IPv6ポート開放時に必要なインターフェースIDをMACアドレスより生成する手順の説明です。専門的な説明ではありません、フレッツ光ネクストユーザー様向けに簡単に説明していますので専門性を求められている方にはお役に立てないです。
公開するサーバ機のMACアドレスを確認
拡張bitを追加する
確認頂いたMACアドレスは48bitとなるのでこのままではインターフェースIDとして使えないので拡張bit(ff-fe)を付加し64bitに変換ます。
サンプル、確認したMACアドレス5f-4e-3d-01-02-03(48bit)、24bit別に次のように分割し、分割された間に拡張bit(ff-fe)を付加します
カンパニーID | 拡張識別番号 |
5f-4e-3d | 01-02-03 |
拡張bitを追加
カンパニーID | 拡張bit | 拡張識別番号 |
5f-4e-3d | ff-fe | 01-02-03 |
u/lビット反転
64bitに変換したMACアドレスなのですが、そのままでは使えないので先頭から7番目のu/lビットを逆に置き換える必要があります。
- 0なら1
- 1なら0
先頭から7番目のu/lビット反転は、16進数5fを二進数に置き換えます1011111
カンパニーID | 拡張bit | 拡張識別番号 |
5f-4e-3d | ff-fe | 01-02-03 |
1011111(5f二進数置き換え) |
先頭から7番目の1を0に置き換えます、1011111→1011101。16進数に置き換えると5dとなります。
なのでIPv6インターフェースIDは以下の通りになります。
- 5d-4e-3d-ff-fe-01-02-03
16進数表記で16bitで区切る
5d-4e-3d-ff-fe-01-02-03を16bitで区切ります。
- 5d4e:3dff:fe01:0203
以上でIPv6インターフェースIDの生成完了になるのですが、例えばMA-100の指定にあるIPv6プレフィックスに付加させてパケットフィルタルールに適用等で用いることが出来るようになります。
u/lビット反転サンプル
二進数表記で分り辛いと思いますので早見表を作ってみました。
16進数 | 2進数表記 | 反転値2進数表記 | U/Lビット反転値16進数 |
00 | 00000000 | 00000010 | 02 |
01 | 00000001 | 00000011 | 03 |
02 | 00000010 | 00000000 | 00 |
03 | 00000011 | 00000001 | 01 |
04 | 00000100 | 00000110 | 06 |
05 | 00000101 | 00000111 | 07 |
06 | 00000110 | 00000100 | 04 |
07 | 00000111 | 00000101 | 05 |
08 | 00001000 | 00001010 | 0a |
09 | 00001001 | 00001011 | 0b |
0a | 00001010 | 00001000 | 08 |
0b | 00001011 | 00001001 | 09 |
0c | 00001100 | 00001110 | 0e |
0d | 00001101 | 00001111 | 0f |
0e | 00001110 | 00001100 | 0c |
0f | 00001111 | 00001101 | 0d |
説明は以上です
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