RT-S300HIには静的IPマスカレード設定があり、ローカル側のポートと待受ポートを変換してポート開放させることも可能です。例えば規制ポートがある場合はローカル側待受ポート5730として80番ポートを開放してルータに80→5730へ変換して転送させることが出きます。
なので実質インターネット上では80番ポートでの通信とする事が可能となるわけです。
準備 IPアドレスを固定する
まず準備作業としてポート開放するパソコンのIPアドレスを固定してください。
IPアドレス:192.168.1.30
サブネットマスク:255.255.255.0
デフォルトゲートウェイ:192.168.1.1
DNS:192.168.1.1
代替DNSは空欄で構いません。
固定できたら必ずパソコンを再起動してください。
ルータの設定画面を表示する
ルータへのログインはRT-S300HI ポート開放設定を参照ください
ポート開放とポート変換設定の説明
ルータにログインできたら以下の手順でポートを開放します。まずルータのメニュー静的IPマスカレードメニュを開きます。
静的IPマスカレードを開くと以下の画面が開きます。エントリ番号1をクリックしてポート開放情報を入力して行きます。(注意いきなり10等に飛んで設定してはいけません。)
ポート変換の練習としてビットトレントで説明します。
例えばトレントの待受ポートを5733番とした場合、WAN側で80番待受にさせる設定
以下はトレントのソフト側の設定サンプル
着信用ポート5733と設定します
次に静的IPマスカレード設定に以下の様に設定ください。
上図設定入力の説明
優先順位:1から99まで指定出きます。基本的に最初の設定は1を指定。追加の設定あれば2・3・4と繰り上がって設定します。0を指定すると無効化になります。
接続インターフェース名はRT-S300HIにある接続設定欄の名称です。通常はメインセッションにPPPoE接続設定があるのでメインセッション指定で構いません。
宛先IPアドレスはポート開放したい機器に割当のあるローカル側のIPアドレスを指定します。
変換体sy方IPアドレスはここは変更しません。必ず自分のWAN側IPアドレスを指定してください。
変換対象プロトコルはアプリケーション指定するプロトコルを設定します。TCPかUDPの何れか。
宛先ポートはアプリケーションが待受に使っているポート番号になります
変換対象ポートは外部から待受通信対象ポートを指定します、80番ポートで通信させたいので80と指定します
入力でできたら設定ボタンを選択し作業完了になります。
こうすることで、プロバイダ側では80番の通信と認識させることが可能になる訳です。
説明は以上です。
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