バッファロー拠点間VPN接続対応の有線専用ブロードバンドルータBHR-4GRV2のポート開放手順の説明です。このルータの特徴としましてはまず無線LAN機能(Wi-Fiサービス)は搭載されません。通信速度はWAN/LAN側共1000BASE-Tに対応するので最大1000Mbps全二重接続速度を提供する事が出来ます。また同メーカBHR-4GRV/BHR-4RVを配置している遠く離れた場所にVPNクライアント接続させて拠点間VPN環境を簡単に構築する事が出来ます。PPPoEブロードバンド接続機能とPPTPサーバー及びクライアント機能及びDDNSサービス標準搭載対応するのですがそれ以外には特筆するサービスは搭載されません。もちろんUSBポートも無いのでプリンターサーバーやUSBメモリを使ったファイルサーバー機能は提供できません。ものすごいシンプルな有線ブロードバンドルータとなります。使い勝手等に付きましてはアマゾンのBHR-4GRV2ユーザーレビューが参考になると思います。
設定画面を開く説明
まずバッファロールータの設定画面を表示します。エアーステーションツールもしくは、http://192.168.12.1/をブラウザに入力する事でログインする事が出来ます。パソコン以外の端末からも設定変更を加えることが出来ます。機種別を参考にログインして作業ください。
ログインする際に入力が必要なのはユーザー名のみです。
ユーザー名 admin
パスワード password
上記の方を入力でログインする事が出来ます。
ログイン画面ではなくエラーとなる場合はルータにログインできないページを参照下さい。
設定画面が開いたら二重ルータでは無いことをご確認ください。詳細設定メニューからステータスメニューの中にあるシステムを開くと以下のIPアドレス情報一覧を見ることが出来ます。ここのInternetのIPアドレスの最初の数字が192や172または10等から始まっていないことをご確認ください。例、WAN側IPアドレスが192.168.1.2等でしたら二重ルータ環境です、この場合は本機をブリッジモードに切り替えてLAN環境を変更するかVPN機能を使いたいのであれば上流ルータをブリッジモードに切り替えて本機に接続設定を作成して頂くようにすると良いと思います。
準備としましてIPアドレスを固定します
まずパソコン側のIPアドレスを固定してしまいます。基本的にIPカメラ関係も下記のパスで構いません。UPnPで自動的にポート開放できるはずなのですが、もしも外部アクセス出来ない場合は手動で80番の設定を追加下さい。
IPアドレス:192.168.12.180
サブネットマスク:255.255.255.0
デフォルトゲートウェイ:192.168.12.1
優先DNS:192.168.12.1
代替DNSは空欄で構いません。
固定できたら必ずパソコン/端末を再起動ください。
ポート開放する
トップページの右下詳細設定を開きます。
左側にあるセキュリティメニューからポート変換メニューを開きます。
ポート変換の新規追加に必要な情報を入力してポート開放設定を作ることが出来ます。入力項目に付きましては次のとおりです。
- グループ、新規追加:好みの名称を入力します。例、server
- エアーステーションのInternet側IPアドレス:通常そのままで、変更しないで下さい。
- プロトコルTCP/UDP:任意のTCPポートか任意のUDPポートを指定
- 任意のTCP/UDPポート:ポート番号を入力
- LAN側IPアドレス:ポート開放する端末のIPアドレスを指定します。例192.168.12.180
- 新規追加を最後に選びます。
備考、LAN側ポートは通常空欄です。ポートを変換したい時だけ指定します。これも設定サンプルを用意してますので御覧ください。
設定サンプル
設定例としてネットワークカメラやWEBサーバーが使う80/TCPを使って説明します。サーバツールに関してはインストール不要なANHTTPDがお勧めです。(ポートチェック時に必要)
- グループ、新規追加:ipc
- Internet側IPアドレス:変更しません
- プロトコルTCP/UDP:任意のTCPポートを選びます
- 任意のTCP/UDPポート:80
- LAN側IPアドレス:192.168.12.180
- 新規追加
以上で設定完了です。
その他の設定例、マインクラフトのサーバー用の設定例です。
- グループ、新規追加:mcs
- Internet側IPアドレス:変更しません
- プロトコルTCP/UDP:任意のTCPポートを選びます
- 任意のTCP/UDPポート:25565
- LAN側IPアドレス:192.168.12.180
- 新規追加
以上で設定完了です。
こちらはMinecraftPE用の設定例です。
- グループ、新規追加:mcs
- Internet側IPアドレス:変更しません
- プロトコルTCP/UDP:任意のUDPポートを選びます
- 任意のTCP/UDPポート:19132
- LAN側IPアドレス:192.168.12.180
- 新規追加
以上で設定完了です。
UDPプロトコルもう一つサンプル掲載しておきます。
- グループ、新規追加:hst
- Internet側IPアドレス:変更しません
- プロトコルTCP/UDP:任意のUDPポートを選びます
- 任意のTCP/UDPポート:10800
- LAN側IPアドレス:192.168.12.180
- 新規追加
以上で設定完了です。
最後に、UDPポート開放チェックで手動ポート19132又は10800と入力して回線チェックで手動ポート利用可とあればオンラインで楽しむことが出来ます。
ポート変換の設定例です。例えば自宅内では普通のURLでカメラへアクセスしたいが外部アクセスするときはURLそのままでは表示させたくない場合等に使います。例えばそとから呼び出す事が出来るポート番号を決めます。今回は8888とします。しかしながらLAN内ではカメラのポートは80番デフォルトでアクセスするのでこれをルータ側で変換させる必要があります。なので以下の様に設定することで外からのアクセスを任意のポートを80に変換させる事が出来るようになります。
- グループ、新規追加:cserver
- Internet側IPアドレス:変更しません
- プロトコルTCP/UDP:任意のTCPポートを選びます
- 任意のTCP/UDPポート:8888
- LAN側IPアドレス:192.168.12.180
- LAN側ポート80
- 新規追加
このように設定すると例えばダイナミックドメインを”http://myhpme.com/”とした場合以下の様に設定すると”http://myhpme.com:8888/”このようにポート番号8888を付加しないとアクセス出来なくすることが出来ます。備考、変換ポートを使う場合はカメラか本機のUPnPを無効化にする必要があります。
説明は以上です。
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