シンクレイヤ(株)提供のWi-Fi接続にも対応している無線LAN内蔵ケーブルテレビ用ブロードバンドルータCBW38G4Jのポート開放手順の説明です。この製品は直接購入する事が出来ません。CBW38G4Jを取り扱うケーブルインターネット提供サービス(ISPと言うのですが)とインターネット利用契約をしないと利用できません。基本的にレンタルという形になり個人で所有する事は出来ません。この製品を自宅に導入したいと言う方はAitai net / グリーンシティーケーブルテレビ / 岡山ケーブルテレビOniビジョン / ひまわりネットワークのインターネットを契約頂く必要が有ります。
CBW38G4Jの特徴としましては、ややこしい接続設定無しでパソコンを初めテレビやビデオレコーダーやWEBカメラを有線で繋いでインターネット接続させる事が出来ますし、内蔵無線LANサービスを使ってiPhoneやスマートフォンとタブレットそれに3DSやPSVITAをWi-Fi接続させる事が出来ます。料金の方はいくら繋いでも契約したCATVインターネット固定料金しかかからないのでとても経済的です。通信費削減にもとても役立つと思います。
有線LAN接続の速度は、CATV回線本体のトラフィック容量にもよるのですが最大1Gigabit通信に対応します。LAN側ポートは4つあり全て1000BASE-Tまでに対応します。無線LANのスペックはIEEE802.11b/g/n(2.4GHz帯)のみサポート。全ての無線LAN接続対応端末に対応しますが、無線LANの最高速度は802.11nでMIMOに対応しますので基本的に最大300Mbpsまでの速度を出すことが出来ます。但しこれはWAN(ワイドエリアネットワーク、インターネット側を示す)側の速度ではありません。LAN(ローカルエリアネットワーク)間の速度を表します。
インターネット以外に他の機能は持ちますか?USBインターフェースポートは持たないのですがLAN型ハードディスクNASやLAN型プリンターを繋いでファイルの共有やプリンターの共有は可能です。LANの差し込みが足りない場合は1000BASE-T対応のHUBをご用意頂くと良いです。LANを分割や分岐させる方法
設定画面を表示する
このブロードバンドルータは二種類のログインIDを持ちます。一つは初心者向けIDともう一つは上級者向けIDがあります。初心者向けIDでログインすると細かい設定が出来ないのでご注意ください。尚、初心者向けIDとパスワードはそれぞれ”user”となります。
以下は上級者でログインする説明です。次にのアドレスをInternetExplorer等のブラウザアドレス欄に以下の番号を入力されEnterキーを押します。パソコンが無い方はPS3でも設定出来ます。
http://192.168.0.1
以下の様にログイン画面が表示されますので次の情報をそれぞれ入力してログインすれば設定画面を表示させる事が出来ます。
ユーザー名 admin
パスワード admin
ルータの設定画面が表示出来ないエラーの場合はこちらを参照下さい。
無線関係の設定はこちらその他の設定よりご参照ください。ポート開放する方は続けて以下を御覧ください。
まず基本設定メニューを開いてWAN側IPアドレスをご確認下さい。赤い枠のIPアドレスと、こちらのグローバルIPアドレス(ポート開放するパソコンや他端末から確認下さい。)が同じである事を確認下さい。もし異なる場合はポート開放出来ないプライベートIPアドレス契約の可能性があるので念の為ご契約のインターネットサービス会社にグローバルIPアドレス契約であるのか無いのかをご確認下さい。
問題なければIPアドレスから固定していきます。
設定の準備
まずポート開放するパソコンやその他クライアントのIPアドレスを固定してしまいます。以下の様にIPアドレスを固定した状態で説明させて頂きます。
IPアドレス:192.168.0.50
サブネットマスク:255.255.255.0
デフォルトゲートウェイ:192.168.0.1
優先DNS:192.168.0.1
代替DNS:不要です。空欄で構いません。
設定完了しましたら、必ずパソコンを再起動してください。
もしも、上記の設定を行ってWEBページが見れなくなった場合、DNSアドレスをプロバイダ指定のDNSに書き換えてください。WEBサイトが見れない
ポート開放の手順説明
「上級者設定」メニューを開きます。切り替わった画面の左メニュー「ポートフォワード」メニューを開いて設定を追加します。
WEBサーバポート開放設定例
設定例としまして80/TCPを使うWEBサーバー又はネットワークカメラの基本設定をまず説明します。ポートチェックを行う場合は、ANHTTPDならインストール不要でWEBサーバを動作させてポート開放出来ているかを確認できるので便利です。必要な番号と、プロトコルをそれぞれ変更して任意の設定を作成できます。
- IPアドレスは最後の空欄に「50」(任意のアドレスでも構いません)と指定してください。
- 先頭番号、80
- 終了番号、80
- 種類はTCPを選択
- 有効化にチェック
- 最後にページした設定を選んで保存。
その他のポート開放設定例
minecraftのサーバ設定例。
- IPアドレスは最後の空欄に「50」と指定してください。
- 先頭番号、25565
- 終了番号、25565
- 種類はTCPを選択
- 有効化にチェック
- 最後にページした設定を選んで保存。
ご質問の多いUDPポートの設定です。MinecraftPE(19132/UDP)で説明します。
- IPアドレスは最後の空欄に「50」と指定してください。
- 先頭番号、19132
- 終了番号、19132
- 種類はUDPを選択
- 有効化にチェック
- 最後にページした設定を選んで保存。
設定を追加出来ましたら、UDPポートチェックツールを取得して手動ポート10800と入力し回線チェックして下さい。
その他、先頭番号と終了番号の拡張設定の説明。例えば1-1023と言うウェルノウンポートを一度にポート開放させる場合。次の様に指定します。(ローカル環境で用途はあると思われます。)
- IPアドレスは最後の空欄に「50」と指定してください。
- 先頭番号、1
- 終了番号、1023
- 種類はTCPを選択
- 有効化にチェック
- 最後にページした設定を選んで保存。
備考、種類を両方(BOTH)とした場合はTCPとUDP両方同時に設定する事が出来ます。
説明は以上です。
その他の説明
備考、無線LANコンバーターや中継器として使う場合は前モデルの説明コンバーター 中継器として使うには(殆ど同じです)を参照ください。
- Wi-Fiつなぎかた
- マニュアル上級者向け(PDFファイルです)
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