ASUS チーミング対応高機能無線ルーターRT-AC87Uポート開放設定の説明

マザーボードメーカーでも有名な台湾の電子機器製造メーカーASUSが販売する高機能無線ブロードバンドルータRT-AC87Uのポート開放手順の説明です。このブロードバンドルータはとても面白い機能を持っていて”2回線を使ったチーミング“に対応します。マニュアルにある2つの回線がWAN側を意味するのかLAN側を意味するのか詳細な説明はなかったのですが何れにしても太いトラフィックと安定したセッション環境を構築出来そうです。注意点としましては、そのままでは使えません。必ず初期設定を行い無線LANの暗号化キーを8文字から64文字の間でユーザー自身で設定する必要があります。設定にはパソコン又はプレイステーション3/4が必要で余り初心者向けとは言えない製品です。

その他更に面白い機能があり、USBインターフェースにHDDやフラッシュメモリデバイスを接続しBttorrentを利用したり、NNTPプロトコルを使うニュースサーバーをも利用可能。ただNNTPは一般プロバイダではサーバーを持たない（ダイヤルアップ時代はプロバイダで提供はあったものの近年殆ど廃止されました）ので別途契約が必要になります。ニュースサーバーはこちらのgiganews usenet serverが有名です。注意事項、ニュースサーバーは自由な情報が行き交うサービスで規制もされていません。ご利用には十二分な注意が必要になります。補足事項、NNTP接続するにはgiganews等別途サービス契約が必要なのと専用ソフトがあればパソコンでも接続して利用することが出来ます（OutlookExpressならニュースサーバー対応です。）。別途このルータが必要なわけではありません。NetNews用ユーティリティ – Vector

RT-AC87Uの特徴としましては、遠くまで届きそうなアンテナ4本を持つ電波が強力な無線LANを実装し対応通信規格はIEEE802.11b/g/n/a/ac（2.4GHz/5GHzデュアルバンド対応）となります。無線での最大接続速度は1700Mbps（5GHz/802.11ac）、電波に関しましてはクライアントに対して狙って電波を飛ばすことが出来る”Ai Radar”機能を持ちますので安定的にスマートフォンやタブレットそれに家庭用ゲーム機のインターネット接続を提供する事が出来ます。有線LAN機能に付きましてはもちろんギガビットインターネット1000BASE-Tに対応するのでフレッツ光隼を始めauギガ光やeoギガコースにも対応します。その他CATV回線やADSL回線にも導入頂けます。またWAN側は特に光やADSLそれに同軸ケーブルで無くともUSBモデムを差し込むことが出来るので3G/4Gキャリアにも対応出来ます。対応可能USBモデム一覧はこちら3G/4G USB Adapter Support List
その他の機能、本機は1GHz動作クロックを持つCPUと512MBメインメモリスペックを持つのでスループットには自身があると言うことです。VPNサーバーにプリンターサーバーにDLANやiTuneサーバーやNASサービスをも搭載し加えてインターネット利用時間を制限する事が出来るペアレンタルコントロールとトレンドマイクロのTrend Micro Smart Home Networkを実装します。機能面などはAmazonのRT-AC87Uユーザーレビューが参考になると思います。

ルータの設定画面を開く

RT-AC87Uの設定画面を開くには、http://192.168.1.1/又はhttp://router.asus.com/このURLをパソコンのブラウザで開きます。図と同じページが表示されたら右上のログインを開きます。PS3/4で設定画面を開く場合はこちらを参考にしてください。プレイステーション3 ルータの画面を開く方法
ユーザー名とパスワード入力画面が表示されたら両方に”admin”と入力してログインすれば設定画面を表示することが出来ます。もし以下の画面に切り替わらずエラーページを表示できません等の場合はログイン出来ないをご確認下さい。

設定画面が表示されてもし言語が英語の場合、図の場所”English”をクリックして”Japanese又は日本語”を選んで頂ければルータのメニュー表示言語を切り替える事が出来ます。

 
一番初めて画面を開いた方は以下を参考に必ず初期設定して下さい。
注意、そのままで使わないで下さい。念の為左上の「Quick Internet Setup」を開いて初期設定を行って下さい。そうしないと無暗号化無線LANで動作してしまう恐れがありますので。

初期設定の流れは「Check Connection」をOKボタンで閉じて、次の「インターネットセットアップ」はもしPPPoE接続が表示されてたらプロバイダ発行の接続IDとパスワードを入力してください。DHCP動作の場合は以下の図と同じ画面が表示されます特に何も設定する必要はありませんので「Next」を選んで下さい。

フレッツの方でPPPoEを作る必要がある方は以下の”User Name”に接続IDと”Password”の所に接続パスワードを入力します。

 
ここが非常に重要です。ここは絶対に飛ばさないで下さい。必ず”Security Key”に8文字から64文字の無線LANパスワードを設定してください。そうしないと不正アクセス無線LAN環境となってしまいますので。図の赤い枠二箇所に必ず設定してApply（適用）を選んで保存です。

 
最後に状態一覧が出ますのでNextで設定完了となります。図の様に”Wireless Security”が”Open System”と言う文字がある場合は無暗号化ですので注意して下さい。

準備IPアドレスを固定する

まずポート開放するパソコンやその他クライアントのIPアドレスを固定してしまいます。
以下の様にIPアドレスを固定した状態で説明させて頂きます。

• Windows 8
• Windows 7

IPアドレス：192.168.1.80
サブネットマスク：255.255.255.0
デフォルトゲートウェイ：192.168.1.1
優先DNS：192.168.1.1
代替DNSは空欄のままにしてください。
設定完了しましたら、必ずパソコンを再起動してください。
もしも、上記の設定を行ってWEBページが見れなくなった場合、DNSアドレスをプロバイダ指定のDNSに書き換えてください。WEBサイトが見れない

ポート開放設定する

一応二種類ポート開放設定があります、一つはポートトリガーサービスです。こちらは当サイトでは説明しません。理由は確実性が無い為。特に海外製品は動作したりしなかったり動作が不完全な場合があります。当サイトで説明するのはもう一方の「仮想サーバー（virtual server） / ポート転送（port forward）」を使って説明します。左下の「WAN」メニューを開いて上の「virtual server） / port forward」メニューを開いて下さい。

 
「virtual server） / port forward」画面が開いたら、図の”Enable Port Forward”のYesにチェックを入れて下さい。その他の”Famous Server List”と”Famous Game List”はRT-AC87Uに登録された各種サービス別リストからポート開放設定を選択登録できるように出来るサービスです。今回は利用しません。

 
設定例としましてネットワークカメラ又はWEBサービス等でよく使う80/TCPで説明します。ポートチェックを行う場合は、ANHTTPDならインストール不要でWEBサーバを動作させてポート開放出来ているかを確認できるので便利です。

1. Service Name、serverja
2. Portr Range、80
3. LOCAL IP、192.168.1.80
4. LOCAL Port、80
5. Protocol、TCP
6. 最後にApply（適用）ボタンを選んで下さい。

一応上記の流れで設定出来るはずなのですが、右側の+ボタンが気がかりです。もしそのままApplyを選んでも設定が追加されない場合は右端の+アイコンのAddを選んでからApplyを選んで保存して下さい。

 
その他、人気minecraftのサーバ設定例。

1. Service Name、serverja
2. Portr Range、25565
3. LOCAL IP、192.168.1.80
4. LOCAL Port、25565
5. Protocol、TCP
6. 最後にApply（適用）ボタンを選んで下さい。

 
 
ご質問の多いUDPポートの設定です。MinecraftPEの19132番で説明します。

1. Service Name、serverja
2. Portr Range、19132
3. LOCAL IP、192.168.1.80
4. LOCAL Port、19132
5. Protocol、UDP
6. 最後にApply（適用）ボタンを選んで下さい。

設定を追加出来ましたら、UDPポートチェックツールを取得して手動ポート19132と入力し回線チェックして下さい。

範囲設定例です。例えばウェルノウンポート”1から1023″すべて一つの設定と作る場合はコロン符号で区切ると範囲指定出来ます。

1. Service Name、serverja
2. Portr Range、1：1023
3. LOCAL IP、192.168.1.80
4. LOCAL Port、空欄にしてください。
5. Protocol、TCP
6. 最後にApply（適用）ボタンを選んで下さい。

 
ポート変換設定例です。外部待ち受けポートと内部ポートを切り替える事が出来ます。以下の様に設定する事で例えば自社WEBサービスにアクセスする時に例えばドメイン名がmy.coltd.comだった場合このWEBサービスにアクセスするにはhttp://my.coltd.com:8080/とコロン8080を付け加えないとアクセス出来ない仕組みとする事が出来ます。ネットワークカメラも同様の方法でセキュアに映像を公開出来るのですがネットワークカメラのUPnPを切らないとポート変換出来ないのでご注意下さい。

1. Service Name、serverja
2. Portr Range、8080
3. LOCAL IP、192.168.1.80
4. LOCAL Port、80
5. Protocol、TCP
6. 最後にApply（適用）ボタンを選んで下さい。

 
説明は以上です。

その他

• Wi-Fiつなぎかた
• マニュアル・ダウンロード（PDFですパソコン必要）
• ドライバーとツール
• ASUSメーカートップページ