CLEARプロバイダが提供するインターネット回線に設置されるブロードバンドルータCLEAR Modem(リンク先はサポートページです)のポート開放手順の説明です。ルータの型番は「CPi150」となりLANポートを一つしか持ちませんがルータ機能を内蔵しますのでもしこの製品に複数端末を繋ぎたい場合はHUB(LANを分割や分岐させる方法)又はブリッジ機能を持つ無線ブロードバンドルータを繋ぐLAN環境構築が望ましいです。
設定画面を表示する
以下のアドレスをInternetExplorer等のブラウザアドレス欄に以下の番号を入力されEnterキーを押します。
http://192.168.15.1
以下の様にログイン画面が表示されます。Passwordに”CLEAR123″”(デフォルト設定のパスワードです)と入力してログインし設定画面を表示させる事が出来ます。
PING応答を有効にします
これは行わなくても良いのですがマニュアルに一連の説明がありましたので念の為有効化にしておいてください。ping応答はインターネット側からそのルータが割り当てされているIPアドレスに対して有効なパスであるのか無いのかを調べる事が出来るようにする為のサービスです。またPSNの通信遅延を低減するのにも貢献出来ますのでもしプレイステーション関連で通信遅延が発生している場合はPINGを有効に切り替えてポート開放せずにそのまま通信環境が改善したかをご確認ください。
ルータの設定画面左上Internetメニューを開きます。
次にFirewallメニューを開きます。
Enable ping from Internet にチェックを入れて右下「APPLY」を選んで保存です。
ここまでは未だ準備です、更にまた準備作業が続きますので下記を参照ください。
IPアドレス払い出しする
IPアドレスを固定設定してそれを転送先アドレスとしても構わないと思うのですがマニュアル上IPアドレスを予約する手順の説明がありましたのでCTUの様にもしも万が一DHCPサーバ割り当て範囲だと予約の無い端末へ正しくポート転送されない事がありますので少し面倒ですがMACアドレスを登録して端末のIPアドレスを予約してポート開放設定を追加してください。
手順、端末別のMACアドレス確認を参照にお控えください。
控えたMACアドレスを(例、0a-1b-3c-4d-5e-6f)とします。
ルータのメニューに戻って頂いて、右上の”Local Address”メニューを開きます。
次に”Lease Reservation”メニューを開いて”Add”(追加)ボタンを選んでください。
この項目に必要な情報を入力してポート開放する端末のIPアドレスを予約します。
- ホストネーム、任意の名称です。例、host
- 控えたマックアドレスを入力。例「0a」「1b」「3c」「4d」「5e」「6f」
- IPアドレスを予約。「192」「168」「15」「50」としてください。
- Enableに必ずチェック
最後に「APPLY」ボタンを選んで保存しパソコン又は端末を再起動してIPアドレスを192.167.15.50を取得出来ているかを確認ください。
ポート開放手順の説明
右上の”Port Forwarding”メニューを開きます。
Forwardingメニューを開きます。
Forwardingページの下のAdd追加ボタンを選んでください。
ここに必要な情報を追加してポート開放させる事が出来ます。
- TCP又はUDPを選択します。
- Wan Port Start 待ち受け開始ポート番号
- Wan Port End 待ち受け終了ポート番号
- LAN IPは「192」「168」「15」「50」ポート開放したい端末のIPアドレスです
- LAN Port Start 内部転送先開始ポート
- LAN Port End 内部転送先終了ポート番号
- Enableに必ずチェック
入力できたら右下「APPLY」ボタンを選んで保存です。以上で完了になります。
入力例、ネットワークカメラやWEBサーバで使う80/TCPの設定をまず御覧ください。ポートチェックを行う場合は、ANHTTPDならインストール不要でWEBサーバを動作させてポート開放出来ているかを確認できるので便利です。必要な番号と、プロトコルをそれぞれ変更して任意の設定を作成できます。
- TCP
- Wan Port Start 80
- Wan Port End 80
- LAN IPは「192」「168」「15」「50」
- LAN Port Start 80
- LAN Port End 80
- Enableに必ずチェック
入力できたら右下「APPLY」ボタンを選んで保存です。
その他の設定例としましてはminecraftのサーバー25565/TCPの説明です。
- TCP
- Wan Port Start 25565
- Wan Port End 25565
- LAN IPは「192」「168」「15」「50」
- LAN Port Start 25565
- LAN Port End 25565
- Enableに必ずチェック
DMZ設定をする
ポート番号がわからない等の場合仮想グローバルIPアドレス通信をさせる事が出来ます。DMZはネットワーク用語ではありません、朝鮮半島の非武装地帯を引用した語句です。ルータのIPマスカレードファイヤーウォールの影響を受けないと言う意味となります。
右上の”Port Forwarding”メニューを開き、”Basic”メニューを開きます。
DMZ IP Addressに「192」「168」「15」「50」と入力し「APPLY」ボタンで保存すればポート番号不明なサーバーやコンテンツのポート開放を行うことが出来ます。
コメント