セットアップ不要で簡単に導入可能な無料FTPサーバnekosogiftpdの説定と、幾つかのルータを例にポート開放設定例のご紹介です。
使い方
使い方は簡単、ダウンロードしたLZHファイルを解凍してnekosogiftpd.exeを実行するのみです。
外部(WAN側)及び内部(LAN側)アクセスさせるには、まずユーザーを作成する必要があります。人メニューボタンを選んで図のユーザーリストを表示し、追加から接続許可ユーザーIDとパスワード、それとアクセス許可パス名(フォルダ)を説定追加します。
上記追加を選んだら以下の画面が表示されます。まず接続ユーザー名(ID)と接続パスワードを設定します。パスワードを要求は必ずチェック。次にサーバへのアクセス時どのパス(フォルダ)へアクセスさせるかを決めます。四角い点々ボタンを開きます。
FTPサーバで許可するパス(フォルダ)を決めます、選択してOKボタンで完了です。
以下の様に、最低4項目設定できたら準備完了です。OKボタンを選んで閉じます。備考、アクセスさせる人数分この設定が必要です。もちろんユーザー名とパスワードそれに可能ならユーザー別ホームディレクトリも別々が望ましいです。
ユーザーリストが追加されたことを確認してOKボタンでこの画面を閉じます。
次にFTPサーバを開始します。接続メニューか図のLANケーブルボタンを選択でサーバを起動できます。
次に、正しく動作しているかをブラウザで構わないので以下のURLへアクセスを試してみて下さい。
- ftp://127.0.0.1/
図の様に認証画面が表示されたら、設定したユーザー名とパスワードで接続できるかを確認します。
以下の様にブラウザに指定したディレクトリが出てきたら準備完了になります。(FTPサーバ稼働準備完了)
21番ポートを開放する
基本的にFTPサーバはTCP21番ポートを使うルールになっておりますので、ご利用ルータ別に21番ポートをサーバに転送設定(ポート開放)させれば、外部からアクセスして利用することが可能です。VPN接続させれば特にポート開放する必要はありません。PPTP設定を作成すれば利用可能になります。詳しくはVPNの設定をご覧ください。
nekosogiftpdどうサポートを確認もしくは変更(必要ありません)は、設定からシステムを開くと確認もしくは変更可能です。
主なルータ別21番ポート開放設定例です。まずはNTTブロードバンドルータ(例、RT-S300NE)パソコンのIPアドレスはサンプルページ通り192.168.1.10固定で構いません。次のように入力下さい。
- 変換対象プロトコルTCP
- 変換対象ポート21
- 宛先アドレス192.168.1.10
設定から前のページに戻るを選んで、追加したエントリにチェックを入れて保存。以上で設定完了です。
バッファロールータ利用時。(例、WZR-450HP)IPアドレスはサンプルページにある通り192.168.11.50固定設定で構いません。ただ二重ルータ環境では無いことにご注意下さい。以下のように設定します。
- 新規追加ftp
- プロトコル、任意のTCPポート(備考、TCPポートは確かあったと思うのですがもしあればそちらを選択します)
- 任意のTCP/UDPポート21
- LAN側IPアドレス192.168.11.50
- 新規追加
以上で作業完了です。
NECAterm系列の設定例です。auさんやイー・アクセスさんの回線の方は該当すると思います。(例、BL900HW)サンプルページを参考に192.168.0.80とIPアドレスを固定して下さい。
- LAN側ホスト192.168.0.80
- プロトコルTCP
- ポート番号21
- 優先度1
設定を選んで保存。以上で設定完了です
他の資料にない設定の方は、メーカー別の説明ページを参照して下さい。不明な点あればルータ設定BBSへ気軽にご質問ください。
後は、サーバを設置しているグローバルIPアドレスを利用者に伝えてもらえればFTPアクセスさせることが可能です。もしくはこちらのDDNSを設定すれば静的に何時でもアクセスが可能になります。
説明は以上です。
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