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- ネットワークカメラをテストする。(自宅サーバの動作確認方法)自宅サーバの動作を確認する手順から参照下さい。
IOデータ製品低価格無線LAN対応ネットワークカメラTS-WLCAMの設定手順の説明。このカメラの特徴ですが、有線側は100BSE-TX最大速度100Mbps全二重対応と無線LANはIEEE802.11b/g/nに対応するので送信方向ですが無線LANなら最大150Mbps未満(半二重の為)を期待する事が出来ます。
余談ですが全二重は上下とも100Mbpsならそのトラフィックをを持つ通信を行う事が出来ると言う意味になります。
全般的な評価に付きまして、今まで5件程お問い合わせ頂いたのですが、無線LAN環境の方だけ映像の遅延やブロックノイズが出ていると言う他は特に問題なさそうでした。無線LAN通称Wi-Fiで繋ぐ場合はどうしてもトラフィックが細くなるのでそうした問題が生じるのかもしれません。ただ設定は非常に簡単ですし何かトラブルがあればkagemaruに聞いてもらえれば殆ど解決出来ています。ですので何らかの防犯/ストーカー行為ある場合このカメラは結構役立つと思います。アマゾンのTS-WLCAMユーザーレビューも参考になると思います。
防犯に役立つ主な機能
人感センサー付きで、人の動作はもちろん照明の点灯にも反応して写真を撮影し記録することが出来ます。その他LAN型ハードディスクNASと呼ばれる製品に長時間動画を撮影し保存することが出来るのでストーカー対策にもなると思います。
外出していてもスマホからも映像チェックが可能な無料アプリ配布。OS別のアプリをダウンロードしてご利用頂けます。
- QwatchView(iPhone/iPad)
- QwatchView(Android/Nexus/Xperia)
その他、ここがとても便利です。ioデータ提供のダイナミックドメインという自宅のネットワークカメラへアクセスするときのURL(ネットワークカメラアドレス)設定が非常に簡単です。登録不要でプリセット機能を使えばすぐにオリジナルのネットワークカメラURLの出来上がりとなります。
kagemaruが思う駄目な点
内蔵記録デバイスが無い。通常SDカードを差し込んでカメラ本体で録画させる事が出来る機能を持つのですがこれにはありません。映像を記録させるにはLAN型ハードディスクかパソコンの電源を入れっぱなしにしてパソコンのハードディスクへ記録させる必要があります。
カメラ本体の設定はWindowsパソコンとInternetExplorerが必須となる様子です。PLANEX製品も一時期IEではないと設定反映出来ない問題などがありましたがそれと似た形になっております。なのでMACPCでは設定を上手く行えない可能性もあります。もちろんスマホで設定は不可。
誤解をしてはいけない点、カメラに映像記録は出来ませんが、人感センサー防犯機能を使った撮影映像のメール送信サービスはカメラ本体だけでも行うことが出来ます。また外部からカメラの映像はリアルタイムストリーミング配信でスマホやパソコンを使って閲覧する事が出来ます。
設定は簡単なの?
この機種は有線も無線もどちらでも繋ぐことが出来ますが、外出先からも自宅の様子をスマホ等で確認したい場合はプライベートIPアドレス契約では無いことを確認の上設置お願いいたします。逆に言うとグローバルIPアドレスインターネットサービスなら問題なく外部から自宅の様子を手軽に見ることが出来ます。
よくわからない場合一番簡単なインターネット契約JCOMインターネットをご契約するととても簡単に外からカメラの様子を見ることが出来るようになります。(CATVインターネットはモデムの電源を20分切って繋ぎたい機器を繋いでCATVモデムの電源を入れて登録機器更新を行うことで手軽に通信機器を繋ぎ変える事も可能です。)
有線LANケーブルで繋ぐ環境は簡単ですが、無線(通称Wi-Fi機能)となると一概には言えないのです。WPSプッシュスタート機能を使って無線LAN接続設定を完了させる事は可能ですがWPSに対応しない無線親機を使っている場合は手動で設定頂く必要があります。
ただ、無線LANとカメラを繋ぐ場合は冒頭申し上げました通り必ず繋がるという保証が出来かねるので(電波干渉や電子機器の一番の問題、熱の問題もあります。熱を冷却できないとフリーズする恐れがあります。)確実性をもたせるならやはり有線LANでカメラ環境を構築した方が望ましいですし接続設定もより簡単です。
基本的な設定手順の説明です
まず、カメラをブロードバンドルータに繋ぎます。Wi-Fiを使って繋ぐ場合はWPS対応無線親機ならカメラ本体の後ろにあるWPSボタン長押しで簡単に接続設定を完了できます。
2013年以降市販されている無線親機通称無線ブロードバンドルータにはWPSプッシュスタートボタンが標準実装されています。例えばAndroidのWi-Fi説明の簡単プッシュスタートの説明を参考にご自宅の無線親機にWPSボタンが実装されているならページ説明にある通り無線親機本体のWPSボタンを長押して、カメラ本体のこのボタンを約1秒少々押して離します。後は自動的につながります。
一応カメラ前面のここのランプが点滅していることを確認して下さい。点滅していなければ今一度上のWPSボタンを1秒少々長押ししてランプが点滅している事を確認ください。
無線LAN親機がプッシュスタートに対応していない場合。この場合あまり詳しくないなら有線LANケーブルで繋いで頂いたほうが望ましいです。100mまでの長さならLANケーブルで繋ぐことが出来ますので。どうしても無線という場合は半径10m以内障害物無し(電波干渉するテレビや冷蔵庫それに電子レンジなどが無い場所)の環境で次の様に手動で設定を行なって頂く必要がります。但し少々ハードルは高いです。
まず無線親機のSSIDとパスワードを調べます。調べる方法に付きましては無線親機の型番を調べて次の様に調べて頂ければ判明すると思います「親機の型番名+Wi-Fiつなぎかた」。詳しくはWi-Fiのパスワードを調べる手順も参考になると思います。
接続先SSIDと暗号化キー(パスワード)を控えたら、カメラの設定画面を表示します。その前に複雑ですみませんカメラへのログインパスワードとなるMACアドレスを本体情報シールを目視で確認して控えておいてください。本体裏側の図の場所に記載あります。MACの後ろ側の16進数の英数字です。
次に、同ネットワーク内に繋いだパソコンからカメラの設定画面を開きます。この辺はIOデータの公式ヘルプに詳しく説明がありますのでご確認ください。ローカルネットワークのパソコンから本製品にアクセスする。(備考、ローカルネットワークとは自宅の中と言う意味です。)
カメラへのログイン情報は上に記述しているMACアドレスを使います。
- admin / ユーザー名です。
- 控えたMACアドレス / パスワードです。コロン不要英数のみ入力下さい。
以下はInternetExplorerでのログイン画面サンプルです。
無線LANを手動で設定する場合は、右上の設定メニューを開きます。
画面左メニューの基本設定より無線設定を開きます。以下の画面が開くのですが然程難しくないので手順をご確認下さい。まず検索ボタンをクリックします。検索をクリックすると資料なくてすみません、カメラの近くにあるSSID名一覧が出てきます。確認した繋ぎたい無線親機のSSIDを選択してOKか設定をクリックすると自動的に暗号化方式などが登録されます。
検索ボタンからSSIDを選んだら、WPA暗号化キーであればプレシェアードキーに調べた無線LAN親機の暗号化キーを入力します。WEPキー種別ならWEPキー1に暗号化キーを入力して設定ボタンをクリックして接続設定完了となるはずです。
少し長くなりましたが有線又は無線で自宅のブロードバンドルータに繋がったらLIVE VIEWメニューに戻るか再度ログインして頂いて且つ所定のプラグインをインストール完了できたら図の様にカメラの様子がブラウザ上に表示されます。通常この状態で設定は完了となるのですが、念の為外部アクセス出来るかを確認するためにポート開放の確認を行って下さい。チェックするポートはデフォルト80/TCPです。問題なくポート開放で着ているならこちらのアプリを使って簡単にスマホから外部アクセスする事が出来ます。
ポートチェックに失敗する
ポートチェックに失敗したり、スマホの3/4G通信に切り替えてアクセスを試みるもカメラの映像が出てこない場合の対策方法です。まず二重ルータ環境では無いかを確認下さい。パソコンが無いと少々チェックは難しいのですが図で例えるとモデムの場所にルータが存在していて無線親機もルータ動作している場合は二重ルータ環境です。この場合無線親機をアクセスポイントモード又はブリッジモード動作に切り替えて頂ければUPnPサービスにより自動的に外部公開となるはずですのでお試し下さい。
このように基本的に内側にある無線ルータをブリッジモード又はアクセスポイントモードへ切り替え事で外部アクセス出来るようになります。
ブリッジモードに切り替えるには10年前後以前のブロードバンドルータであれば設定画面から切り替えないと困難でしたがそれよりも新しいものであれば本体の後ろ側にあると思われるRT/APやON/OFF/AUTO等の切り替えスイッチで簡単に切り替えられると思いますのでマニュアルごご確認ください。全部説明しきれないのですが一部代表的な型番で当サイトにも説明ありますのでご参照頂ければと思います。ルータ各種 ブリッジモード方法と強制ブリッジモード説明
それでもはやり外部アクセスが出来ないとお困りの場合は手動でポート開放する必要がありますので、接続先ブロードバンドルータ名をお控えの上kagemaruに質問するのBBSまで気軽にお問い合わせ下さい。また簡単ではありますが以下の様に手動でポート開放する場合設定例を記載させて頂いておりますので参照してわかる方は設定してみてください。尚何度も執拗に書きますが無線LAN接続だとトラフィックが細いので映像がブロック化したり遅延したりします、なのでその辺はポート開放と何ら関連性はないのでご了承願います。
手動でカメラのポート開放する
手動で設定する場合はパソコン無くても出来る場合もあります。例えばバッファローの最新ルータはスマホ対応CSS設計になってますので手軽にモバイルでルータの詳細設定を変更する事も出来ます。手順としましてはカメラを設置している同じネットワークに接続している端末のIPアドレスを確認して下さい。
主要な端末のアドレス確認手順の説明です。
確認したIPアドレスの末尾とゲートウェイ/DNSを次の様に変更して設定できます。サブネットマスクはクラスCと言うIPアドレス範囲となるので255.255.255.0共通です。
末尾変更とは簡単に説明するとIPアドレスは4つの区切りでわけて考ると簡単です。例えば192.168.1.2であれば「192」「168」「1」「2」の様に区切ります。この時の末尾は「2」となりますのでこの数字を(2=ワイルドカードとして考えます。)ワイルドカードとしてこの数字を任意に254番まで自分で決定出来るわけです。デフォルトゲートウェイとDNSは末尾は概ね「1」としている場合が多いのでデフォルトゲートウェイとDNSは「192」「168」「1」「1」(192.168.1.1)これがデフォルトゲートウェイとDNSアドレスとする事が出来ます。サブネットマスクは255.255.255.0共通なのでカメラへは以下の様にIPアドレスを固定出来ると言うことになります。少し前置きが長くなりましたが次のように切り分けて設定して頂けると思います。
余談ですが、もっと簡単に言うとIPアドレスの前から3つ目までは全て共通ということがわかると思います。それを踏まえるとわかりやすいと思います。
確認したアドレス、4つ目の数字をワイルドカードと考えます | 固定出来るIPアドレス例 | デフォルトゲートウェイ/DNS共通アドレス |
192.168.1.5(表1) | 192.168.1.50 / 例2、192.168.1.60 | 192.168.1.1 |
192.168.3.2(表2) | 192.168.3.50 / 例2、192.168.3.40 | 192.168.3.1 |
192.168.0.3(表3) | 192.168.0.50 / 例2、192.168.0.80 | 192.168.0.1 |
以上を踏まえてネットワークカメラのIPアドレスを固定してしまいます。こちらを参考にカメラの設定画面を開きます。
基本設定よりネットワークを開いてネットワークタイプを「IPアドレス固定設定」に変更します。
その上で以下の様に確認したIPアドレスを元にネットワークカメラのIPアドレスを固定してしまいます。
表1のNTT系列のルータに繋いでいる場合は以下の様に固定する事が出来ます。図の通りで大丈夫です。その上でNTTルータに192.168.1.50宛先にポート開放設定を作れば外部からアクセス出来るようになります。余談ですがHTTPポート80はあまり詳しくない場合は変更しないようにしてください。これを変更すると設定画面へのアクセスもポート番号を変更番号にしなければならなくなりますので。複数カメラを設置する必要がある場合はkagemaruへご相談ください。ポート番号変更案内いたしますので。
ポート開放設定例、PR-S300SE
エントリ1を選んで以下の設定を一つだけ追加します。追加したら80番の指定がwwwと言うニーモニック機械語に変換されている可能性があるのですが問題ないのでそのまま設定を保存ください。
- 優先順位1
- 宛先IPアドレス192.168.1.50
- 変換対象プロトコルTCP
- 変換対象ポート80
- 設定
表2のYBBルータに繋いでいるなら以下の通りです。
ポート開放設定例、Yahoo BBトリオモデム 3-G 26M
- WAN側ポート番号80
- プロトコルTCP
- 転送先ポート番号80
- 転送先IPアドレス「192」「168」「3」「50」
- OK
- 画面左下の再起動をクリックして保存
表3、イー・アクセス系列のAtermに繋いでいるなら以下の通りです。
ポート開放設定例、DR207C
- エントリは1で構いませんが使用済なら2/3と繰り上がってください。
- プロトコルTCP
- 変換対象ポート80
- 宛先アドレス192.168.0.50
- 編集
- 最後にかならずこちらを参考に追加エントリ番号にチェックを入れて保存です。
以上で完了です。
説明は以上です。後は例えば動体検知設定及び検知情報を撮影した情報をメールで送付させる等の設定は公式サポートページのネットワークカメラTS-WLCAMを活用するに全て掲載されています。もし不明な点があればコメント欄などにもご質問頂ければお調べいたしますので気軽に書き込んでください。
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