無線LANまたは有線LANインターネットをBluetooth変換する方法を紹介します。
2017年10月現在Wi-Fi-Convert to-Bluetoothコンバーター製品の発売はされていません、ここで紹介するのはAtermから発売されているLTEモバイルルーターを流用する方法を説明します。(ファーウェイ、ZTE製モバイルルーターにはBluetooth機能が無く今のところAtermだけしか対応できない)
注、Bluetoothコンバーター設定をする時に無線LAN親機に繋ぐ帯域は必ず2.4GHz帯にしてください。
Contents
メニュー
- Bluetoothコンバーター用にわざわざAtermを買うのはもったいない?
- Bluetooth対応Atermモバイルルーター製品
- Bluetoothコンバーター設定
- スマートフォンをBluetooth接続させてみる
- Bluetooth接続速
- Bluetooth電波の届く範囲
- Bluetooth無線LAN親機と電波が切れると厄介
Bluetoothコンバーター用にわざわざAtermを買うのはもったいない?
答えはいいえです。SIMを装着させればPocket WiFiの様に外出先でも利用できますし、海外へ旅行する時も現地でSIMをレンタルしてAtermに取り付ければ海外でどこでもWi-Fiできるようになるし、クレードルを購入すれば無線LAN親機として使えるのでAtemモバイルルーターを別途買ってもお得だと思います。
Bluetooth対応Atermモバイルルーター製品
ご自宅にインターネットをご契約している方はSIMフリーのものをご用意ください。
有線LANインターネット環境しかない場合はクレードルをご用意ください。公衆無線LAN(Wi-Fiフリースポット)や無線LAN親機がある場合はクレードル不要です。
またBluetoothコンバーターに使うAtermモバイルルーターはSIM不要です。間違えてSIM契約しないように。
2017年現在Bluetooth対応モバイルルーターはAtermの「MR-05LN」と「MR-04LN」及びファーウェイ「Speed Wi-Fi NEXT W05」三種類。
Bluetoothコンバーター設定
Aterm MRシリーズ(MR-05LN SIMフリー)で説明致します。
注意、MRルーターはすぐにスリープに入ります、スリープモードに入ると設定画面が出てこなくなり404エラーになるので頻繁にMRルーターの電源を入れ直す必要があるかもしれません。
クレードル接続する方はここを読み飛ばしてください。
まず無線LAN親機のSSID名と暗号キー(Wi-Fiパスワードを調べる時に同じ場所にSSID名の記載があります)を調べます。
MR-05LNを参考に設定画面を開きます。スマートフォンでも同じ手順で設定変更できる。
パソコンで設定する方は、ChromeブラウザをセットアップしF12キーを押してください。そうすれば以下の画面と同じに切り替わります。
基本設定を開きます(タップまたはクリック)。
基本設定右側の矢印ボタンを開きます。
「公衆無線LAN機能」使用するにチェックを入れ設定をクリック。(LTE/3Gのチェックは念のため外す)
設定内容を更新しましたと表示されればOK。
接続先設定(公衆無線LAN)の右側の矢印ボタンを開くと下の図に切り替わります。
接続先設定「編集」を開く。
設定方法を選択「手動設定」をクリックまたはタップし「選択」をクリックまたはタップ。0
アクセスポイントを検索して、無線LAN親機のSSID名を探してタップまたはクリックして選択。
Wi-FiをBluetoothコンバーターさせたい無線LAN親機のSSIDをタップまたはクリックしてチェックを入れる。
アクセスポイント検索一覧に表示されているはずです。
見つけたらチェックを入れて、下の画面の方へスクロールまたはスワイプしてください。
画面下の方に「選択」と言うボタンがあるのでタップまたはクリック。
以下の様な画面に切り替わるので暗号キーの所をクリックまたはタップして無線LAN親機のWi-Fiパスワードを入力します。
入力できたら設定ボタンをクリックかタップして設定完了です。
以上でBluetoothコンバーター機のできあがりです。何か試しに繋いでみましょう。
スマートフォンをBluetooth接続させてみる
まずBluetoothコンバータ機にするMRルーターシリーズの設定を行います。
設定をタップしてBluetooth設定をタップしてください。
Bluetooth OFFの場合はタップしてONに切り替えます。
Bluetoothペアリングをタップ。
デバイス名が表示されるのでOKをタップ。
次にスマートフォンのBluetooth接続設定を行います。
設定をタップして開きます。なければ下の↑ボタンをタップすると表示されます。
設定を開いたらBluetooth接続できるのかを確認する為にWi-Fiは無効にした方が良いです。
Bluetooth無効をタップ。
右上のOFFをタップしてONに切り替えます。
暫くするとMRルーターのペアリングデバイス名が表示されるのでタップ。
ペアリングが完了したら、MRルーター側はOKをタップ。
スマートフォン側は一応「自分の連絡先や通話履歴へのアクセスをAterm~に許可する」(必要ないと思うのですが)チェックを入れてペア設定するをタップ。
次に元の画面に戻るので、右側の歯車アイコンをタップしてください。
開いた画面の「インターネットアクセス」にチェックを入れてOKをタップ。
以上で接続設定完了です。ブラウザを開いてインターネットページにアクセスできるかお試しください。
Bluetooth接続速
Bluetoothの接続速度は最大3Mbps(375kb/秒、動画などは見られない可能性が高い)とやや遅いですが実際に図ってみると最高で600kbps~650kbps前後。
Bluetooth無線親機から10メートル距離を離すと半減してしまい400kbps未満まで低下
10メートル程度なら障害物を挟んでもインターネットには繋がる。速度は200kbps未満
20メートル距離を離すと300kbps未満。20メートル程離して障害物(壁を挟む)と繋がらなくなります。
因みにWi-Fiで繋ぐと(IEEE802.11nモード)46MbpsとBluetooth接続の約80倍の速度で繋がる。
計測サイト情報 http://fast.com
主回線 eo光 100Mbps
Bluetooth電波の届く範囲
Bluetooth 無線PAN(Personal Area Network) の電波が飛ぶ範囲は10m~20mまで。
総務省「近距離無線通信技術の概要」より
実際に試した所、一階から二階は届かない。
10m前後で壁一枚ならなんとか電波は届きました。
障害物がなければ30m近くなら電波は飛ぶが速度は半減以下になりました。
Bluetooth無線LAN親機と電波が切れると厄介
Bluetooth無線LAN親機は常にスマートフォンやその他インターネットに繋ぐ端末の近くにおいてください。
Bluetoothは一度切れてしまうとペアリングが回復するまで相当な時間がかかります。
最悪ペアリング再設定等が必要になる事も。
Bluetoothコンバーター設定で2.4GHz帯でWi-Fiに繋いでいるので、Wi-Fi側が切れても接続の回復は速いのでBluetooth親機を持ち歩くようにすると良いでしょう。
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