Wi-Fiデュアルバンド中継対応マルチルータWG1200HPポート開放手順の説明です。

NECから無線ブロードバンドルータなのですが、どちらかと言うと無線中継器としての使い勝手が魅力的な製品WG1200HPが発売されました。この製品の特徴はルータだけでは無く無線LAN中継器とコンバーターとしても使えて、特に無線中継機能が優れていて2.4GHz/5GHz帯の電波をマルチバンド中継してくれる機能を持ちます。今までの無線中継器は2.4GHzか5GHz何れかしか電波中継出来なかったのですが本機は二種類の無線LANの電波を増幅中継させる事が出来ます。
無線LAN側の機能は2.4GHz/5GHzデュアルバンド対応です、5GHz側はIEEE802.11a/n/acに対応し802.11acモードで繋ぐことが出来れば最大867Mbpsの無線LANを速度でインターネットを繋ぐことが可能です。2.4GHz側はIEEE802.11b/g/nに対応し最高速は802.11n倍速モードで300Mbpsの速度を提供する事が出来ます。また無線LANなのですが超簡単かざすだけで設定できるらくらくかざしてスタート（iOS利用不可）を利用できる他、本体のプッシュボタンで簡単にWi-Fi設定出来るらくらく無線スタートとWPS方式に対応します。
有線WAN/LAN側のスペックは1000BASE-Tまでの対応となりますので1000Mbps全二重（上り側も下り側も1000Mbps）接続させる事が出来ます。

ルータ機能以外のサービスは残念ではありますが装備しません。USBポートを持たないですし有線LANポートx3と有線WANポートx1とどちらかと言うと有線LAN環境にも余り便利だと言える装備では無い。HUBが実質必要になるものと言えます。その他こども安心タイマー等の子供がインターネットへ依存する事を回避させる事が出来るサービスを持ちます。個人的にはとても広いフロアや四階建て等で無線LANの電波を遠くまで行き届かせる為に本機を一台親機として設置して必要に応じて中継器用に数台用意する等の無線LAN環境を構築しやすく出来る製品だと言えます。その他の使い勝手に付きましてはamazonのWG1200HPユーザーレビューが参考になると思います。
補足、防犯カメラやNASに最適な環境を提供するホームIPロケーション（DDNSサービス）は非対応です。

設定画面を表示する

以下のアドレスをInternetExplorer等のブラウザアドレス欄に以下の番号を入力されEnterキーを押します。

　又はhttp://aterm.me/（備考、アクセスポイントモード又はブリッジモードで動作している場合はこのURLでは開きません。こちらを参考に設定画面が開くかお試しください。）以下の様にログイン画面が表示されます。ゲーム端末で設定する方は下記を参考にゲーム端末用ブラウザから設定画面を開いて作業下さい。

• プレイステーション3 ルータの画面を開く方法
• WiiUでルータの設定画面を開く手順の説明

ユーザー名　admin
パスワード　****　と何か最初から入っている場合はそのままOKボタンをクリックしてログイン試行下さい。もしも空欄である場合は任意に設定したパスワード又はadminでログイン試行下さい。設定画面が開いて、無線関係の設定はこちらからWi-Fiつなぎかたを参照下さい。

設定画面表示URLでエラーページを表示できませんとなる場合は、以下のURLでアクセス出来ないかをお試しください。

• http://192.168.1.210
• http://192.168.0.210
• http://192.168.3.210
• http://192.168.24.210

確認頂いたIPアドレスの一番後ろの数字を210に変更する事で設定画面を表示する事が出来ると思います。例、192.168.3.2のIPアドレスだった場合は、http://192.168.3.210のURLで設定画面にアクセス出来ると思います。
上記でも開かない場合はこちらを参照下さい。

設定の準備

まずポート開放するパソコンやその他クライアントのIPアドレスを固定してしまいます。以下の様にIPアドレスを固定した状態で説明させて頂きます。

• Windows 7
• Windows 10

IPアドレス：192.168.10.201
サブネットマスク：255.255.255.0
デフォルトゲートウェイ：192.168.10.1
優先DNS：192.168.10.1
代替DNS：不要です。空欄で構いません。
設定完了しましたら、必ずパソコンを再起動してください。
もしも、上記の設定を行ってWEBページが見れなくなった場合、DNSアドレスをプロバイダ指定のDNSに書き換えてください。WEBサイトが見れない

ポート開放の手順説明

詳細設定を開き、ポートマッピングと言うメニューを開いて下さい。

補足、もし上記のメニューがない場合は詳細モードに切り替えるボタンをクリックするとポートマッピングメニューが出ると思います。

ポートマッピング設定に必要な情報を入力してポート開放を行うことが出来ます。

 
入力項目説明です

1. IPアドレス ポート開放したい端末のIPアドレスを指定する項目です。例、192.168.10.201
2. プロトコルはアプリケーション側指定のTCPまたはUDPを選択します。
3. ポート範囲はポート開放したい数値を1-65535までを指定することが出来ます。例「80」-「80」とすると防犯カメラやNASのファイルサーバーへのアクセスを可能としたりする事が出来ます。
4. コメント 任意の説明を入力します。例PC-Server
5. 入力できたら設定

以下の用に入力した情報がNATエントリ一覧に追加されれば作業完了です。

WEBサーバポート開放設定例

設定例としましてカスタムサービスの追加からWEBサーバのポート開放設定をご覧ください。ポートチェックを行う場合は、ANHTTPDならインストール不要でWEBサーバを動作させてポート開放出来ているかを確認できるので便利です。必要な番号と、プロトコルをそれぞれ変更して任意の設定を作成できます。

1. IPアドレス 192.168.10.201
2. プロトコル TCP
3. ポート範囲 「80」-「80」
4. コメント any
5. 入力できたら設定

その他のポート開放設定例

minecraftのサーバ設定例。

1. IPアドレス 192.168.10.201
2. プロトコル TCP
3. ポート範囲 「25565」-「25565」
4. コメント any
5. 入力できたら設定

ご質問の多いUDPポートの設定です。以下はMinecraftPEの19132/UDPの設定です。

1. IPアドレス192.168.10.201
2. プロトコル、UDP
3. ポート番号、anyのチェックを外す「19132」-「19132」
4. 優先度1
5. 入力できたら設定

 
設定を追加出来ましたら、UDPポートチェックツールを取得して手動ポート19132と入力し回線チェックして下さい。
説明は以上です。

その他の説明

• Wi-Fiつなぎかた
• コンバーターと中継器として使う説明
• マニュアル