Wi-Fiも届かないしLANケーブルは通らない場所は電気コンセントで繋ぐPLCで対策
例えばモデムが1階にありパソコンが4階にあってとてもLANケーブルやWi-Fiの無線電波が届かない環境なら、電気コンセントで自宅の電気配線を通じてLANを構築できる機器PLCでモデムと繋いでインターネット接続させる事が出来ます。
PLCの通信速度はPHY上限の210Mbpsとされますが、LANポートのインターフェースは10BASE-T/100BASE-TXに対応する製品が殆どで、ルーターまたはモデムのインターフェースが最大100Mbpsの為、インターネット速度上限は100Mbps未満となります。
またPLC製品にも色々ありますが、発売当初はパナソニックやIOデータから幾つか製品リリースがあったのだが余り需要がないので現在ではTP-linkかTendaと言う中国メーカーが主流になっています。
何れの製品も左程大差はないので好みのメーカーの製品をご購入で問題ないです。後々のコストを考えて例えばPLCターミナル(子機)の価格が安い製品を選んで購入すれば、後にまたPCLLANで繋ぎたいインターネット接続機器が増えても安心して増設設置させる事が出来ます。
PCLスタータパック(最初は必ずマスター「モデムと繋ぐ親機」とターミナル「子機」のセット商品が必要です)
出典「https://www.tp-link.com/jp/home-networking/powerline/tl-pa4010-kit/」より
PCLインターネット接続イメージ
まずスタータパックを購入すると以下の二個セットのPLC機器が届きます。
一つはマスターでモデムと繋ぎます。一つはターミナルでインターネット接続をさせたいパソコンやインターネット接続対応の家庭用ゲーム機のある部屋に設置します。
モデムと繋いで、各パソコンやゲーム機等のクライアントと繋ぐ場合のイメージ
左側はモデムかルータの設置場所で、右側はモデムから離れたパソコン等を設置する部屋それぞれを通常の電気コンセントに差し込むだけです。
上記の環境に例えば、ターミナル部分に以下の様にHUBを入れて各クライアントをインターネット接続させることも可能です。ターミナルによってはLANを差し込むソケット部(LANポート)が複数存在する製品もあるので、LANポートが足りない場合は以下の様に増設することも可能です。
ターミナル設置イメージ
但し以下の部屋のターミナル設置イメージであれば、上図のマスターと繋いでいるモデムはルータ機能を必ず搭載している必要があります。
例えば、PLCを各部屋に配置した場合で以下の様にインターネット接続が可能なネットワークを構築したとした場合は、マスターに繋ぐのはルータでなくてはならないのでご注意下さい。今あるモデムにルータ機能があるのか無いのか不明な場合一度繋がっているパソコンからこちらのルータ不明を参照下さい。
ターミナルに無線LANを追加したい場合は以下の様に繋ぎます。繋ぐ事が出来る無線は何れのメーカーの無線でも構いませんがターミナル設置場所にパソコンがあるとも限らないのでプレイステーション3初めインターネット接続対応のゲーム機器だけのお部屋だと困難を来たすかもしれないので、無線LANを追加するならバッファロー無線がお勧めだと思います。AOSSボタンでパソコン不要でゲーム機をインターネット接続させる事が出来ます。図のサンプルは無線でのイメージなのですが、もちろんバッファロー 無線LAN(ルータ機能が有った方が無難)ならLANポートもあるので有線LANでパソコンやプレイステーション3をインターネットへ接続させる事が出来ます。
説明は以上です。
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