IOデータ WN-AX1167GR / WN-GX300GR 無線中継(コンバーター機能搭載)として設定する方法

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IOデーターから2016年2月発売された無線ブロードバンドルーター「WN-AX1167GR(2.4GHz/5GHz帯対応) / WN-GX300GR(2.4GHzのみ対応)」を無線中継器(無線LANコンバーターとしても使える)として設定する手順の説明です。 無線中継器とは、無線LAN親機のWi-Fi電波を増幅し電波を強くする機器の事。専用の無線中継製品もありますが無線ブロードバンドルーターを無線中継器として動作させる製品も登場している。 コンバーター機能は有線LANポートにLANケーブルを繋ぐことで、Wi-FiをLANの信号に変換してインターネット接続させる意味。中継機としてもコンバーターとしても利用できる。

無線中継器設定手順

とても簡単です。無線LAN親機のWPSプッシュスタートを押してから「WN-AX1167GR / WN-GX300GR」のWPSプッシュスタートを1秒程度長押しして離すだけ。後は無線LAN親機とWi-Fi接続したい端末のちょうど中間位置に本製品を電源を入れて設置するだけです。 無線中継できる親機はIOデータ製品はもちろんNTTやAtermやBuffaloにエレコム&ロジテックそれにコレガやプラネックスの無線LAN親機の電波を中継する事が出来る。 補足、IEEE802.11acの5GHz帯を中継させたい場合は手動で設定する必要があります。 まず「WN-AX1167GR / WN-GX300GR」本体後ろにある動作モード切り替えスイッチを「カスタム」に切替えて5分待ちます。 2016-io360-0010
 

パソコンと「WN-AX1167GR / WN-GX300GR」を繋ぎます。無線LANでも有線LANでもどちらでも構いません。インターネット接続エラーになりますが無視して「http://192.168.0.1/」の設定画面URLを開きます。スマートフォンでも設定できるのですが詳細設定メニューのスタイルシートがスマートフォンに対応していないので表示が崩れる可能性があります。それから広告ブロック機能をブラウザにセットしていると正しく設定が反映されない可能性があるので広告ブロック機能は無効にしてください。
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設定画面が開いたら「インターネット」メニューを開いて、開いたページの「リピーターモード」にチェックを入れて「設定」ボタンをクリックして保存し5分待ちます。 補足、IEEE802.11acの5GHz帯を中継させるかたはこちらを参考に手動で設定します
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5分たったらパソコンを取り外しして、無線の電波を中継したい無線LAN親機の近くに持って行って電源を入れます。無線LAN親機のWPSプッシュスタートを押してから「WN-AX1167GR / WN-GX300GR」のWPSプッシュスタートを1秒程度長押しで(概ね1分-2分)設定完了です。 注意事項としては 「WN-AX1167GR / WN-GX300GR」のWPSプッシュスタートを3秒以上長押ししてはいけないと言う点です。3秒以上WPSボタンを押すとSSID/暗号キーコピーモードが起動する為上手く中継設定が出来ない恐れがある為。
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WPSボタンの横にあるLEDランプが遅い点滅から点灯に切り替わったら中継設定完了です。後は電波を強くしたい場所と無線LAN親機のちょうど中間地点に設置して電源を入れれば無線LAN親機のWi-Fi電波を強くしてくれるはずなのでご確認下さい。
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IEEE802.11acの5GHz帯を中継する場合

5GHz帯の無線電波を中継させるには手動で設定する必要があります。 まずパソコンにMagicFinderをダウンロードしてください。MagicFinderをダウンロードしたらダブルクリックして解凍します。解凍が完了したらデスクトップ画面にMagicFinderのフォルダがあるので開きます。
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MagicalFinder.exeをダブルクリックして起動します。
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MagicFinderが起動します。通常「ブラウザ」ボタンをクリックするとIOデーターの中継器設定画面が出るのですが、IPアドレスが自己割当の169~から始まっている場合は先に中継器のIPアドレスを固定してあげる必要があります。
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ブラウザボタンをクリックしても「IP固定が正しくおこなわれていないため、ブラウザにより設定画面を正しく開くことが出来ません。IP設定を先に実行して下さい。」と表示されてしまう場合は「IP設定」ボタンをクリックしてください。
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IP設定ボタンをクリックするとログイン画面が出ます。通常IOデータの製品はパスワード設定されていないので空欄のままOKをクリックするとIP設定画面が出ます。
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無線LAN中継器のIPアドレス設定画面です。 このコンピューターのIPアドレスの一番最後の値を200に変更して固定してしまいましょう。 例えばパソコンのIPアドレスが192.168.1.10なら10を200に変更します「192.168.1.200」。 私のパソコンのIPアドレスは192.168.2.111なので111を200に変更するので「192.168.2.200」としました。 サブネットマスクは通常255.255.255.0で大丈夫です。デフォルトゲートウェいの設定は不要。設定出来たらOKをクリックして保存。
2016iocnv0013 元のMagicFinderの画面に戻るのでブラウザボタンをクリック。
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以下の様に無線中継器の設定画面が出るので「無線設定」を開いて「接続設定」を開きます。 開いたページの接続先帯域を「5GHz」にチェックを入れます。
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次に「接続先検索」をクリック。
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ポップアップページに検出したSSID一覧が表示されます。無線中継したい無線LAN親機のSSIDを探します。尚、SSIDと暗号キーが必要になります。無線LAN親機のSSIDと暗号キーの調べ方は当サイトのWi-Fiつなぎ方の機種別ページを参照下さい。
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必ず中継したい帯域のSSIDである事をご確認下さい。間違いなければチェックを入れます。
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ページを下にスクロールして「接続」ボタンをクリック。
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中継する無線LAN親機の暗号キーを入力して「設定」をクリックします。
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ステータス画面に切り替わります。一応これで設定作業完了です。 補足、ステータスに肝心の無線中継情報が出ません。何度設定確認しても未接続のままになってしまいます。 Pocket WiFiの501HWを所有していたのでそちらの方でも5GHz帯を中継できているかを確認したのですが、IOデータ側の中継器側ステータスにはやはり何も表示されてなかったのですが501HW側に接続端末数1と表示され接続端末情報にWN-AX1167GRの5GHz側のMACアドレスを確認できたので、WN-AX1167GRステータス側には何も表示されていなくとも問題なくWi-Fi中継できていることを確認できました。 WN-AX1167GRステータスに表示されている5GHz側無線LANチップのMACアドレス。 2016iocnv0025
501HWの接続端末に表示されていたMACアドレスとWN-AX1167GRの5GHz側無線LANのMACアドレスと一致。
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