WZR-1166DHPにはWBモードと言う無線LAN電波中継装置としても利用することが可能です。バッファロー製品の無線LANの中継も可能ですし、AtermやPlanex、ロジテックやコレガ、それにNTTの無線LAN親機の中継器として利用することが可能です。またWBモード時有線LANポートも利用でき、無線LANコンバータとして利用することも可能です。備考、他社製品の電波中継器として利用する場合は802.11ac通信は出来ない場合があります。またバッファローサポート外となります。同製品を二台用意され一台は親機として、もう一台は中継器として利用される場合はサポートを受けることが出来ます。
動作モード切り替えボタンの説明
ルータ背面にありますAP/WBのスイッチを切り替えます。WB位置に切り替えたら2分ほど待ちます。その上でAOSSボタンを使って、無線LAN親機と繋ぐのですが、もし一階と三階と離れている場合は一時的に無線LAN親機の近くに持ってきてAOSSボタン作業またはWPSボタン作業を行なってから、所定の位置に無線中継場所に設置しなおして下さい。遠いとどうしても自動設定時間切れに陥りやすいですので。
主なWPSとAOSS等のプッシュスタートに対応する無線親機の説明です。
- LAN-WH300N/DR(エレコム/ロジテック)
- WZR-HP-G450H(バッファロー)
- CG-WLR300GNH(コレガ)
- WN-AG300DGR(IOデータ)
- MZK-WG300DX(プラネックス)
各メーカー別WPS/AOSSボタン位置を確認したら、まずWZR-1166DHPのAOSSボタンを本体前面にある電波ランプが早い点滅を二回繰り返すまで長押しします。
次に、無線親機となるAOSS対応無線ルータまたはWPS対応無線ルータの無線設定ボタンを5秒程度長押しして離します。メーカーによってボタンの場所が異なるので、説明書をご覧ください。
WZR-1166DHPの無線電波ランプが橙色点灯に切り替われば、無線中継設定完了となります。
もしもつながらない場合、念の為無線親機を認識しているかを確認下さい。WZR-1166DHPに有線LANで繋いで、設定画面を開いて頂いて(こちらの説明を参照)。詳細設定メニューを開きます。
無線設定メニューより、無線中継機能(WB)を開き、図の様にSSIDとセキュリティを取得しているかを確認、赤い印の場所が空欄であればWPS/AOSS設定が失敗していることになります。作業を最初からやり直して下さい。表示されているにも関わらずインターネットにつながらない場合(中継やコンバータが機能しない)は、端末のIPアドレス設定が自動取得に切り替わっていない可能性があります。それぞれの端末のIPアドレスを自動取得に切り替えて頂いて端末を再起動してみて下さい。
手動で無線親機のSSIDと暗号化キーを設定する
無線親機がWPSにもAOSSにも対応していない場合は、手動設定頂く必要があります。まず、一般的な無線親機のWi-Fiつなぎ方を参考にSSIDと暗号化キーを控えて下さい。
- RT-400NE(NTT)
- WR8700N(NEC)
- トリオモデム3-G plus(YAHOOBB)
- FON
- WAP/WRT 54G(シスコ/lincsys)
- WNDR4500(NETGEAR)
- WH802S(コミュファ、ピカラ)
- GL04P(イーモバイル)
- eo光
- BL900HW(au/ホームゲートウェイ)
- au Wi-Fi WALKER LTE(auモバイル)
- HW-01C(DOCOMO)
- 任天堂Wi-Fiアダプタ
- URoad-8000(WiMAX、Atermは上のNEC共通です)
- 102HW(ソフトバンク)
WBモードに切り替えると、WZR-1166DHPのIPアドレスは、http://192.168.11.100/のIPアドレスへと切り替わります。通常手順ではアクセス出来ないので、ユーティリティをダウンロード及びセットアップして、図のエアーステーション設定ツールから設定画面を開くか
設定画面を開くを選ぶと、バッファローログイン画面を開くことが出来ます。ユーザー名はadmin、パスワードはpasswordです。
設定画面が開かない場合、一時的にIPアドレスとサブネットマスクのみ下記の様に固定してみてください。(インターネットには繋がりません。設定完了までの間の措置です。)作業が終わったらIPアドレスは必ず自動取得に戻して下さい。
- IPアドレス:192.168.11.10
- サブネットマスク:255.255.255.0
- デフォルトゲートウェイ空欄
- DNSも両方空欄で構いません。
パソコン側のアドレスを固定する場合は参考にして下さい。
設定画面を開きたい端末のIPアドレスの固定が出来たら、http://192.168.11.100/を開いてみて下さい。ログイン画面が出たら以下のユーザー名パスワードでログインして下さい。
設定画面が開いたら詳細設定を開きます。
無線設定メニューより、中継機能を開き、手動設定をするボタンを選んで下さい。
検出先SSID一覧が表示されます。自分の所有する無線LAN親機のSSID名を探しクリックしてチェックを入れます。
チェックを入れたらページ下の選択ボタンをクリックします。
上記選択を選ぶと、ページ上表示に切り替わります。赤い警告は無視して大丈夫です。「入力項目に間違いがあります。場所:SSID、内容:未設定です」
SSIDと無線の認証と無線の暗号化項目は自動選択なので変更の必要はありません。確認頂いた無線親機に設定されている暗号化方式WPA-PSKやWEPキーを入力して下さい。
入力できたら、ページ下に移動して、決定ボタンをクリックします。
しばらくお時間置いてから、詳細設定の無線中継機能を再度表示し、該当の接続先SSID名とセキュリティーに情報の表示があれば作業完了です。後はWZR-1166DHPをコンバータとして使ったり、電波の届きにくい場所の中間地点に設置して無線LAN電波中継器として利用することが可能となります。
説明は以上です。
その他の設定
- ポート開放
- WAN側IPアドレスの確認(ポート開放できない、繋がらない問題の確認)
- 動作モードルータ/ブリッジ切り替え説明
- ユーティリティ/ソフトウェアダウンロード(子機モード設定時必要になると思います。)
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