端末で通信障害が出るようでしたら設定を削除してください。
- IPアドレス192.168.024.010
- サブネットマスク255.255.255.000
- ゲートウェイ192.168.024.001
- プライマリDNS192.168.024.001
- セカンダリDNS000.000.000.000
補足、CTUの場合IPアドレス払い出ししない手順で設定ください。DNSサーバアドレスは必ず192.168.24.1でなければならないです。設定出来たら「静的アドレス変換(ポート指定)」を開いて次の2つを追加してください。
- 優先順位1追加
- プロトコルTCPを選択
- ポート番号開始「1」-終了「65535」
- LAN側端末IPアドレス192.168.24.10
- OK
- 優先順位2追加
- プロトコルUDPを選択
- ポート番号開始「1」-終了「65535」
- LAN側端末IPアドレス192.168.24.10
- OK
- 左下戻る
- 左下設定反映
注意事項、この2つ以外設定を作らないでください。それからファイヤーウォール制限なしに変更してください。これで完了です。
マルチプレイが繋がらない場合
まず任天堂提供のサーバ稼働状態を確認下さい。問題なければ契約インターネットがプライベートIPアドレスでは無いかをご確認下さい。
コメント
モンハン4Gの通信プレイでネットに接続できません(エラーコード001-0502)。e-shopなどは接続できます。ネットギアR7500と任天堂3DSのポート開放について教えてください。
よろしくお願いします。
はじめまして、エラーコードありがとうございます。ご契約のインターネットがフレッツやJCOM等のメジャーなインターネット以外だとこのエラーとなるようです。
http://www.nintendo.co.jp/support/errorcode/0010502.html
例えばポート開放できないインターネットに契約している場合は「エラーコード001-0502」を改善する術は無く、フレッツ光とかJCOMとか、WiMAXのグローバルIPオプション加入で対応頂く必要があります。
http://www.akakagemaru.info/port/internet-privateip.html
ご契約のインターネットサービス名を教えて頂ければポート開放できるのかどうか判断調べさせて頂きます。
尚、フレッツ光ではポート開放しなくても「001-0502」のエラーは出ることはありません。
回答ありがうございます。
契約プロバイダは下呂ネットサービスです。
プロバイダでは通信規制はしていないので任天堂に問い合わせて下さいと言われました。
エラー001-0502はポート開放とは関係ないと言う事なのでしょうか。
エラーが出はじめた正確な時期は分かりませんが、NECのルーターを使っていた時はポート開放などしなくても接続出来ました。
よろしくお願いします。
NECのルータを使っていた時は繋がってネットギアR7500に交換したら突然出来なくなったのでしょうか?
とりあえず下呂ネットさんご利用の情報ありがとうございます。調べた所グローバルIPアドレスはオプションのようでした。個別にグローバルIPに契約されているのならポート開放で対応出来るかもしれませんが
通常の下呂ネットはポート開放出来ないプライベートIPアドレス契約です。グローバルIPアドレス(1IP毎)2,160円/月
http://geronet.info/user_data/internet.php
グローバルIPアドレス加入しているか確認して、加入していない場合はとりあえず加入頂く必要がありそうです。
グローバルIPアドレス加入はしていません。
ルーターをNECからネットギアに変更した前後にモンハン4Gをプレイしていないので、いつからエラーが出たのか正確にはわかりませんが、NECの時はエラー出ない時期もありました。
手元にNECのルーターがないので確認できません。
ネットプレイは諦めます。
いろいろ教えて頂きありがとうございました。
大変勉強になりました。
この問題についてはこれでクローズにして下さい。