NEC無線LANルータWR9500Nのポート開放手順の説明です。公式マニュアルはこちら
WR9500Nの特徴としましては、1000BASE-Tに対応しているのでギガビットインターネット(au光ギガ、フレッツ光ネクスト、eo光ギガ)に最適です。対応する無線規格はIEEE802.11b/g/n/a、無線最大通信速度は450mbps。(専用の子機AtermWL300NC/WL300NU-AG/WL300NE-AGが必要)
その他の特徴としましては、WOL対応で外出先からパソコンをリモートコントロール起動させることができ、USBインターフェースを搭載するので、USBフラッシュメモリやUSB外付けHDDで簡単なNASの構築や、ホームIPロケーションサービスを有効化にすることで、USB対応WEBカメラをWR8600Nに繋いで自宅の様子をスマートフォンや外出先のパソコン又は携帯から見ることが出来ます。(簡易ネットワークカメラ機能)
ホームロケーションIPアドレス、Aterm本体のホスト名として利用できるアドレスです、http://任意の番号.home.aterm.jpとなる様子です。自宅のカメラやUSBメモリ/NASへのアクセスは予め設定されているポート番号を付加することでそれぞれのデバイスへ簡単にアクセス可能です。
アマゾンのユーザーレビューも参考にAtermWR9500N PA-WR9500N-HP
設定の準備
まずポート開放するパソコンやその他クライアントのIPアドレスを固定してしまいます。
以下の様にIPアドレスを固定した状態で説明させて頂きます。(Windows7)
IPアドレス:192.168.0.80
サブネットマスク:255.255.255.0
デフォルトゲートウェイ:192.168.0.1
優先DNS:192.168.0.1
代替DNSは空欄のままで構わないです。
設定完了しましたら、必ずパソコンを再起動してください。
もしも、上記の設定を行ってWEBページが見れなくなった場合、DNSアドレスをプロバイダ指定のDNSに書き換えてください。WEBサイトが見れない
ポート開放の手順説明
以下のアドレスをInternetExplorer等のブラウザアドレス欄に以下の番号を入力されEnterキーを押します。
http://192.168.0.1 又はhttp://web.setup/
以下の様にログイン画面が表示されます
ユーザー名 admin
パスワード **** と何か最初から入っている場合はそのままOKボタンをクリックしてログイン試行下さい。もしも空欄である場合は任意に設定されたパスワード又はadminでログイン試行下さい
注)ルータの設定画面が表示出来ないエラーの場合はこちらを参照下さい。
次にルータ設定メニューの「詳細設定」から「ポートマッピング設定」をクリックします。
ポートマッピングの設定画面が表示されたら追加ボタンを選んで、NATエントリ追加の画面を表示しそちらのほうにポート開放設定を作成します。
以下のNATエントリ追加の項目に必要な情報を入力します。入力項目の説明は以下の通りです。
- LAN側ホスト:ポート開放するパソコンなどの機器のIPアドレスを指定
- プロトコル:アプリケーション側指定のTCPまたはUDPを選択します
- プロトコル番号:例えばPPTP着信させる場合は47を指定
- ポート番号:ポート開放したい数値を1-65535までを指定することが出来ます。anyにチェックを入れたままだと1-65535まで全てと言う意味になります。
- 優先度は1-50までどの設定を優先するのかを指定します。
NATエントリ追加の説明(ポートを開放する)
設定サンプルにWEBサーバの80番ポートを開く設定を作ってみましょう、こちらのANHTTPDがあれば正しくポートが到達するかを確認する事が出来ます。
- LAN側ホスト:192.168.0.80
- プロトコル:TCP
- ポート番号のanyのチェックを外します。「80」-「80」と指定
- 優先度は1を指定
入力できましたら設定ボタンをクリック。設定が完了したら必ず保存ボタンをクリックしてルータへの設定反映作業を完了してください。エントリチェックし保存を御覧ください
範囲設定連続する又は大きく範囲指定されている場合、例えば任天堂のオンラインコンテンツでUDPポートを全て設定する場合手動であれば下記の様に設定出来ます。
- LAN側ホスト:192.168.0.80
- プロトコル:UDP
- ポート番号のanyのチェックを外します。「1」-「65535」と指定備考:anyチェックのままでも同じ設定になります
- 優先度は1を指定
入力できましたら設定ボタンをクリック。設定が完了したら必ず保存ボタンをクリックしてルータへの設定反映作業を完了してください。エントリチェックし保存を御覧ください。注意点、範囲設定を行った場合その範囲内にあるポート番号を別のLAN側ホストへ一つでも割り当てすることは出来ません。
設定を反映する
設定完了出来ましたら以下の手順で設定をルータに反映させて下さい。
後はパソコン側のファイヤーウォール設定関連の解除もしくは許可設定を行って作業完了です。上サンプルに開放したい任意のポート番号を割り当てれば他のポートも同手順で開放する事が出来ます。
説明は以上です
その他の説明
- UDP
- DMZ(PS3やXBOXのポート開放はDMZで適用下さい)
- ストリーミング
- カメラファイルサーバへ接続設定
- WOL
- Wi-Fiつなぎかた
コメント
パスワードを忘れてしまったのですが
ルーターの管理者パスワードを忘れてしまった場合は初期化するしか無いのですが、初期化したら再接続設定やWi-Fi設定が必要になる場合があるので安易に初期化はしないほうがいいです。