プラネックスのとてもおもしろくてまるで「アマゾンさん」の様な箱に丸い目と口を取消多様なブロードバンドルータ「DB-WRT01」を購入したのですが、余りにも簡素化された特徴をもつ製品なので、そのスペックと特徴を説明させて頂きたいと思います。
この製品を購入をお考えの方への注意事項
- WEP暗号化方式利用できません
- Wi-Fiの細かな設定、倍速モード有効無効化の変更が出来ない
- ポート開放設定含む細かいルーティングの設定が出来ない
- 各種ログ機能が無い
- ステータス情報も確認できない
- miniUSB電源ケーブルが別売り
簡素化されすぎて逆に初心者にも不向きな製品となっています。またパソコン歴1997年からなのですが周辺機器電源別売りって初めて見ました。
この製品の利点
- iPhoneやAndroid等のスマートフォンで設定が出来る(アプリ不要、ブラウザから設定可能です)
- Wi-Fi通信している時にルータの目が光るのでインターネットを目視で見張るのに優れている
- かわいいしおもしろい
- PPPoEにも対応するのでフレッツにも導入できる
- Wi-Fiの設定がとても簡単なWPS簡単プッシュスタートに対応
DB-WRT01の特徴
データー通信を開始すると目がピカピカ光ってとてもおもしろいです。それはさておき、本題の説明です。
有線WAN/LANのスペックは100BASE-TXまでに対応。有線LANケーブルで繋ぐ端末の最大速度は100Mbpsまでとなります。無線LANのスペックは2.4GHz帯にのみ対応、IEEE802.11b/g/n規格に対応しWi-Fiの最大速度は802.11nモードの300Mbpsとなります。但しインターネットの速度は100MbpsなのでWi-Fiでつなぐとインターネット速度が300Mbpsとなる事はありません。
Wi-Fi接続ですが、簡単設定のWPSプッシュスタートに対応するものの、任天堂DSとDSiとPSPはWEP非対応なので繋がりません。また古いタブレットも繋がらないはずです。対応暗号化キーはWPA2のみ、SSIDは二種類設定できますが暗号化方式は何れもWPA2固定です。
本体の写真です。WANポートは1つ(左側)、LANポートは1つ(右側)。何度も言いますがminiUSBが電源ですが別売りです。
設定項目(Wi-Fiのつなぎ方等)
本製品に繋ぐには、スマートフォンであればインターネットには繋がらなくなるのですが、まずWi-Fiで本製品につなぎます。パソコンは後ろ側のLANポート(上の写真右側、左側はモデムとつなぎます。)にLANケーブルを繋いでください。
接続先のSSIDは本体の底面に記載されているのですが、Androidならプッシュスタートで簡単に繋ぐことが出来ます。Androidスマートフォンのプッシュスタートを開始したら本体後のWPSポタンを10秒程長押しして離します。後は自動的に繋がります。
プッシュスタートに対応しない製品は本体底面のSSID(赤い印)、パスワード(青い印)の数値を目視で確認しながらWi-Fi設定を完了します。
iOSをWi-Fiで繋ぐ場合はまずモバイルデータ通信を切ってしまってください。iPhoneを参考
Wi-Fiメニューをタッチします。Wi-Fiは必ずオンとしてください。ここで確認したSSID名rs500-***をタップしてください。パスワード入力画面にはルータ本体記載の暗号化キーを入力すれば繋がります。
本体とWi-FiもしくはLANケーブルで繋いでから「http://192.168.111.1/」のURLをブラウザで開く事で設定画面を表示できます。ログイン画面が表示されたら、ユーザー名「admin」、パスワード「password」と入力してログインすれば設定画面を表示できます。尚、設定画面を表示して設定変更できる項目は次の通りです。
- PPPoE接続設定
- Wi-Fiパスワードの変更
- Guest用のSSID追加(セパレートネットワークとなる)
- 管理者パスワードの変更
- ルーターモードとブリッジモードの動作モード変更
- ファームウェの更新
こちらが設定画面です。
フレッツの方でPPPoE接続設定を作成する必要のある方は「インターネット設定」を開きます
「PPPoE」を選択してください。
フレッツインターネット接続に必要なプロバイダ発行の接続IDとパスワードを、ユーザー名に接続IDを入力、パスワードに接続パスワードを入力し「更新」をクリック。
更新中の面白いアニメーションが見られます。子供がアマゾンさんの所まででんぐり返ししながら近づきます。
アマゾンさんの近くまで来たら設定完了となるわけです。
Wi-Fiのパスワードを変更したりGuest用のSSIDを用意する設定方法。「Wi-Fi設定」を開きます。
メインのSSIDとWi-Fiパスワードを変更する場合は上の項目のものを変更できます。SSID名は英数で任意のものに変更可能。パスワードはWPA2暗号化方式固定で8文字から64文字のパスワード(暗号キー)を設定できます。
NETBIOSへ進入されたくない、お客さん用のWi-Fiを提供する場合は下の項目を設定します。
- Guest機能にチェックを入れます。
- SSIDは任意の英数を入力
- パスワードも同様にWPA2暗号化固定の8-64文字の任意の英数パスワードを設定
- 指定URLは、トップページに見せたいWEBアドレスにリダイレクトさせる事が出来ます。
入力できたらそれぞれ更新をクリックして保存。
ログイン時のデフォルトIDとパスワードを変更するには「管理者設定」を開きます。
http://192.168.111.1/を開いた時に、ユーザー名adminを任意のものに変更できます。パスワードpasswordを任意のパスワードに変更する事が出来ます。変更したら更新して保存。注意、忘れると大変困る事になるので必ずメモ用紙にメモして大切に保管してください。
ファームウェアの更新。通常自動更新が適用されているので何もしなくてもファームウェアは更新されますが、手動で更新したい場合は「ファームウェアの更新」メニューから作業可能です。
DB-WRT01ダウンロードページを開き、必要なルータのファームウェアをダウンロードして次の画面のファイルの参照ボタンからダウンロードした新しいファームウェアを適用させる事が出来ます。
ルータモードとブリッジモードの切り替えは、設定画面トップページの右上にある「Router」がルータモード、「AP」がブリッジモードとして動作させる事が出来る切り替えスイッチです。
ブリッジモードに切り替えた場合IPアドレスのセグメントが異なるので再度本機にアクセスする必要がある場合は、インターネットへ一時的に繋がらなくなりますが、IPアドレスを192.168.111.10、サブネットマスクを255.255.255.0、他は空欄で良いので設定を保存すればhttp://192.168.111.1/へアクセス出来るようになります。IPアドレスの固定方法は、Windows 7 IPアドレス固定方法を参照ください。
最後に、この製品を買うべきか買わないべきかに迷っている方へ。
面白さは満点です。また、インターネットアクセスを目で確認できるのは他のルータも可能ですがランプ類が沢山あってわかりにくい。この製品はインターネットパケット通信があれば目がピカピカ光るので直ぐにわかります。なので、インターネットそのものを目視で見張りや監視したい場合はおすすめですが、最低限の詳細な設定が出来ないのでセカンダリー的な用途でお使い頂くのが望ましい。
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