Wi-Fi関係の問い合わせが増えてきたので全てのメーカーの無線LANを取り揃えたのですが、その中でも驚きの強い無線電波を出しす事が出来るコレガCG-WLR300NMのポート開放手順の説明です。無線電波のテストはこちら電波の強い無線LANでおすすめの製品を教えて欲しいを参照下さい。購入したのは2013年なのですが発売時期は2009年と実は旧型だったのです。購入価格は2980円と非常にコストパフォーマンスが良かったです。
余談ではありますがコレガの製品は昔から電波が強いのでもしかしたらこの製品も電波が強いかもと思ったのですがまさか1階から3階まで電波が届くとはと驚きました。他のメーカーは1万円前後する製品では無いと1階から3階まで電波が届かない事が殆どなのにさすがネットワーク機器の老舗アライドテレシスの製品ってすごいなと思いました。
CG-WLR300NMの特徴ですが、まずギガビットインターネットには不向きです。有線WAN/LAN側の速度が最大100Mbps(100BASE-TXまでの規格しか持ちません)全二重となります。導入出来ないわけではないのですが例えばフレッツ光隼の1Gbpsのフルスペックを活かすことが出来なくトラフィック損失を発生させてしまいます。ADSL回線やBフレッツ回線や後はマンションやアパートにもともとインターネット回線がありそちらの方にWi-Fi環境を導入したい等のLAN環境構築に向いている製品と言えます。無線LANのスペックは2.4GHz帯のみに対応し規格はIEEE802.11b/g/nで最大速度は802.11n倍速モード時300Mbpsとなるのですが、インターネット側の速度は最大100Mbpsしか出ないのでLAN内のみ限定の速度となります。発売時期は2009年と若干古いのですが(今もAmazonで売っていると思いますコレガの無線LAN)とても安いので個人的にはとてもお勧めの製品だと思います。
設定画面を開く
ブラウザにhttp://192.168.1.1/のURLを開くと設定画面を開くことが出来ます。
ログイン画面が表示されたら、ユーザー名にrootと入力し、パスワードは空欄のままログインしていただくと設定画面を表示することが出来ます。
もしもエラー「ページを表示できません」となる場合は本体の裏にある切り替えスイッチの1番をON側に切り替えて(ONでルータモード、OFFでブリッジモード動作として切り替えられます。2番のマルチAPの意味は2つSSID設定を持たせる事が出来るWi-Fi設定のスイッチです。)5分程してからパソコンを再起動して再試行下さい。
動作モードを切り替えてもルータの設定画面が表示出来ないエラーの場合はこちらを参照下さい。無線LANの設定をする方はこちらから参照下さい。
ポート開放設定を追加する
ポート開放したい端末のIPアドレスを固定してしまいましょう。コレガの製品はローカル側で余りIPアドレスが変動する事は少ないのですが接続先とするホストのパス(場所)が分からないと間違える恐れがある為。
IPアドレス:192.168.1.80
サブネットマスク:255.255.255.0
デフォルトゲートウェイ:192.168.1.1
優先DNS:192.168.1.1
代替DNSは空欄のままにしてください。
設定完了しましたら、必ずパソコンを再起動してください。
もしも、上記の設定を行ってWEBページが見れなくなった場合、DNSアドレスをプロバイダ指定のDNSに書き換えてください。WEBサイトが見れない
詳細設定メニューから、バーチャルサーバを開いて、必要な設定を入力して追加します。
バーチャルサーバーの設定例としましてNASやIPカメラそれにWEBサーバーが使うポート番号で説明します。ポートチェックを行う場合は、ANHTTPDならインストール不要でWEBサーバを動作させてポート開放出来ているかを確認できるので便利です。
- 接続先はプルダウンメニューから192.168.1.80を選んで下さい
- サービスはユーザー定義を選択します。登録されているサーバサービス名ありますが混乱するのでユーザー定義で説明します。
- ポート範囲はポート開放する番号です「80」-「80」
- プロトコルはTCPを選びます。
- 入力できたら登録ボタンを選んで作業完了です。
登録を選ぶとバーチャルサーバ項目に以下のように追加されるので、念の為”有効”と表示されているかをご確認下さい。以上で作業完了です。尚、登録できるバーチャルサーバ設定数は最大10です。10超える設定が必要な場合はDMZで対応下さい。
その他のポート開放設定例
minecraftのサーバ設定例。
- 接続先はプルダウンメニューから192.168.1.80を選択
- サービスはユーザー定義を選択します。
- ポート範囲は「25565」-「25565」
- プロトコルはTCPを選びます。
- 入力できたら登録ボタンを選んで作業完了です。
MinecraftPE版サーバを開始する場合は以下の通りです。
- 接続先はプルダウンメニューから192.168.1.80
- サービスはユーザー定義を選択します。
- ポート範囲は「19132」-「19132」
- プロトコルはUDPを選びます。
- 入力できたら登録ボタンを選んで作業完了です。
設定を追加出来ましたら、UDPポートチェックツールを取得して手動ポート19132と入力し回線チェックして下さい。
IPアドレスが出てこない場合
192.168.1.80と固定したのに接続先のプルダウンメニューから固定したIPアドレスが選択できない場合は端末との相性問題だと思われます。MACアドレス確認を参考に登録したい端末のMACアドレスを控えてコレガルータ側に登録してしまいましょう。
「LAN側設定」から「DHCPサーバーデーターベース」を開き、追加ボタンをクリックして登録画面を出します。
以下の様に追加してください。ここではDCHPサーバー割り当て範囲で固定してしまう説明を致します。なのでポート開放する時は接続先を192.168.1.50を選んで下さい。
- パソコン名、mypc
- IPアドレス、固定取得(DHCPクライアント)
- 192.168.1.「50」と入力下さい。
- MACアドレスの空欄に控えた16進数のマックアドレスを入力
- PCデータ追加をクリック
補足、固定設定(DHCP範囲外)を選択した場合、デフォルト割り当て範囲192.168.21から192.168.1.50以外を指定出来るのですが。接続タイプLANとWLANを指定する必要があります。有線LAN接続ならLANを選んで、Wi-FiならWLANを指定しますがMACアドレスも有線と無線で異なるので気をつけたほうが良いです。難しいと思うのでこちらを利用する場合は自己責任でお願い致します。
元の画面に戻ったら念のため設定ボタンをクリックして保存して下さい。後は端末再起動で192.168.1.50のIPアドレスを取得出来ているかを確認して下さい。