WN-AC1167GRのポート開放設定説明

IOデータから2014年10月発売の802.11ac対応で比較的ローコストの無線ブロードバンドルータWN-AC1167GRのポート開放設定説明です。この製品の特徴としましてはUSBポートを持たないので単純に無線アクセスポイント兼用ルータとして使う機能の他ルータ機能を無効にしてAPモード動作させてHUB又は無線アクセスポイントとしても使うことが出来ます。

有線WAN/LAN側の最大速度は1000Mbps（1000BASE-Tまでに対応）です。今ある全てのギガビットインターネットやフレッツ光それにADSLそれにCATVインターネットに手軽に導入できます。LANケーブルもストレートクロス問わずAuto MDI/MDI-Xサービス対応なので本体側で自動的に判別してクロスとストレートを切り替えてくれます。
無線LAN側の最大速度は5GHz帯の802.11ac接続時最大867Mbpsを提供する事が出来ます。また2.4GHz/5GHz帯マルチバンド対応且つ2.4GHz側でも802.11nモードで最大300Mbpsの速度を提供する事が可能。またWi-Fi接続設定もとても簡単でWPSプッシュスタートにAndroid4.4OSならNFCコネクトに対応するので本体付属のICチップにスマホをかざすだけでWi-Fi設定を完了できるサービスに対応します。
その他、ネットワークカメラやNASへの外部アクセスをとても便利にしてくれるiobbnetダイナミックドメインに対応。今使っている無線LANブロードバンドルータの設定をそのままコピーしてルータの引っ越しを簡単にする機能を持ちます。なので今使っている無線LANブロードバンドルータを交換したいなと思う方にはとてもお勧めだと思います。その他の詳しい情報はAmazonのWN-AC1167GRユーザーレビュが参考になると思います。

ルータの設定画面を表示するには

まずルータの設定画面を開きます。http://192.168.0.1/このアドレスをInternetExplorerのアドレス欄に直接上記のアドレスを入力してEnterキーを押してください。自宅にゲーム機しかない場合は以下端末を参考にルータの設定画面を開いてください。

• PS3
• WiiU

http://192.168.0.1/を開くと”エラーページを表示できません”となり設定画面へアクセス出来ない場合は一時的にルータモードに切り替えて下さい。本機背面に「自動/ルータ」と言う切り替えスイッチがあります。これを「ルータ」側に切り替えて5分待って下さい。パソコンのIPアドレスは自動取得のまま再起動して頂ければhttp://192.168.0.1/へアクセス出来るようになります。元に戻す場合は「自動」位置に切り替えて5分待って再起動で元に戻ります。

自宅にスマートフォンしか無いと言う方でルータの設定をする場合は以下のアプリをダウンロードして、スマートフォンをWi-Fiで本機と繋いでアプリから操作設定が出来ます。

• magical finder Android
• Magical Finder iPhone

その他、ページを表示出来ないエラーの場合はこちらを参照下さい。 設定画面を開いて無線LAN関連を設定される方はこちら
ポート開放する方は、設定画面最初に表示される左上の「ステータス」メニューを開いて下さい。

WAN側IPアドレスをご確認下さい。例えば、ここのIPアドレスが192.168.0.2や192.168.3.2等、先頭の数字が192から開始されている場合は二重ルータ環境です。上のスイッチをAP側に切り替えて、繋いでいるモデム兼ルータ側にポート開放して下さい。先頭の数字が172や10から始まる方はプライベートIPアドレス割り当て契約インターネットサービスとなりますので、ご契約先にグローバルIPアドレスを取得出来るようにご相談下さい。

 
もしも二重ルータ環境であれば手動でブリッジモード（ルータ機能無効化）に切り替える必要があります。以下のスイッチを「自動」側に切り替えて頂いて頂ければ切り替わるはずです。切り替わらない場合は本機の主電源を2分程切ってから電源を入れてみてください。

準備（IPアドレスを固定する）

ポート開放するパソコンやその他家庭用ゲーム機のIPアドレスを固定します。

• IPアドレス：192.168.0.70
• サブネットマスク：255.255.255.0
• デフォルトゲートウェイ、もしくはデフォルトルータ：192.168.0.1
• DNS：192.168.0.1
• 代替DNSは空欄で構いません。固定出来たらパソコンを必ず再起動下さい。 IPアドレス固定例は以下の方を参考に設定下さい。

IPアドレス固定手順は以下のページを参考に設定してください。

• Windows 7
• Windows 8
• プレイステーション3
• PS4

ポート開放の手順説明

左側メニュの詳細設定を開いて、ポートの開放メニューを開きます。 下記の項目に必要な情報を入力します。開いたページの下図と同じ項目に、必要な情報を入力すればポート開放させることが可能です。設定サンプルを参照しつつ任意のポート番号に入れ替えて頂いて大丈夫です。

設定サンプルとしましてWEBサーバのTCP/80番をまずご覧く下さい。サーバソフトはインストール不要のANHTTPDを使えば簡単に通信テストを行うことが可能です。

1. ポートの開放を有効にするに必ずチェックを入れます。
2. 設定名、web
3. 公開する機器のIPアドレスは192.168.0.70
4. プロトコルはTCP
5. LAN側ポート番号：80
6. インターネット側ポート番号：80
7. 追加
8. 設定

以上で完了です。

 
Minecraftなどご質問の多いコンテンツの設定例です。

1. ポートの開放を有効にするに必ずチェックを入れます。
2. 設定名、any
3. 公開する機器のIPアドレスは192.168.0.70
4. プロトコルはTCP
5. LAN側ポート番号：25565
6. インターネット側ポート番号：25565
7. 追加
8. 設定

ちょっとしたテクニック。何らかの理由でサーバー側で例えば25565番が使えなくなってしまってやむを得ず他のポート番号で動作させたとします。しかしながら外部の方にはデフォルトポート25565でアクセスして欲しい場合は以下の様にポート変換で対応できます。内部サーバーは25000で問題なく動作できたとした場合。

1. ポートの開放を有効にするに必ずチェックを入れます。
2. 設定名、any
3. 公開する機器のIPアドレスは192.168.0.70
4. プロトコルはTCP
5. LAN側ポート番号：25000
6. インターネット側ポート番号：25565
7. 追加
8. 設定

こうするとサーバーは25000で動作するものの、インターネット側からは25565のポート番号でアクセスさせる事が出来ます。但し、LAN内で他のパソコンから192.168.0.70のサーバーからアクセスする場合は25000を指定しないと繋がらなくなります。

 
その他、ご質問の多いUDPポートの設定です。MinecraftPE（19132/UDP）で説明します。

1. ポートの開放を有効にするに必ずチェックを入れます。
2. 設定名、any
3. 公開する機器のIPアドレスは192.168.0.70
4. プロトコルはUDP
5. LAN側ポート番号：19132
6. インターネット側ポート番号：19132
7. 追加
8. 設定

追加出来ましたら、UDPポートチェックツールを取得して手動ポート10800と入力し回線チェックして下さい。

説明は以上です。不明な点などあればコメント欄に気軽にご質問ください。

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