イーモバイルのPocket WiFi GL10P(本体製造元はファーウェイです。ファーウェイGL10P公式ページ)のポート開放手順と無線LAN設定手順の説明です。GL10Pの特徴はなんといってもインターネット接続設定と無線LAN設定をパソコン無くてもGL10Pの画面上で設定を行うことが出来るメリットが大きな特徴です。ポート開放はさすがにパソコンなどの端末は必要になってくるもののそれ以外の事は本体の画面上行えます。iOSやAndroidOSが普及しパソコンがご家庭に無い環境の方には最適な通信手段だと言えます。ただイーモバイルの契約性質により余りオンラインゲームには向いていないと言えますので特にプレイステーションオンラインゲーム重視の方は導入に不向きです。
ポート開放される方は契約プランによってはできない場合があります。(NATタイプオープンとする事が出来ない問題が生じる場合があります。)
- イーモバイルポート開放できないデータプランB契約の確認と契約手順変更
- その他制限される通信について(公式)
ルータのスペックですがWAN側(ワイドエリアネットワーク側、インターネット側の意味です。)AXGP(XGPフォーラム策定の規格)/LTE/W-CDMAのマルチネットワーク対応し下り速度最大110Mbps、上り最大10Mbps(AXGP通信時)との事です。同時接続端末数は最大10台、対応無線LAN規格はIEEE
802.11 b/g/n(2.4GHz/5GHz帯をサポートする様子です。但し802.11g/n動作モードのみ。802.11bモードを動作させると2.4GHz帯限定となります。)、有線インターフェースはUSB1.1/2.0一つとなります。基本的に全てのパソコンと全ての無線LAN端末に対応するのですが、オンラインゲームに関してだけはkagemaruの方でもどうすることも出来ない問題が生じる可能性がありますので念の為。特にエディオンやビックカメラでご契約の方は該当します。
設定画面を表示する
設定画面を表示するには、ブラウザのアドレス欄にhttp://web.setting/と入力してEnterキーを押して下さい。
以下のログイン画面から次の情報を元にログイン下さい。
パスワード:admin
もしもログインページを表示できない等のエラーの場合、こちらのルータにログイン出来ないを参照下さい.。
問題なく設定画面が開いたら、ポート開放する方は以下を参照。無線LAN設定関連の方はこちら
一応ポート開放される前に双方向通信やオンラインゲームでお困りの場合次の事を確認お願い致します。まずWAN側IPアドレス(ホーム画面の図の場所に表示されています。)と実際に接続元のグローバルIPアドレスが同じであるかを確認します。
上記IPアドレスが同じならポート開放かUPnP有効で双方向通信やオンラインゲーム不具合を治すことが出来ると思います。一致しない場合はプライベートIPアドレス契約となっている可能性が高いです。イーモバイルに連絡頂いてグローバルIPアドレスを割り当てる方法をお問い合わせお願い致します。
UPnP(ユニバーサールプラグアンドプレイと言う)を有効にする方法は設定から”フィルタリングポート”を開き”UPnP”メニューを開きます。
UPnP設定初期値無効を”有効”にチェックを入れ替えて適用で作業完了です。
準備 IPアドレスを固定する
ポート開放するクライアント(パソコンなど)のIPアドレスを固定します。
IPアドレス:192.168.128.50
サブネットマスク:255.255.255.0
デフォルトゲートウェイ:192.168.128.1
優先DNS:192.168.128.1
代替DNS:空欄
固定できたら必ずパソコンを再起動してください。 備考、デフォルトのDHCPサーバ側からのIPアドレス割り当て範囲は次の通りです。192.168.128.100から192.168.128.200ですので競合しないように設定ください。ゲーム機の方はこちらのDMZを適用ください。
ポート開放を行う
設定画面が開いたら、上の設定メニューから”フィルタリングポート”メニューを開き”ポート割り当て設定”を開きます。
まずポート割り当て設定”有効”にチェックを入れて頂いて一旦適用を選んで下さい。
設定サンプル
設定例です、最初にネットワークカメラやWEBサーバ用の80/TCPポートの設定例です。ポートチェックを行う場合は、ANHTTPDならインストール不要でWEBサーバを動作させてポート開放出来ているかを確認できるので便利です。
- 名前、任意の名称web
- WANポート、80
- LANPアドレスは、192.168.128.50
- LANポートは2番と同じ80を指定します。
- プロトコルはTCP
- ステータスは必ずON
- OKを選択
右下の適用を選択してください。
設定を保存しますか?はいを選んで設定完了です。
何故WANポートとLANポート設定があるの?に付きましてはポート変換をさせる事ができるからです。変換しない場合は両方同じポート番号を指定すると良いです。もしポート変換を試してみたい場合は以下の様に設定してみてください。
- 名前、任意の名称webcustom
- WANポート、8080
- LANPアドレスは、192.168.128.50
- LANポートは80
- プロトコルはTCP
- ステータスは必ずON
- OKを選択
こうすることで、自宅内LAN環境からサーバを呼び出すには普通にhttp://192.168.128.50/等サーバパスを呼び出すことで開くことができますし、外出先ならhttp://url.com:8080とポート番号を付属することでアクセスさせることが可能になります。
ご質問の多いMinecraftサーバの設定例です。
- 名前、任意の名称mct
- WANポート、25565
- LANPアドレスは、192.168.128.50
- LANポートは25565
- プロトコルはTCP
- ステータスは必ずON
- OKを選択
MinecraftPEポータブルエディションは19132/UDPとなります。
- 名前、任意の名称mct
- WANポート、19132
- LANPアドレスは、192.168.128.50
- LANポートは19132
- プロトコルはUDP
- ステータスは必ずON
- OKを選択
緋想天10800番で説明します。
- 名前、任意の名称mct
- WANポート、10800
- LANPアドレスは、192.168.128.50
- LANポートは10800
- プロトコルはUDP
- ステータスは必ずON
- OKを選択
UDP設定を追加出来ましたら、UDPポートチェックツールを取得して手動ポート10800と入力し回線チェックして下さい。
DMZ設定の説明です
PS3/PS4やその他のオンラインゲームポート開放はDMZを適用してping応答するように変更してください。ping応答重視のオンラインゲームもありますのでそちらを応答させる事によりラグと言う現象が少なくなるご報告があります。
上の設定メニューを開き、ルータ設定のDMZを開いて下さい。
DMZのオンにチェックを入れてIPアドレスに192.168.128.50と入力します。
最後に適用を選んで保存で完了です。
次にpingに応答出来るようにします。ファイアウォールメニューを開き次へを選んで下さい。
次のIPアドレスフィルタリングとWAN側ポートping応答のチェックを外して下さい。その上で適用を選んで保存。これで外部からping応答出来るようになります。
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