スマートフォンが爆発的に普及し、自宅に立ち上げたサーバーへのアクセス方法がわからないと言うご質問を多数ありましたのでパソコンでサーバーに繋ぐ場合やスマートフォンで繋ぐ場合の接続設定等を説明させて頂きます。
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自分のパソコンやスマホに接続する方法
利用しているパソコンやスマートフォンにサーバーを起動させてその内部のサーバーにアクセスする方法は次のURLでアクセス出来ます。
- 127.0.0.1
- locelhost
どちらでも良いです、例えば自宅WEBサーバーなら「http://127.0.0.1/」もしくは「http://localhost/」となります。
どう言う事なのかと言うと使っているパソコンにWEBサーバーを起動してその使っているパソコンでサーバーにアクセスする場合です。
ブラウザに次の様にURLを指定すればアクセスする事が出来ます。
TeamSpeakであれば次のURLに127.0.0.1やlocalhostと指定します。グローバルIPではありませんので念の為。
サーバーへ接続するを選んで、接続ダイヤログ画面が出るのでサーバーアドレスに「127.0.0.1」を入力して接続する事が出来ます。
自分のスマートフォンでマインクラフトPEのサーバーを起動して、そのサーバーにクライアント接続する場合も同様です。
補足、余ったスマートフォンにWEBサーバーを立ち上げて活用する方も増えているのですが、WEBサーバーを起動して同スマートフォンから閲覧する場合も同様に「http://127.0.0.1/」または「http://localhost/」でアクセス出来ます。
Editからサーバー追加画面でアドレス欄に「127.0.0.1」または「localhost」と入力すると登録する事が出来、127.0.0.1またはlocalhostサーバーへ接続する事が出来ます。
パソコンで稼働しているサーバーへスマートフォンからアクセスする
パソコンのファイル共有フォルダへスマートフォンを使って接続する、パソコンで起動しているマインクラフトサーバーにスマートフォンを接続する場合。まずサーバー機としているパソコンのIPアドレスを調べます。
IPアドレス確認方法は次の通りです。
IPアドレスを調べたら、パソコンと同じルータにスマートフォンをWi-Fiで繋ぎます。注意事項としてはスマートフォンを3Gや4Gで繋いでは駄目です。パケット通信はOFFにしてWi-Fi接続のみとします。
次にESファイルエクスプローラーアプリを起動し、確認したパソコンのローカルIPアドレスを入力して接続設定を作れば繋がります。
iPhoneにはESファイルエクスプローラーが無いので、代替としてANHTTPDをパソコンで稼働させてしましましょう。ANHTTPDがWEB上で公開するフォルダに共有したいファイルを移動します。
オプションのドキュメントルートです。例えば「C:\share」とした場合、Cドライブのshareと言うフォルダをWEBブラウザで表示させる事が出来ます。htmlが無くてもファイルだけパソコンから共有する事が出来るようになります。
ANHTTPDを起動したサーバーパソコンと同じ無線LAN親機にWi-Fiで繋いで、仮にサーバーパソコンのIPアドレスが192.168.1.2だった場合、iPhoneのサファリのアドレス欄に以下の様にIPアドレスを入力すればファイルを共有する事が出来るようになります。
他のルータに繋いでいるサーバーへアクセスする
ご注意、以下の様な環境の場合なるべくならLAN環境を再構築した方が良い。一時的な措置として参照願います。
この様にメインのモデムに繋いだスマートフォンやパソコンから、別の無線LAN親機(ルータモードで動作している)に繋いでいるサーバーにアクセスしたい場合はどのIPアドレスを指定すれば良いのか?
この場合、図の「192.168.1.2」の無線LAN親機と繋がっているUSBハードディスクのNASやそれにプリンターもこの手順でアクセスする事ができるようになります。
上のネットワーク図では、サーバー機としているパソコンのIPアドレスは「192.168.11.20」だ、しかし上流から下流へのアクセスはIPアドレス範囲が異なるので、接続端末側からは「192.168.11.20」を指定しても繋がりません。
もし上記の様な特殊な環境でESファイルエクスプローラー等を使いたい場合や、サーバーの代わりにNASを繋いで「192.168.11.20」接続させたい場合は
【注意、通常危険なのでNetBIOSのポート開放はしません。ポート開放よりVPN接続を用いる。】
「192.168.1.2」のIPアドレスが割り当てられている(ステータスから確認できます。)無線LAN親機に、192.168.11.20宛先に対してポート番号137、プロトコルTCPのポート開放設定を追加します。
その上で、接続したい端末から「192.168.1.2」を指定してアクセスすれば繋がるようになります。
上記の例では、192.168.11.20ではアクセス出来ません、仮想WANの状態ですので仮想グローバルIPアドレス「192.168.1.2」へのアクセスとなります。
NetBIOSのポート開放説明としては、YAHOOとソフトバンクとNTTの製品は下流になる事が絶対無いので説明は省きます。誤ってWAN側にNetBIOSを開くと大変な事になるのでくれぐれもお間違いの無いようよろしくお願い致します。
Aterm NetBIOS ポート開放
WG1800HPの説明を参考に設定画面を開きます。
画面が開いたらまず「情報」メニューを開き「現在の状態」を開いてWAN側IPアドレスを確認して控えます。
次にポートマッピングにアクセスしたい端末のIPアドレスを調べてポート開放設定を一つ追加します。(例、192.168.10.5だったとします)
LAN側ホスト「192.168.10.5」、プロトコル「TCP」、ポート番号(anyのチェックを外します)「80」-「右側空欄で良い」、優先度「1」、設定をクリックして保存。
以上で完了です。ポート開放した端末へ上流側からアクセスするには現在の状態で確認したWAN側IPアドレスを指定するとアクセスできるようになります。
エレコム/ロジテック NetBIOS ポート開放
LAN-WH450N/GRを参考に設定画面を開きます。設定画面が開いたらWAN側IPアドレス(確認方法は同ページに説明があります。)を先に調べて控えてください。
設定画面が開いたら、アクセスしたい端末のIPアドレスを調べてポート転送設定(ポートフォワーディング)に以下の設定を一つ追加します。(例、192.168.2.3)
ローカルIPアドレス「192.168.2.3」、タイプ「TCP」、ポート範囲「137」-「137」、コメント「anytest」。追加-適用-更新。以上で完了です。
端末へアクセスするには192.168.2.3ではなく、確認したWAN側IPアドレスを指定します。
コレガ NetBIOS ポート開放
CG-WLR300NMの説明を参考に設定画面を開きます。
設定画面が開いたら「ステータス」メニューを開いていただくとWAN側IPアドレスを確認できるので控えます。
次にバーチャルサーバー設定に一つ以下の設定を作ります。アクセスしたい端末のIPを確認してください。(例、192.168.1.6)
接続先「192.168.1.6」をプルダウンメニューから選択します。サービスは「ユーザー定義」、ポート範囲「137」-「空欄」、プロトコル「TCP」、登録。以上で設定完了です。
端末にアクセスしたい場合はWAN側IPアドレスを指定すると繋がるようになります。
バッファロー NetBIOS ポート開放
設定画面やステータスのWAN側IPアドレスを調べる方法はWXR-1900DHP2を参照ください。
端末からアクセスする為の情報も必要なのでステータスからまずWAN側IPを調べて控えてください。次にアクセスしたい端末のIPアドレスを調べて控えます。(例、192.168.11.2だったとします)
バッファロールータのポート変換設定に以下の一つを追加ください。
新規追加「anytest」、TCP/UDP「任意のTCPポート」、任意のTCP/UDPポート「137」、LAN側IPアドレス「192.168.11.2」、新規追加。
尚、192.168.11.2の端末へアクセスするにはバッファローのステータスで確認したWAN側IPアドレスです。
インターネットを経由してサーバーにアクセスする
インターネットを経由してWEBサーバーやファイルサーバーそれにFTPサーバーやゲームサーバーへアクセスさせる場合は、サーバーが稼働しているインターネット環境内からグローバルIPアドレスを確認して、それを相手に伝える事で接続させる事が出来ます。この点は皆さん概ね把握されていると思うのですが、このグローバルIPアドレスは変動するので最新のものを相手に伝える必要があります。
グローバルIPアドレスでは無くて、英文字のURLでアクセスさせたい場合はAtermルータに搭載されているホームIPロケーションサービスや、IOデータの登録不要iobbnetプリセットダイナミックドメインを使える様に新しくルータを導入される事をご検討ください。両方共とても簡単なDDNSサービスを使う事が出来るのでとてもおすすめです。
補足、基本的にインターネットを経由してサーバーアクセスさせる場合はポート開放する必要があるのですが、ポート開放しなくてもVPN接続させる事でローカルIPアドレスを指定して簡単にサーバー接続させる事も可能です。
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