- Wi-Fiルーターを増設したのに繋がらない APモードでしか使えない
- Wi-FiルーターのIPアドレスを変更する場合の注意点
- メーカー別 Wi-Fiルーターデフォルト割当IPアドレス
- メーカー別 Wi-Fiルーター IPアドレス変更方法
Contents
Wi-Fiルーターを増設したのに繋がらない APモードでしか使えない
ネット家電やネットTVの普及によりWi-Fiルーター一台だけではもはやトラフィック容量(データーの通る道)が足りなくなる為、新規にWi-Fiルーターを購入をお考えの方は多いと思います。
しかしながら、新しくWi-Fiルーターを買ったけど全く繋がらないと言うトラブルも多数あると思います。
繋がらない原因は色々あるのですが、中でも最近人気のASUSやNETGEAR製品のルーターはNTTが提供するルーター(フレッツやドコモ光ご契約時)の持つIPアドレス「192.168.1.1」と競合するのでそのままでは繋がらない。
そこで今回、ネットワーク構築の勉強も含めて各メーカーのWi-Fiルーターが持つIPアドレスを変更する方法を説明させて頂きます。
*APモードとは、ルーター機能を無効にしてWi-Fiルーターを使う動作モードでアクセスポイント(AP)またはブリッジモード(BR)と言う。
Wi-FiルーターのIPアドレスを変更する場合の注意点
・変更するIPアドレス範囲はクラスC割当範囲にしてください、クラスAやクラスB割当範囲へ変更するとネットマスク等の変更が必要。(エレコムやIOデータ等のWi-Fiルーターはネットマスクが255.255.255.0固定になる為、クラスA・クラスB割当範囲に設定できない)
IPアドレス割当範囲の詳細は「IPアドレス編 第1回 クラスフルアドレッシングとは」をご覧ください。
・Wi-FiルーターのIPを変更すると次回から変更したIPアドレスが設定画面を表示するIPアドレス(パスとも言う)となる。
・IPアドレスを固定している端末は一旦IPアドレスを自動取得に変更しないとインターネットに繋がらなく恐れがある。
・ポート開放(ポート転送)やQoSが正しく働かなくなる恐れがある。(ファームウェア側でデフォルトIPアドレスがコントロールできなくなる事もある)
Wi-Fiルーター メーカー別 デフォルト割当IPアドレス
主要メーカーが販売する家庭用ルーター割当IPアドレスは次の通り。
- ASUS 192.168.1.1
- Apple AirMac 10.0.1.1 / 172.16.1.1 / 192.168.1.1 何れか
- IOデータ 192.168.01
- NTT(フレッツ光プレミアム除く) 192.168.1.1
- NEC Aterm(2015年以前の製品、au含む) 192.168.0.1
- NEC Aterm(2015年以降の製品) 192.168.10.1
- コレガ 192.168.1.1
- ソフトバンク・YAHOO 192.168.3.1
- NETGEAR 192.168.1.1
- バッファロー(有線ルーター除く) 192.168.11.1
- プラネックス(2007年以前の製品除く) 192.168.111.1
- ロジテック・エレコム 192.168.2.1
Wi-Fiルーター メーカー別 IPアドレス変更方法
ここで変更説明するIPアドレスは何処のメーカーも割当していない「192.168.5.1」とさせて頂きます。
他にもWi-Fiルーターを追加したいので任意で変更する場合は*(ワイルドカードの部分を)「0~255」の範囲に変更いただけます。
任意変更できるアドレス「192.168.*.1」本来は最後の値も変更できるが(192.168.*.*)忘れやすいので最後の値は「192.168.*.1」とさせてください。
- ASUS
- Apple Air Mac
- IOデータ
- NTT
- NEC Aterm(au光ルーターも同じ)
- コレガ
- ソフトバンク・Yahoo
- NETGEAR
- バッファロー
- プラネックス
- ロジテック・エレコム
ASUS
ルーターの瀬底画面を開く方法は「GT-AC5300」を参照。
ASUSルーターの設定画面が開いたら、左下「LAN」を開きます。
LAN IPページが表示されるのでIPアドレスを「192.168.1.1」→「192.168.5.1」へ変更、適用をクリックまたはタップすれば設定変更完了です。
DHCPサーバは自動的に192.168.5.2~割当範囲へと変更になる。
Apple AirMac
こちらを参考にパソコンまたはスマートフォンにAirmacユーティリティをセットアップして設定画面を起動し「手動設定」を開きます。
「インターネット」を開き「DHCP」を開く。
DHCP開始アドレスの(192.168という表示ならここは変更しなくて良い)「10.0」または「172.16」という表示をクリックするとプルダウンメニューが表示されるので「192.168」を選んでください。
次に2項目変更を加えます。
- DHCPの開始アドレス「192.168.1.2」→「195.168.5.2」
- DHCPの終了アドレス「192.168.1.200」→「195.168.5.200」
右下の更新。
これでAirmacルーターのIPアドレスは「192.168.5.1」へ変更されます。
更新できない場合はこの問題を無視にチェックを入れて更新してください。
IOデータ
IOデータ「WNPR1167F」を参考にルーターの設定画面を開き「LAN設定」を開きます。
IPアドレス設定画面が表示されます。変更を加える箇所は3箇所あります。
- IPアドレス「192.168.0.1」→「192.168.5.1」
- DHCPサーバーの項目
- 開始IP「192.168.0.2」→「192.168.5.2」
- 終了IP「192.168.0.32」→「192.168.5.32」
NTTフレッツ光ルーター
こちらを参考にNTTフレッツ光ルーターの設定画面を開いてください。
(注意、NTTルーターのパスワード忘れ事例が多いです。パスワード忘れた場合初期化しないとルーターの設定画面が開けなくなるので、もしNTTルーターのパスワード忘れた場合は増設追加するWi-Fiルーター側のIPアドレスを変更してください。)
「詳細設定」から「DHCPv4サーバ設定」を開く。
変更を加える箇所は2箇所。
- LAN側IPアドレスマスク長「192.168.1.1」→「192.168.5.1」(マスク長は24のままで良い)
- DHCPv4サーバー側
- 開始IPアドレス「192.168.1.2」→「192.168.5.2」
NEC Aterm
こちらを参考にルーターの設定画面を開きます。
Atermシリーズは一部の製品は設定メニューに簡易モードがあるので、図と異なるメニューの場合は詳細設定を開くをクリックまたはタップしてください。
「詳細設定」から「LAN側設定」を開きます。
LAN側設定が開いたらIPアドレス/ネットマスクの項目1箇所変更を加える。
コレガ
こちらを参考にルーターの設定画面を開きます。
設定画面が開いたら「LAN側設定」を開き「ルーターIP」を開きます。
次の1箇所だけ変更を加えます。
LAN側IPアドレス「192.168.1.1」→「192.168.5.1」
設定ボタンをクリックまたはタップすれば設定完了です。DHCPサーバ割当IPアドレスは自動的に反映されます。
ソフトバンク・YAHOO
こちらを参考にソフトバンク光・YahooBBルーターの設定画面を開き「詳細設定モード」を開いて「IPアドレス/DHCPサーバ」を開いてください。
ソフトバンク光の「E-WMTA2.3」ルーターはくわしい設定(上級者向け)の「ルーター機能の設定」を開きます。
「IPアドレス/DHCPサーバ」ページです。1箇所のみ変更します。
本体IPアドレス/サブネットマスクの項目で「192.168.3.1」の所を→「192.168.5.1」へ変更する。
OKボタンをクリックまたはタップして保存。
NETGEAR
こちらを参考にルーターの設定画面を開きます。
設定画面が開いたら「高度」タブメニューを開いて、左側の「設定」から「LAN設定」を開きます。
開いたページのLAN TCP/IP設定のIPアドレスを次の様に変更します。
LAN TCP/IP設定のIPアドレス「192.168.1.1」→「192.168.5.1」。
適用をクリックまたはタップして保存。
バッファロー
こちらを参考にバッファロールーターの設定画面を開きます。
2016年以降のバッファローWi-Fiルーターは詳細設定を開いてください。それ以外の製品は左メニューの「LAN」を開きます。
「LAN」を開くと「LAN」メニューを開きます。
LANメニューで変更する箇所は二箇所。
- LAN側IPアドレス「192.168.11.1」→「192.168.5.1」
- 割当IPアドレス「192.168.11.2」→「192.168.5.2」
プラネックス
こちらを参考にルーターの「詳細設定モード」を開きます。
詳細モードページの「TCP/IP設定」を開き「LAN」を開きます。
LANインターフェース設定で4箇所変更を加える。
- IPアドレス「192.168.111.1」→「192.168.5.1」
- デフォルトゲートウェイIPアドレス「192.168.111.1」→「192.168.5.1」
- DHCPクライアントIPアドレス「192.168.111.100」~「192.168.111.200」→「192.168.5.100」~「192.168.5.200」
適用ボタンをクリックまたはタップ。
再起動確認画面が表示されるので再起動させて設定完了です。
ロジテック・エレコム
「WRC-1750GS」を参考にルーターの設定画面を開きます。
ロジテックの古い製品は「上級者向け設定」を開いて、左メニューのLAN設定を開きます。
エレコム製品は「WAN&LAN設定」を開きます。
切り替わったページの「LAN設定」を開きます。
LAN設定ページで3箇所変更を加える。
- IPアドレス「192.168.2.1」→「192.168.5.1」
- DHCP機能「192.168.2.100」~「192.168.2.200」→「192.168.5.100」~「192.168.5.200」
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