フレッツIPv6トンネル対応アダプタMA-100のポート開放手順の説明です。
備考、MA-100の場合2011年現在のPS3/PSP/DS/ipodなどがそのままではインターネットへ接続することが出来ません。6to4ルータを別途接続させる必要があります。
- MA-100取り扱い説明書
- 機能詳細説明書(自己解凍ファイル)
Contents
インターフェースIDを生成
IPv6プレフィックスに付加するクライアントアドレスをMACアドレスから生成します。
設定画面を表示する
MA-100の設定画面を表示するには、ブラウザのアドレス欄にhttp://[fe80::1]と入力してEnterキーを押して下さい。(備考、IPv6プロトコルに対応していないクライアントからは設定画面を開くことは出来ません。)
以下のログイン画面から次の情報を元にログイン下さい。
ユーザー名:user
パスワード:一番最初にMA-100を開いたときに自分で決めた任意のパスワードを入力
もしもログインページを表示できない等のエラーの場合、こちらのルータにログイン出来ないを参照下さい.。
IPv6プレフィックスを確認
IPv6のアドレスを確認します。プレフィックスの確認
情報のDHCPクライアント取得情報を開き、マスク長48bitにあるIPv6のWAN側アドレスを確認下さい。IPv6プレフィックスを控えます。(マスク長/48のプレフィックスは先頭より3プロックの値が該当します。)
プレフィックスとインターフェースIDを元にIPアドレスを固定
サーバ機やポート開放したいクライアント(パソコン等)のIPv6アドレスを固定する必要があります。
固定する値は、確認したプレフィックス値:0000:インターフェースIDとなります。
ポート開放を行う
設定画面が表示されたら詳細設定>セキュリティ>パケットフィルタ設定を開きます
パケットフィルタ設定の空いているエントリ番号を選択し、LAN→WAN、WAN→LAN方向二種類の通信許可設定を作成すればポート開放されます。サンプルとしてWEBサーバ80番ポート開手順で説明します。ポートチェックを行う場合は、ANHTTPDならインストール不要でWEBサーバを動作させてポート開放出来ているかを確認できるので便利です。
WAN→LAN方向の許可
外部からLAN内へ通信を許可する設定の説明です。任意のエントリ番号を選んで以下の様に通信を許可します。
- ルールNo:重複無いように。1-999までを指定出来ます。
- 通信方向:WAN→LAN
- 接続インターフェース名:PPPoEインターフェース
- TCPフラグ:指定しない
- 送信元IPv6プレフィックス/プレフィックス長:any/any
- 宛先IPv6プレフィックス/プレフィックス長:固定したクライアント側のIPv6アドレス/128
- プロトコル:TCP
- 送信元ポート:80
- 宛先ポート:80
- セキュリティログ保存の可否:任意、空欄でも良い
- フィルタ種別:通過
- ICMPv6タイプ:any
- ICPMv6コード:any
LAN→WAN方向の許可
サーバ側から外部への通信を許可する設定です。
- ルールNo:重複無いように。1-999までを指定出来ます。
- 通信方向:WAN→LAN
- 接続インターフェース名:PPPoEインターフェース
- TCPフラグ:指定しない
- 送信元IPv6プレフィックス/プレフィックス長::固定したクライアント側のIPv6アドレス/128
- 宛先IPv6プレフィックス/プレフィックス長:any/any
- プロトコル:TCP
- 送信元ポート:80
- 宛先ポート:80
- セキュリティログ保存の可否:任意、空欄でも良い
- フィルタ種別:通過
- ICMPv6タイプ:any
- ICPMv6コード:any
説明は以上です。
尚、現行のIPv4での通信サービスやサーバにつきましては、IPv6プロトコルを実装しないとMA-100に直接繋いで通信させることは出来ません。下記の様に別途IPv4対応ブロードバンドルータが必要になります。設定の方につきましてはIPv4ブリッジ方式を用います。
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