エレコム WRC-BE94XS-B 特徴とポート開放設定説明

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エレコム WRC-BE94XS-B Wi-Fi7ルーターの特徴

2024年5月発売されたエレコムのWi-Fi7規格ブロードバンドルーター(WRC-BE94XS-B)の主な特徴は、WAN側インターフェースが10Gbps(10GBASE-T)に対応するのでauやeoの10Gbpsインターネットにある程度適しておりIEEE802.11be(速度、6GHz帯 最大5765Mbps 5GHz帯 最大2882Mbps 2.4GHz帯 最大688Mbps)と言う新しい無線LAN規格にも対応します。

但し、LANポートを3つ備えるのですが以下の説明通り10Gbps(全二重)最大パフォーマンスをこのルーターでは発揮できません。

Wi-Fi7規格対応ですが、DMZ設定が無いのでIPv4接続しか出来ないゲーム機(PS4や任天堂スイッチ)はオンラインゲームで不都合がでる場合があります。

インターネット最大接続速度について、LANポートは2.5BASE-Tまでしか対応しないので、有線LAN無線LAN最大接続速度は理論値5.765Gbps接続速度は最大2.5Gbpsとなる。またWi-Fiルーター主流になりつつある「EasyMesh」には対応していない(中継機としては動作可能)。
その他では、サブネットマスク255.255.255.0固定になるのでクラスA・Bでのアドレス範囲を設定する事はできません。
エレコムのWRC-BE94XS-B本体写真です。本体だけ見るとIOデータのWN-7T94XRとほぼ同じ(姉妹品の可能性が強い)。但し設定画面等はそれぞれ異なります(スペックもほぼ同じ)。調べてみるとOEM製品の様ですがファームウェアではエレコム純正が適用されていない様です。

エレコム WRC-BE94XS-B

スペック

WRC-BE94XS-B
Wi-Fi規格 Wi-Fi7
有線WAN最大速度 10Gbps
有線LAN最大速度 2.5Gbps(2.5GBASE-T対応)
Wi-Fi規格・帯域別 最大接続速度
対応無線LAN規格 IEEE802.11b/g/n/a/ac/ax/be
MU-MIMO 対応
ビームフォーミング 対応
ストリーム数 6GHz:2ストリーム/5GHz:2ストリーム/2.4GHz:2ストリーム
メッシュWi-Fi 無し
簡単無線LAN設定 WPSプッシュスタート対応(6GHZ帯除く)
対応無線周波数 2.4GHz/5GHz/6GHz
アンテナ数(内蔵) 内蔵アンテナ×6(2.4GHz送受信用×2 & 5GHz送受信用×2 & 6GHz送受信専用×2)
LANポートのクロスストレート切り替え機能 Auto MDI/MDI-X (自動でストレートとクロス切り替え機能付き)
対応インターネット フレッツ光、v6プラス、transix、クロスパス、OCNバーチャルコネクト、DS-Lite(詳細)
動作モード ルーター、Wi-Fi中継モード、APモード
LAN以外のインターフェース 無し
搭載サーバー機能 DDNS(iobb.netサ―ビス)
QoS 帯域制御機能 無し
消費電力 26W
動作温度 0度から40度まで
最大同時接続台数 64台

 

Wi-Fi規格・帯域別 最大接続速度

802.11 規格(帯域) Wi-Fi接続速度(最大値)
be(6Ghz) 5765Mbps
be(5Ghz) 2882Mbps
be(2.4Ghz) 688Mbps
ax(6Ghz) 2402Mbps
ax(5Ghz) 2402Mbps
ax(2.4Ghz) 574Mbps
ac(5Ghz) 1733Mbps
a(5Ghz) 54Mbps
n(5Ghz) 300Mbps
n(2.4Ghz) 400Mbps
g(2.4Ghz) 54Mbps
b(2.4Ghz) 11Mbps

 

ルーターの設定画面を表示する

ルーターの設定画面を表示するには、ブラウザのアドレス欄に「http://192.168.2.1/」と入力してEnterキーを押して下さい。 以下のログイン画面から次の情報を元にログイン下さい。
スマホで設定する場合はQRコードを使って設定画面を開くことができます。
QRコード http://192.168.2.1/

ルーターログイン情報

ユーザー名とパスワード入力画面が表示されるのですが
ユーザー名は「admin」と入力
パスワードはルーター本体の底面に貼り付けしている設定シールのパスワードを入力頂ければ設定画面を表示できます。

スマホで設定される方は「らくらくコントロール」アプリを取得ください。パソコンの方はブラウザでルーターの設定を行うことが出来ます。

マイクロソフトエッジブラウザのログイン画面。
2019-wrx1167gs2-0927-2
Chromeブラウザのログイン画面。
2016ele001001

ポート開放する場合は二重ルーターではないかを確認する

ルーターの設定画面にログインできたら、ステータス画面が出ますのでまずルーターモードで動作中とあればWAN側IPアドレスを確認してください。

写真のIPアドレスの項目が「WAN側IPアドレスです」(インターネットの設定項目内)

WAN側IPアドレスの最初の数字が192~等(例、192.168.1.2)から始まっている場合は二重ルーターです。そのままではポート開放出来ないのでロジテックのルーターと繋がっているモデムにルーター機能が内蔵されているので、本機をブリッジモード(アクセスポイントモードとも言う)に切り替えて上流のモデム兼用ルーターにポート開放設定をして下さい。

補足、最初の数字が192以外で172.~や10.~もしくは100.~と言う数字から始まるIPアドレスの場合はポート開放出来ないプライベートIPアドレス契約となります。

もし二重ルーター環境の場合は動作モードを切替えます。本製品裏側にあるスイッチが動作モード切り替えスイッチです(APに切り替えると二重ルーターを解消できます)。

アクセスポイント側だとhttp://192.168.2.1/へはアクセス出来ないのでRT側にスイッチを切り替えて5分待ってパソコンを再起動させて見て下さい。

準備 IPアドレスを固定する

ポート開放するパソコンや端末のIPアドレスを固定します。

IPアドレス固定値は次の通りです。カッコは任天堂スイッチまたはDVR用です。
IPアドレス 192.168.2.40 (192.168.002.030)
サブネットマスク 255.255.255.0 (255.255.255.000)
デフォルトゲートウェイ 192.168.2.1 (192.168.002.001)
優先DNS 192.168.2.1 (192.168.002.001)
代替DNS 8.8.8.8 (008.008.008.008)

代替DNSですが、DVR等の方は必ず代替DNSにGoogleパブリックDNS(8.8.8.8)を指定してください。さもないとDDNS更新の失敗やメール通知機能でエラーとなります。

ポート開放設定

設定画面が開いたら、「詳細設定」から「ポート開放」メニューを開きます。

ネットワークゲーム、ネットワークカメラ、サーバー等公開するときに設定します。下の項目に必要な情報を入力するとポート開放する事が出来ます。

ポート開放設定サンプル

ネットワークカメラ又はWEBサーバー用の80/TCPポートの設定例です。ポートチェックを行う場合は、ANHTTPDならインストール不要でWEBサーバを動作させてポート開放出来ているかを確認できるので便利です。

  • 設定名:any(任意の英数)
  • 公開するIPアドレス:192.168.2.40(ポート開放する端末のIPアドRフェス)
  • プロトコル:TCP(サービス側が指定するものTCPまたはUDP、不明の場合は両方を指定しても構わない)
  • LAN側ポート番号:80 (宅内ネットワークで使うポート番号)
  • インターネット側ポート番号:80(宅外環境で使うポート番号)
  • 「追加」をクリックまたはタップ
  • 「設定」をクリックまたはタップして保存

以上です。

LAN側ポートとインターネット側ポートはカスタマイズ(ポート変換させる事ができる)して構いません。

 

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