MSI RadiX AX6600 Wi-Fiルーターの特徴とポート開放設定の説明

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チップセットメーカーがリリースしたMSI RadiX AX6600 Wi-Fiルーターの特徴

MSIと言えばマザーボードやグラフィックカードを取り扱う事で老舗メーカーで、この度ゲーミングルーター「RadiX AX6600」を2023年2月リリース致しました。

RadiX AX6600の特徴はWi-Fi6規格でIEEE802.11ax(b/g/n/a/ac含む)規格まで対応しますが、最新の6MHzは対応していません。本体CPUにヒートパイプ+ヒートシンク冷却機能を取り入れているので連続した無線通信による熱処理に長けたWi-Fiルーター仕様になっており、さらにOFDMA(多重通信最適化)・ビームフォーミング(電波最適化)・MU-MIMO(多重電波インターフェース)・AI QoS(トラフィック容量最適化)に対応し多くのデバイスにゲームネットワークの範囲を拡張するための強化技術を採用。

一番の特徴はやはり冷却機能だと言えるのだが、未だ802.11axに対応した端末が少ないので2023年時点では余りメリットがあるとは言えないしv6プラスやDS-Lite(PPPoEは対応しています)に対応していると明記していないので、ご購入前に必ず確認頂く必要があります。

802.11beが2024年にメジャー化を目指しているので、それと同時期にPS6や任天堂スイッチ2が対応してくるのでそれまで待ったほうが個人的には思う次第です。

ただ、オンラインゲーム(Wi-Fi環境)していてルーターがよく落ちてしまうと言う方にはおすすめできる製品(高機能チップセットメーカー製品なので冷却機能は長けている)です

RadiX AX6600

RadiX AX6600 スペック

MSI RadiX AX6600(2023年2月発売)
Wi-Fi対応規格 IEEE802.11b/g/n/a/ac/ax (2.4GHz/5GHz対応)
5GHz帯無線LAN最大速度(IEEE802.11ax規格) 4840Mbps(SSID-2側は1201Mbps)
2.4GHz帯無線LAN最大速度(IEEE802.11ax規格) 574Mbps
有線WANポート 2.5Gbps 又は 1Gbps (ルーター設定画面で指定する必要がある)
有線LANポート 2.5Gbps (1ポート)&1Gbps (3ポート)
Wi-Fi設定方法 QRコードまたはWPSプッシュスタート(手動でも設定可)
メッシュWi-Fi 非対応
アンテナ数 6本
同時接続台数 36台
QoS AI・QoS対応
LAN以外のインターフェース USB3.2 Gen1ポート ×1

ルーターの設定画面を開く方法

このルーターの設定画面を開くには「http://msirouter.login」URL欄に入力してEnterキー、ログイン画面が表示されたらルーター本体の設定シールにユーザー名とパスワードが記載されているのでそれを入力すると設定画面を開くことができます

MSI RadiX AX6600の資料

WAN側のLANケーブルを2.5Gbps又は1Gbpsへ差し込んだら以下の動画を参考にルーター設定画面で選択する必要がります。

設定メニューは「Advanced」>「WAN Settings」

IPアドレスを固定する(ポートを開放する準備)

ポート開放するにはまずIPアドレスを以下の様に固定してください。

  • IPアドレス 192.168.10.30
  • サブネットマスク 255.255.255.0
  • デフォルトゲートウェイ 192.168.10.1
  • 優先DNS(プライマリDNS) 8.8.8.8
  • 代替DNS(セカンダリDNS) 192.168.10.1

任天堂スイッチやDVR等の防犯カメラは以下の様に固定できます。

  • IPアドレス 192.168.010.030
  • サブネットマスク 255.255.255.000
  • デフォルトゲートウェイ 192.168.010.001
  • 優先DNS(プライマリDNS) 008.008.008.008
  • 代替DNS(セカンダリDNS) 192.168.010.001

ポート開放する

ルーター設定メニューの「Advanced」を開いて、上のメニュー「Port Forwarding」(ポート転送)を開きます。

こちらがポート開放するポート転送設定のメニューです。尚、任天堂スイッチやプレイステーションのポート開放はDMZを設定すると良いでしょう。

ポート開放設定例はTCP(プロトコル)/80(ポート番号)を使って説明致します。

必要に応じてプロトコルと番号を変更を加えて設定頂くと良いでしょう。

  • Rule Name(ルール名) any
  • IP Address 192.168.10.30(ポート開放する端末のIPアドレス)
  • Protocol(プロトコル) TCP(TCPかUDP不明な場合はBOTH・両方を選択)
  • Public Port 80(待ち受けポート番号)
  • Private Port 80(転送先ポート番号)
  • Inbound Filter Allow All(接続リクエストはすべて許可する)
  • 最後のAddボタンをクリックして保存。

以上です。

尚、こんな設定もできる。

例えば、LAN内で80番で運用する防犯カメラが2台あります。しかしながらポート開放ルールとしてはポート開放できる番号は一つだけなので、一台は前述のTCP/80の設定でポート開放できるがもう一台が設定できない

そんな時はポート変換を利用します。

2台目の防犯カメラは80番のままで構わないのだが外部アクセスするときだけ8080を付加するルールにすると良いでしょう。

以下の様にPublic Portを8080にしてあげることで2台目の防犯カメラも外部アクセスできるようになります。

  • Rule Name(ルール名) any2
  • IP Address 192.168.10.30(ポート開放する端末のIPアドレス)
  • Protocol(プロトコル) TCP(TCPかUDP不明な場合はBOTH・両方を選択)
  • Public Port 8080(待ち受けポート番号)
  • Private Port 80(転送先ポート番号)
  • Inbound Filter Allow All(接続リクエストはすべて許可する)
  • 最後のAddボタンをクリックして保存。

外部から呼び出す場合は、例えば「http://bouhan.com」と言うことであれば後ろに「:」コロンを追加して指定ポートを追加「http://bouhan.com:8080」するとアクセスできるようになります。

DMZを設定する

任天堂スイッチやプレイステーションは沢山ポート開放しないといけないので、仮想グローバルIPアドレス接続ができるDMZを適用します。

尚、DMZとポート転送は併用できませんのでご注意ください。

ルーター設定メニューの「Advanced」を開いて、上のメニュー「DMZ」を開きます。

DMZ Settings「Disable」(無効)を「Enable」(有効)に変更してIP Addressに「192.168.10.30」を入力しSAVEボタンをクリックして保存

後は接続テストを行いNATタイプAに切り替わっていればポート開放成功です。

 

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