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2019年リリース フレッツホームゲートウェイ PR・RX 600シリーズの特徴
2018年はNTTの新型ホームゲートウェイのリリースがありませんでしたが、2019年一挙4製品「PR-600KI / PR-600MI / RX-600KI / RX-600MI」をリリース。
フレッツもいよいよ10Gbsp対応になったのかと思いきや、今回発売されたホームゲートウェイはWi-Fi機能が強化され5GHz帯4 x 4ストリームに対応。
有線WAN(1ポート)・LAN(4ポート)のスペックは1Gbpsのままだが、IEEE802.11acの接続速度が最高1733Mbpsへと向上。また5GHz帯のIEEE802.11nモードも最高600Mbpsへと向上している。
その他の基本機能は500シリーズのホームゲートウェイと同じ
設定画面を開く
パソコンから設定画面を開きます。http://192.168.1.1又はhttp://ntt.setup/アドレスをブラウザのアドレス欄へ入力しEnterキーを押すとログインの画面が表示されるのでユーザー名にuserを入力、パスワードは一番最初にルーターの設定画面を開いた方が決めたパスワードを入力下さい。
スマートフォンで設定画面を開く場合はQRコードで開いていただけます。
ログイン画面ではなくエラーとなる場合はルータにログインできないページを参照下さい
準備IPアドレスを固定する
ポート開放したい端末のIPアドレスを固定します。任天堂端末は次の説明をご覧ください。
IPアドレス:192.168.1.80 (192.168.001.080)
サブネットマスク:255.255.255.0 (255.255.255.000)
デフォルトゲートウェイ:192.168.1.1 (192.168.001.001)
優先DNS:192.168.1.1 (192.168.001.001)
代替DNS:8.8.8.8 (008.008.008.008)
補足、かっこの値は任天堂機器または防犯カメラ用の値です。
IPアドレスを固定できたら必ず端末を再起動下さい。 問題なくインターネットに接続できる事を確認できたら個別にポート開放設定を追加ください。
PS4や任天堂スイッチ等のゲーム機の方はこちらのDMZを適用ください。
ポート開放設定説明
設定画面を開いたらトップページに表示される接続先名のメインセッションにチェックが入っている事を必ずご確認お願い致します(異なる場合はチェックが入っているメインセッションを静的IPマスカレード設定追加時に変更が必要)。
次に詳細設定を開き静的IPマスカレードメニューを開きます。ここに必要な情報を入力してポート開放設定を追加します。尚静的NAT設定とワンタッチ設定でもポート開放できるのですが一番有線処理されるのはメーカー公式説明では静的IPマスカレードが最優先されるとの事。
静的IPマスカレード画面エントリ1から編集ボタンをクリックすると設定項目を表示させる事が出来ます。
こちらの項目に必要な情報を追加していきます。
- 変換対象プロトコル TCPまたはUDPを選択
- 変換対象ポート ポート開放したい番号(インターネット側、範囲指定出来ません)
- 宛先IPアドレス ポート開放する端末のアドレス192.168.1.80
- 宛先ポート 2番で指定した同じポート番号(端末側、範囲指定出来ません。)
- 設定ボタンを選んで保存
後最後に必ず「有効・無効」のエントリにチェックを入れて保存して完了してください。
設定例としまして、ネットワークカメラやWEBサーバが使うTCP/80番の入力例をご覧ください。ポートチェックにインストール不要のANHTTPDを使えば簡単に通信テストを行うことが可能です。
- 変換対象プロトコルTCP
- 変換対象ポート、80
- 宛先IPアドレス、192.168.1.80
- 宛先ポート、80
- 設定ボタンを選んで保存
その他、Minecraftサーバ動作の設定TCP/25565の設定例です。
- 変換対象プロトコルTCP
- 変換対象ポート、25565
- 宛先IPアドレス、192.168.1.80
- 宛先ポート、25565
- 設定ボタンを選んで保存
UDPポートを設定する手順の説明。MinecraftポータブルエディションUDP/19132の説明です。
- 変換対象プロトコルUDP
- 変換対象ポート、19132
- 宛先IPアドレス、192.168.1.80
- 宛先ポート、19132
- 設定ボタンを選んで保存
設定が追加できたらUDPポート開放チェックを参照し回線チェックツールから手動ポート19132。手動ポート利用可とあればオンラインで楽しむことが出来るようになります。
ポート開放設定の保存
必ず追加したエントリ番号左側にチェック(有効・無効)を入れて、設定ボタンを選んで保存です。チェック入れ忘れだと設定が有効にならないのでご注意ください。
DMZを適用します
家庭用ゲーム機の場合DMZを適用してください。「詳細設定」から「静的NAT」を開きます。
簡易DMZ設定の”外部からのパケットをすべて特定ホストに中継する”にチェックを入れます。下の特定ホストのIPアドレスに192.168.1.80と入力して設定ボタンを選んで保存。これで作業完了です。尚DMZと静的IPマスカレード混在の設定はしないでください。静的IPマスカレードが最優先されますのでもしこちらの方に設定がある場合はDMZが正しく働かなくなります。
ポート開放できなかった場合
もしポート開放出来無い場合はUPnPを無効にしてみてください。
「詳細設定」を開いて「高度な設定」を開きます。UPnPを使用するのチェックを空欄にしてしまい、ページ下の設定をクリックまたはタップして保存。これでUPnPを無効化に出来ます。
その他
- Wi-Fiつなぎ方 (500シリーズと同じ)
各種マニュアル
NTT東日本のサポートページよりダウンロード可能です。
コメント
こんにちは。ドコモ光でプロバイダーはニフティ、v6プラスを利用しています。ホームゲートウェイと無線LANルーターを同時に交換することになりましたが、今までと同様の接続が復元できず、こちらを拝見しながら試行錯誤しているところです。
ホームゲートウェイ:PR-600MI(192.168.1.1)
無線LANルーター:バッファローWSR-5400AX6/DCG(192.168.11.1)
PR-600MIのLAN端子からバッファローのWAN端子に接続、二重ルーターにした状態です。PCほか端末は全てバッファローに接続し、PR-600MIにはバッファロー以外接続しておりません。バッファロー以下のLAN内にSynologyのNASがあり、外部からVPN接続してアクセスするためと、スマートフォンをひかり電話の子機として、外出先からひかり電話を利用するために、ポート開放をしようとしています。
バッファローのIPアドレスを「192.168.1.2」に固定することはできましたが、PR-600MIの詳細設定画面に「静的IPマスカレード設定」「静的NAT設定」が表示されておらず、設定することができません。
(ほかにも「VPNサーバ設定」、「UPnP設定」などが表示されず、機能が制限されているように見受けられます)
これらの設定を表示、もしくは別の方法で設定することが可能でしょうか?あるいは、IPv6で接続されているためにこれらの設定が非表示(不可能)なのでしょうか。
お手数をおかけしますが、対処法をご教示いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
はじめまして、問題点の説明ありがとうございます。
ONUが独立して設置していれば「WSR-5400AX6/DCG」をホームゲートウェイとして利用可能なはずなのですが
https://www.buffalo.jp/product/detail/wsr-5400ax6_dcg.html
PR-600MIがONU一体型だとちょっと難しいので、PPPoEに切り替えて頂かないとポート開放できないです。
お返事ありがとうございます。
交換前はPR-S300SEとバッファローWXR-1900DHP2の組み合わせでしたが、実は、ONUとLANとの間に別の5ポートハブを挟み、そのハブからバッファローのWAN端子とPR-S300SEのLAN端子に接続。PR-S300SEのIPv4配布は止めて、IPアドレスを192.168.11.xxxと固定。インターネット接続はバッファローから行う形にしていました。その上でバッファローにポート変換情報の登録を行い、上記のようなVPN接続を実現していました。
交換当初、同じように接続したところIPv4とIPv6が混在するような形になったのか通信が安定せず、ひかり電話の通話に不具合も起きてしまい、ニフティ様、NTT東日本様にそれぞれご相談・サポートしていただいた結果、上記のように接続することになりました。本来であればバッファローをアクセスポイントモードにするべきなのでしょうが、有線・無線合わせ、宅内60個以上のIPアドレスを手動割当で管理しておりましたし、ひかり電話ルーターの無線機能がオプションなこともあって、二重ルーターで運用することにした次第です。
交換前の接続方法が自己責任であることは承知していましたし、今の状態でも心配していた速度低下などはなく、子どものPS4もNATタイプ2なので日常利用には問題ないのですが、VPN接続だけがなんとかならないかと悪戦苦闘しておりました。
v6プラスを利用している以上、PPPoEに切り替えるのは難しいと思いますが、現状の接続方法でVPN接続を実現する方法はないでしょうか?また、このような二重ルーターでの運用において、注意すべき点がありましたらご教示ください。たびたびの質問で申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
LAN環境お手数おかけします。
今一度ネットワーク環境を整理させて頂きたいのですが
【ONU】
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【5ポートHUB】
|
【PR-600MI】
|
【バッファローWSR-5400AX6/DCG】
上記の様なネットワーク環境でしょうか?
もしもそうなら2重接続は通常禁止されていますが(うまく行かないかもしれない、ご了承願います。)2セッションを契約頂いて(工事費用だけ必要)、以下の様な接続にさせるのはどうでしょうか?
https://www.akakagemaru.info/port/faq-2stion.html
【ONU】
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【 5ポートHUB 】
| |
【PR-600MI】
・PR-600MIは通常のv6プラス接続
・バッファローWSR-5400AX6/DCGはPPPoE接続
うまく行かない場合はPR-600MIを取り除くか、もう一つ接続フレッツ光接続のアカウントを追加(電話で申し込みが必要、1200円程度月々必要)して頂ければ、↑案内の接続方法が適用できます。
ソフトイーサーかハマチを使うVPNもありますがちょっとセキュリティ的に心配な面もあるのと使い物になるかもわからないので余りおすすめできない感じでしょうか。
こんにちは。こちらこそ、たびたびお手数をおかけします。
やろうとして上手くいかなかったのは、
【ONU】
↓
【5ポートHUB】→(WAN)【バッファローWSR-5400AX6/DCG】(LAN)→【PCほか各端末】
↓ (LAN)|
【PR-600MI】←――――――――┘
です。これで、交換前の環境では接続ができていました。PR-600MIからはIPv4アドレス配布をせず、LAN内はバッファローから配布する192.168.11.xxxです。また、接続前にPR-600MIには192.168.11.xxxを固定で設定し、他のPCから設定画面にアクセスできていました。
現在は、
【ONU】
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【PR-600MI】192.168.1.1
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【バッファローWSR-5400AX6/DCG】192.168.1.2/192.168.11.1
|
【PCほか各端末】192.168.11.xxx
のようにしています。
おっしゃる通り、2セッションにすれば
【ONU】
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【 5ポートHUB 】―┐
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【PR-600MI】 【バッファローWSR-5400AX6/DCG】
・PR-600MIは通常のv6プラス接続
・バッファローWSR-5400AX6/DCGはPPPoE接続
で解決できそうに思います。
あとは、今のままでもSynologyのNASでPPPoE接続をすればいいのかな?などとも考えたのですが…
いずれにしても、なぜ以前の環境では問題なかったのに、交換したらできなくなったのかが不思議です。自分の知識不足を痛感し、各方面から情報を収集しつつ、もう少しあがいてみようと思います。
LAN環境構築図ありがとうございます。
あ!IPv6ブリッジ機能があるのでバッファローの後ろにPR-600MIを繋ぐと全てうまく行く感じですね。気が付かなかったです。
何れにしてもなかなか画期的なネットワーク構築図でスッキリしました。ご連絡ありがとうございます。
引っ越し後にポート開放が出来ず困っていたところ、こちらのページを参考にして無事出来ました。ありがとうございました。