エレコムから2015年7月下旬に発売された比較的価格の安いIEEE802.11ac対応ギガビットブロードバンドルータWRC-F1167ACFとWRC-733GEBK-Iとギガビットインターネットには対応するが2.4GHz帯しかサポートしないWRC-300GHBK2-Iのポート開放手順の説明です。注意事項、まずルータを買ったらパスワードが脆弱(admin統一の為クラックされやすい)なので変更して下さい。詳しくは、ルータのアクセスパスワード変更手順を参照下さい。
こちらがWRC-733GEBK-I/WRC-F1167ACFです。見た目の違いは5GHz帯の無線LANアクセスランプがあるか無いかの違いのみです。
WRC-300GHBK2-I本体です。アクセスを示すLEDランプが3つしか無い事がわかります。
無線ルータの特徴
WRC-F1167ACF | WRC-733GEBK-I | WRC-300GHBK2-I | |
有線LAN最大速度 | 1000Mbps | ||
5GHz帯無線LAN最大速度(IEEE802.11ac規格) | 867Mbps | 433Mbps | 非対応 |
2.4GHz帯無線LAN最大速度(IEEE802.11n倍速モード) | 300Mbps 倍速モード非対応端末は150Mbps | ||
対応無線LAN規格 | IEEE802.11b/g/n/a/ac | IEEE802.11b/g/n | |
簡単無線LAN設定 | WPSプッシュスタート対応 | ||
対応無線周波数 | 2.4GHz/5GHz マルチバンド | 2.4GHz帯のみ対応 | |
アンテナ数(内蔵) | 2.4GHzx2本 5GHzx2本 計4本 | 2.4GHzx2本 5GHzx1本 計3本 | 2.4GHzx2本 |
LANポートのクロスストレート切り替え機能 | Auto MDI/MDI-X (自動でストレートとクロス切り替え機能付き) | ||
対応インターネット | 各種光回線。マンションとアパート備え付けインターネット。PPPoE接続が必要なフレッツ(光/ADSL/隼/ネクスト)、eo光対応。YAHOOB。各種CATVインターネット。PPPoEは2セッション対応です。 | ||
動作モード | ブロードバンドルータ以外の使い方として、無線中継機と無線LANコンバータとして動作させる事が出来ます。 | ||
搭載サーバー機能 | 無し | ||
消費電力 | 8W | 3.4W | 4.1W |
ルータ以外の機能としては中継器それに子機モードとして動作可能ですが、USBポートは持たないです。DDNSサービスは標準搭載しますので、自宅サーバーやNASを使ったクラウド環境、それにネットワークカメラ導入の方には利便性は良いです。利用可能なDDNSサービスはクリアネットです。
設定画面を表示する
ルータの設定画面を表示するには、ブラウザのアドレス欄にhttp://192.168.2.1/と入力してEnterキーを押して下さい。
以下のログイン画面から次の情報を元にログイン下さい。ユーザー名:admin、パスワード:adminと入力してログインすれば設定画面を表示する事が出来ます。
ログインできたらステータス画面が出ます。赤い枠のWAN側IPアドレスをまず確認して下さい。ここに表示されているグローバルIPアドレスと同じならポート開放できます。同じでない場合はプライベートIPアドレス契約か二重ルータ環境です。
もしも設定画面が出ない場合はご確認下さい。無線LAN親機本体の後ろのスイッチがAP側だとhttp://192.168.2.1/へはアクセス出来ないのでRT側にスイッチを切り替えて5分待ってパソコンを再起動させて見て下さい。
RT側にモードスイッチを切り替えてもログインページを表示できない等のエラーの場合、こちらのルータにログイン出来ないを参照下さい.。
問題なく設定画面が開いたら、ポート開放する方は以下を参照。無線LAN設定関連の方はこちら
準備 IPアドレスを固定する
ポート開放するクライアント(パソコンなど)のIPアドレスを固定します。
IPアドレス:192.168.2.20(デフォルトDHCPサーバ割り当て範囲は192.168.2.100から192.168.2.200となります。)
サブネットマスク:255.255.255.0
デフォルトゲートウェイ:192.168.2.1
優先DNS:192.168.2.1
代替DNS:8.8.8.8
固定できたら必ずパソコンを再起動してください。
ポート開放を行う
設定画面が開いたら、上の設定メニューから”ファイアウォール設定”メニューを開き”ポートフォワーディング”を開きます。
注意、ポートフォワーディング設定ですが登録できるのは3つまでの設定となります。複数ポート番号設定頂く必要が有る場合はDMZを使うか別のブロードバンドルータとお取り替え下さい。
項目の説明
- ローカルIPアドレスはポート開放するパソコンやプレイステーション等のIPアドレスです。例、192.168.2.20
- タイプはプロトコルを指定します。TCPまたはUDPまたはその両方を選択できます。
- ポートはポート番号です。例、80
- コメントは特に必要ありません。一体どの設定だったのか分かる程度で良いです。
- 最後に追加ボタン
- 適用をクリックして案内に従って再起動で完了です。
設定サンプル
基本的なWEBサーバもしくはネットワークカメラ用の80/TCPポートの設定例です。ポートチェックを行う場合は、ANHTTPDならインストール不要でWEBサーバを動作させてポート開放出来ているかを確認できるので便利です。
- ローカルIPアドレス、192.168.2.20
- タイプ、TCP
- ポート、80
- コメント、camera
- 追加
- 適用
Minecraftサーバの設定例です。
- ローカルIPアドレス、192.168.2.20
- タイプ、TCP
- ポート、25565
- コメント、mtsv
- 追加
- 適用
UDPポートの設定です。マインクラフトPEの19132番で説明します。
- ローカルIPアドレス、192.168.2.20
- タイプ、UDP
- ポート、19132
- コメント、any
- 追加
設定を追加出来ましたら、UDPポートチェックツールを取得して手動ポート10800と入力し回線チェックして下さい。
説明は以上ですが、どうもうまく出来ない、設定手順がわからない場合は気軽にコメント欄までご質問下さい。
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