SV-CPT-MC310と言う太陽光発電計測機の接続方法とポート開放設定を教えて欲しいと依頼がありましたので説明させて頂きます。
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SV-CPT-MC310をネットワークに繋ぐには
SV-CPT-MC310はデフォルトIPアドレスが192.168.1.1/24(192.168.1.2~192.168.1.254)のネットワーク範囲の為、NTT・ASUS・コレガ・ネットギア製品のルーターであれば何もしなくてもネットワークに繋がるのだが
NTT製品ルーター以外に繋ぐ場合はまずネットワークの割当IPアドレス範囲を調べる必要があります。
ネットワークの割当IPアドレス範囲は、既存の接続している端末のIPアドレスを確認すると調べる事ができます。
ルーターメーカー別では次のIPアドレス割当範囲になります、繋ぐルーターメーカー別のポート開放説明に設定方法を記載しているので参照してください。
- IOデータ 192.168.0.2~192.168.0.254
- NTT 192.168.1.2~192.168.1.254
- au 192.168.0.2~192.168.0.254
- エレコム・ロジテック 192.168.2.2~192.168.2.254
- バッファロー 192.168.11.2~192.168.11.254
- YAHOO・ソフトバンク 192.168.3.2~192.168.3.254
画像・参考資料「https://contec.e-srvc.com/app/answers/detail/a_id/1111/kw/1111」より
外出先からアクセスしたい場合
SV-CPT-MC310の発電情報を外出先や出先から接続してデータを閲覧したい場合は、TCP/80をポート開放する必要があるのとSV-CPT-MC310を繋いでいるグローバルIPアドレスへ接続するのですが
一般的なインターネット契約は動的グローバルIPアドレスとなるので、ある日突然繋がらなくなる恐れがあります。
これを解消するにはDDNSと言うダイナミックドメインを利用すれば良いのだが、ルーターによってはDDNSが使えなかったりするので
もしSV-CPT-MC310を外部運用するのであれば、IOデータやAtermルーターで提供されている簡単で無料運用できるDDNSで運用するのが適当だと思います。
設定画面の開き方
SV-CPT-MC310のデフォルトIPアドレスは192.168.1.101です(注意事項、ルーターメーカー別割当範囲のIPアドレスへ変更した場合は変更したIPアドレスが次回から設定画面を開くIPです。)。
なのでHUBやルーターにストレートLANケーブルで繋いで頂けたら強制ブリッジさせる事で設定画面を開くことができます。
設定するパソコンのIPアドレスを固定する
一時的に設定するパソコンはインターネットに繋がらなくなる恐れがあるのですが次の様にIPアドレスを固定(OS別でIPアドレス固定手順を参照できます。)すれば強制ブリッジで192.168.1.101へアクセスする事ができます。
- IPアドレス 192.168.1.150
- サブネットマスク 255.255.255.0
- デフォルトゲートウェイ 空欄
- DNS 空欄
デフォルトゲートウェイとDNSは設定不要です。
SV-CPT-MC310のネットワーク設定が完了したら、必ず固定したIPアドレスを自動取得に戻してOSを再起動してください。
設定画面を開く
強制ブリッジ設定の準備ができたら、設定するパソコンまたは端末のブラウザアドレス欄に「192.168.1.101」と入力しEnterキーを押すとSV-CPT-MC310の設定画面を開くことができます。
SV-CPT-MC310 ネットワーク設定
SV-CPT-MC310をネットワークに繋ぐ設定説明です。
ポート開放設定と併せてSV-CPT-MC310のIPアドレス値を説明させて頂きます。ポート開放不要な場合はIPアドレス設定だけ参照してください。
IOデータ ルーター
WN-AX2033GR2を参考に説明させて頂きます。
強制ブリッジで繋いでいる場合はIPアドレスを変更した時点で繋がらなくなるのでご注意ください。
「設定」>「オプション」>「ネットワーク」の順番でメニューを開いてください。
次の様にIPアドレスを固定します
- IPアドレス 「192」「168」「0」「30」
- サブネットマスク 「255」「255」「255」「0」
- デフォルトゲートウェイ 「192」「168」「0」「1」
登録>今すぐ反映をクリックして保存。もし繋がらなくなったら設定しているパソコンのIPアドレスを自動取得に戻し「http://192.168.0.30」にアクセスしてください。
次に「DNS設定」を開きます。
DNSサーバに次の様に入力
- DNSサーバ1 8.8.8.8
- DNSサーバ2 8.8.4.4
- DNSサーバ3 192.168.0.1
- DNSサーバ4 空欄
必ず保存してください。
ポート開放する場合はIOルーターの設定画面を開き、詳細設定からポートの開放を開きます。
- 設定名 any
- 公開する機器のIPアドレス 192.168.0.30
- プロトコル TCP
- LAN側ポート番号 80
- インターネット側ポート番号 80
NTT ルーター
PR-500KI 500MIを参考に説明させて頂きます。
NTT系ルーターに繋ぐ場合は特に何もしなくていいです、192.168.1.101固定のままで運用ください。
ポート開放する場合はルーターの「静的IPマスカレード」設定に以下の一つの設定を追加するだけ。
注意:v6プラスをご契約の場合、使えるポートが限定されてしまいます。なのでv6プラスの場合使えるポート番号を調べてポート変換設定を行う必要がある。
SV-CPT-MC310のIPアドレス固定手順ですが、192.168.1.101のまま説明いたします。
デフォルトゲートウェイとDNSアドレスを必ず設定してください。
「設定」>「オプション」>「ネットワーク」の順番でメニューを開いてください。
デフォルトゲートウェイに「192」「168」「1」「1」と入力し、登録>今すぐ反映をクリックして保存。
次に「DNS設定」を開きます。
DNSサーバに次の様に入力
- DNSサーバ1 8.8.8.8
- DNSサーバ2 8.8.4.4
- DNSサーバ3 192.168.1.1
- DNSサーバ4 空欄
必ず保存してください。
ポート開放する場合はNTTルーターの設定画面を開き、静的IPマスカレードを開いて以下の設定を一つ追加してください。
- 変換対象プロトコル TCP
- 変換対象ポート 80
- 宛先IPアドレス 192.168.1.101
- 宛先ポート 80
設定をクリックして必ずエントリー番号にチェックを入れて設定をクリックして保存
説明は以上です。
au ルーター
BL1000HWを参考に説明させて頂きます。
強制ブリッジで繋いでいる場合はIPアドレスを変更した時点で繋がらなくなるのでご注意ください。
「設定」>「オプション」>「ネットワーク」の順番でメニューを開いてください。
次の様にIPアドレスを固定します
- IPアドレス 「192」「168」「0」「30」
- サブネットマスク 「255」「255」「255」「0」
- デフォルトゲートウェイ 「192」「168」「0」「1」
登録>今すぐ反映をクリックして保存。もし繋がらなくなったら設定しているパソコンのIPアドレスを自動取得に戻し「http://192.168.0.30」にアクセスしてください。
次に「DNS設定」を開きます。
DNSサーバに次の様に入力
- DNSサーバ1 8.8.8.8
- DNSサーバ2 8.8.4.4
- DNSサーバ3 192.168.0.1
- DNSサーバ4 空欄
必ず保存してください。
ポート開放する場合はIOルーターの設定画面を開き、ポートマッピングを開き追加を開いて次の様に設定してください。
- 優先度 1
- LAN側ホスト 192.168.0.30
- プロトコル TCP
- ポート番号 anyのチェックを外して 80
エレコム・ロジテック ルーター
WRC-1167GHBKを参考に説明させて頂きます。
強制ブリッジで繋いでいる場合はIPアドレスを変更した時点で繋がらなくなるのでご注意ください。
「設定」>「オプション」>「ネットワーク」の順番でメニューを開いてください。
次の様にIPアドレスを固定します
- IPアドレス 「192」「168」「2」「30」
- サブネットマスク 「255」「255」「255」「0」
- デフォルトゲートウェイ 「192」「168」「2」「1」
登録>今すぐ反映をクリックして保存。もし繋がらなくなったら設定しているパソコンのIPアドレスを自動取得に戻し「http://192.168.2.30」にアクセスしてください。
次に「DNS設定」を開きます。
DNSサーバに次の様に入力
- DNSサーバ1 8.8.8.8
- DNSサーバ2 8.8.4.4
- DNSサーバ3 192.168.2.1
- DNSサーバ4 空欄
必ず保存してください。
ポート開放する場合はエレコム・ロジテックルーターの設定画面を開き、ポートフォワーディングを開き次の様に設定を追加してください。
- ローカルIPアドレス 192.168.2.30
- タイプ TCP
- ポート番号 80
追加>適用クリックいただいて再起動させてください。
説明は以上です。
バッファロー ルーター
WTR-M2133HPを参考に説明させて頂きます。
強制ブリッジで繋いでいる場合はIPアドレスを変更した時点で繋がらなくなるのでご注意ください。
「設定」>「オプション」>「ネットワーク」の順番でメニューを開いてください。
次の様にIPアドレスを固定します
- IPアドレス 「192」「168」「11」「30」
- サブネットマスク 「255」「255」「255」「0」
- デフォルトゲートウェイ 「192」「168」「11」「1」
登録>今すぐ反映をクリックして保存。もし繋がらなくなったら設定しているパソコンのIPアドレスを自動取得に戻し「http://192.168.11.30」にアクセスしてください。
次に「DNS設定」を開きます。
DNSサーバに次の様に入力
- DNSサーバ1 8.8.8.8
- DNSサーバ2 8.8.4.4
- DNSサーバ3 192.168.2.1
- DNSサーバ4 空欄
必ず保存してください。
ポート開放する場合はエレコム・ロジテックルーターの設定画面を開き、詳細設定>セキュリティ>ポート変換を開き以下の設定を追加。
- グループ、新規追加 any
- Internet側IPアドレス 変更しません
- プロトコルTCP/UDP 任意のTCPポートを選びます
- 任意のTCP/UDPポート 80
- LAN側IPアドレス 192.168.11.30
- 新規追加
YAHOO・ソフトバンク光 ルーター
E-WMTA2.3を参考に説明させて頂きます。
強制ブリッジで繋いでいる場合はIPアドレスを変更した時点で繋がらなくなるのでご注意ください。
「設定」>「オプション」>「ネットワーク」の順番でメニューを開いてください。
次の様にIPアドレスを固定します
- IPアドレス 「192」「168」「3」「30」
- サブネットマスク 「255」「255」「255」「0」
- デフォルトゲートウェイ 「192」「168」「3」「1」
登録>今すぐ反映をクリックして保存。もし繋がらなくなったら設定しているパソコンのIPアドレスを自動取得に戻し「http://192.168.3.30」にアクセスしてください。
次に「DNS設定」を開きます。
DNSサーバに次の様に入力
- DNSサーバ1 8.8.8.8
- DNSサーバ2 8.8.4.4
- DNSサーバ3 192.168.2.1
- DNSサーバ4 空欄
必ず保存してください。
ポート開放する場合はエレコム・ロジテックルーターの設定画面を開き、ルーター機能の設定>ポート転送設定を開き以下の設定を追加。
- 有効/無効:有効に変更
- プロトコル:TCP
- WAN側ポート番号:「80」-「80」
- LAN側ポート番号:「80」-「80」
- 転送先IPアドレス:「192」「168」「3」「30」
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