2.4GHz/5GHz帯の空いているWi-Fiに自動的に切り替えるサービス「バンドステアリング」の設定説明。
バンドステアリングは2.4GHz帯(主にIEEE802.11n/最高速度300MbpsもしくはIEEE802.11g/最高速度54Mbps規格でWi-Fiに繋ぐ)と5GHz帯(主にIEEE802.11ac/速度433Mbps~1300Mbps)の空いている帯域に自動的に切り替えてくれるWi-Fiサービスです。
2017年4月現在ではバッファローとAterm製品の一部が対応しています。
バンドステアリング対応無線ルーター
バッファロー製品では次の無線LAN親機が対応している。
- WXR-1900DHP3 / WXR-1901DHP3
- WXR-1900DHP2
- WXR-1750DHP2 / WXR-1751DHP2
Aterm製品では次の無線LAN親機が対応している。
- WG2600HP
- WG1900HP
- WG1200HP2
バッファローバンドステアリング設定とWi-Fiつなぎ方
ルーターの設定画面を開きます。(WXR-1750DHP2を参照)
設定画面が開いたら「詳細設定」を開き「無線設定」メニュ内にある「バンドステアリング」を開くと以下のメニューが表示されるので
バンドステアリング機能 有効にチェック
ステアリング設定は3種類
- 2.4 GHz混雑時に5 GHzを利用する
- 5 GHzを常に優先する
- 混雑していない帯域を利用する
できるだけ高速Wi-FiであるIEEE802.11ac規格でつなぎたい場合は2番の5GHzを常に優先するを選択。1番の混雑時に5GHzを利用するは不具合がでる可能性があるので3番を指定した方が良いと思います。
指定ができたら「設定」ボタンをクリック。
これでバッファローの2.4GHzと5GHzのWi-Fi接続設定2つスマートフォンに繋いでおくとバンドステアリング機能を利用する事ができるのですが、端末依存になると思うので不具合が出てしまう事も考えられる。なので次の共有SSIDを作ってそちらでWi-Fi設定を改めて作り直していただくのが良いでしょう。
同設定画面で2.4GHz/5GHz共通SSID 有効にチェック
「設定」ボタンをクリック
この設定画面下に表示されるSSIDとWPA-PSK・事前共有キー(Wi-Fiパスワード)を元に手動でWi-Fi接続設定を行います。
上記の画面で表示されているバッファロー無線ルーターバンドステアリングで使う共通SSIDとWPA-PSK・事前共有キー(Wi-Fiパスワード)を控えてスマートフォン等にWi-Fi設定を作って下さい。
スマートフォンのWi-Fi設定を開きSSID一覧からBUFFALO~と言うSSIDをタップして選んで下さい。
写真はAndroidのSSID一覧。
iPhoneのSSID一覧画面。
パスワード入力画面がでるのでバッファロールーター設定画面で控えて「WPA-PSK・事前共有キー」をパパスワードに入力して設定完了です。
Atermバンドステアリング設定とWi-Fiつなぎ方
注意、バンドステアリング機能を有効に切り替えると2.4GHz帯(IEEE802.11b/g/n)に繋いでいる端末のWi-Fiが切断されてしまうので改めて2.4GHzが統合される5GHz接続先SSID(Aterm~a)を指定してWi-Fi設定を作り直しする必要がある。
バンドステアリング設定手順。まずAterm無線ルーターの設定画面を開く(WG1900HP/WG1200HP2を参照)
設定画面が開いたら「無線LAN設定」を開く。
バンドステアリングOFF→ON側に切り替えます
確認画面がでるので「OK」を選んで下さい。
「設定」ボタンをクリック
再度確認画面がでます。OKを選んで設定完了です。
スマートフォンにバンドステアリングWi-Fi設定を行う。
バンドステアリング設定は手動で行う必要がある。Aterm本体の後ろに5GHz帯のSSIDが記載あるので確認して下さい。その下に暗号キーと言うWi-Fi設定パスワードが記載されているので控えて下さい。
スマートフォンのWi-Fi設定を開きSSID一覧からAterm~a(末尾aが付く)と言うSSIDをタップして選んで下さい。
写真はAndroidのSSID一覧。
iPhoneのSSID一覧画面。
パスワード入力画面がでるのでAterm本体に記載されていた暗号キーを入力して設定完了です。
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