バッファローから2015年6月発売の4本の大型アンテナを備えた高性能無線ブロードバンドルータWXR-2533DHPのポート開放手順の説明です。本製品の特徴は無線LANの機能と電波が強いことはもちろんなのですが、USB3.0インターフェースを2ポート備えていてUSB外付けハードディスクを繋いでNASを簡単に構築できる点です。バラバラに保存されているデーター類をホームファイルサーバー(NAS)へ集約してデータの取り出しと管理をスムーズに行えます。もちろん通信機能も素晴らしく、256QAMと4×4アンテナ+ビームフォーミングに対応するので広い自宅の隅々まで無線LAN電波を届ける事ができしかもMU-MIMOに対応するので最大3台までのWLANマルチセッション処理が可能なので速度を落とすこと無くスマートフォンや任天堂WiiUやプレイステーション4を同時接続でもオンラインコンテンツをストレス無く楽しむことが可能です。また無線LANの最大の大敵「熱」対策も万全で、内蔵無線チップを効率よく冷却する事で熱劣化によるスペックダウンを低減させる冷却設計も導入されています。
無線LANのスペックは2.4GHz(IEEE802.11b/g/n対応)/5GHz(IEEE802.11a/n/ac対応)帯デュアルバンド対応です。最大速度は5GHz帯対応規格IEEE802.11ac接続で1733Mbps(注意、端末側も802.11ac対応且つインターフェースもそれを上回らなければフルスペックの速度は出ません)です。2.4GHz帯の最大接続はIEEE802.11nモード接続で256QAMに対応しているなら800Mbpsです。
有線WAN/LANは1000BASE-Tまでの対応ですので最大速度は1000Mbpsです。ADSL回線からフレッツ光隼やギガビットインターネットまでフルカバー。PPPoE/DHCP接続方式に対応するのでフレッツもCATVもマンションタイプのVDSL回線にも対応可能。
補足事項、USB無線LANアダプターをお使いの場合一般的なパソコンのUSB2.0のインターフェース速度は最大480Mbpsですのでもしも本製品を用いてカタログスペックの速度で無線LANを繋ぎたい場合はUSB3.0インターフェースを持っている事をご確認の上専用USB無線LANアダプターを取り付けで対応頂く必要があります。
ルータ機能以外のサービスに付いて、無線中継機能とコンバーター機能を持つのでこれを二台買って一台は無線親機、もう一台は電波を強くする中継器もしくは高速インターネット用コンバーターとして運用する事が出来ます。サーバー機能に付きましてはUSB外付けハードディスクもしくはフラッシュメモリを繋いでNAS環境を構築する事が出来ます。
スマートフォン設定ツール
キャリア接続してダウンロードしてからアプリで本製品とWi-Fiで繋いで設定する事が出来ます。
パソコンなどで設定画面を開く
バッファロールータの設定画面を開く手順の説明です。このURLhttp://192.168.11.1/をブラウザに入力する事でログインする事が出来ます。次の様にログイン画面が表示されたらユーザー名に”admin”パスワードに”password”と入力すればログインして設定画面を表示させる事が出来ます。
パソコン以外の端末からも設定変更を加えることが出来ます。機種別を参考にログインして作業ください。
もし万が一192.168.11.1のURLを開くと「エラーページを表示できません」とエラーページが出てくる場合、ルータ動作無効化のブリッジモードで動作している可能性があるので、まず本体のランプ類から動作モードをご確認ください。10番のランプで確認できます。
- 白色ならルータモード
- 消灯ならブリッジモード又は中継モード
192.168.11.1のURLで設定画面を開く場合は必ずルータモード(10番のランプは白色点灯)でなければならない。
ルータモードで動作させる方法は、本体の横にあるスイッチを操作します。まず4番のスイッチを「Manual」(手動)に切り替えます。切り替えたら2分ほど待ってください。その上で3番のスイッチを「Router」に切り替えます。その上で5分程待ってからパソコンなどの端末を再起動して192.168.11.1へアクセス出来ないかお試しください。
スイッチの意味。4番の「Manual」は動作モード手動設定、「Auto」は動作モード自動設定です。4番のスイッチが「Manual」の場合のみ3番のスイッチが有効に働きます。3番のスイッチの意味「Router」はブロードバンドルータ動作モード、「AP」はブリッジモードもしくはアクセスポイントモードとも言う、「WB」は無線中継モードもしくはコンバーターモードです。
ルータモードでもログイン画面ではなくエラーとなる場合はルータにログインできないページを参照下さい。
ポート開放する方はこのまま続けて以下を参照下さい。無線LAN説定を参照する方はこちらからご覧ください。
準備
まずパソコン側のIPアドレスを固定してしまいます。
IPアドレス:192.168.11.50
サブネットマスク:255.255.255.0
デフォルトゲートウェイ:192.168.11.1
優先DNS:192.168.11.1
代替DNSは空欄で構いません。
固定できたら必ずパソコンを再起動ください。
ポート開放設定を追加する
ルータのメインページの詳細設定を開いてください。
左メニューのセキュリティからポート変換メニューを開きます。図の場所に必要な情報を入力してポート開放設定を追加する事が出来ます。
設定例としてWEBサーバーまたはネットワークカメラでよく使われるTCP/80番を使って説明します。サーバツールに関してはインストール不要なANHTTPDがお勧めです。(ポートチェック時に必要)
- グループ、新規追加:server
- Internet側IPアドレス:変更しません
- プロトコルTCP/UDP:任意のTCPポートを選びます
- 任意のTCP/UDPポート:80
- LAN側IPアドレス:192.168.11.30
- 新規追加
以上で設定完了です。TCPポートを任意のポートに入れ替えることでご希望のアプリケーションのポート開放を行うことが可能です。
その他ご質問の多いminecraftサーバの説明です。
- 新規追加、mct
- Internet側はエアーステーションのInternetIPアドレスのまま
- プロトコルは任意のTCPポートを選びます。
- 任意のTCP/UDPポート右側空欄に25565
- LAN側IPアドレスは192.168.11.50
- 新規追加
以上で作業完了です。
UDPポート開放設定例です。ご質問の多いマインクラフトPEにて説明します。
MinecraftPEはUDP/19132番を追加します。
- 新規追加、myclape
- Internet側はエアーステーションのInternetIPアドレスのまま
- プロトコルは任意のUDPポートを選びます。
- 任意のTCP/UDPポート右側空欄に19132
- LAN側IPアドレスは192.168.11.50
- 新規追加
以上で作業完了です、こちらのUDPポート開放チェックで手動ポート19132と入力して回線チェックで手動ポート利用可とあればオンラインで楽しむことが出来ます。
最近ご質問が増加傾向にあるVPNサーバー(PPTP)のポート開放設定です。
- 新規追加、vpn-pptp
- Internet側はエアーステーションのInternetIPアドレスのまま
- プロトコルは任意にチェック
- プロトコル番号に47と指定してください。
- LAN側IPアドレスは192.168.11.50
- 新規追加
- 新規追加、vpn-pptp2
- Internet側はエアーステーションのInternetIPアドレスのまま
- プロトコルは任意のTCPポートを選びます。
- 任意のTCP/UDPポート右側空欄に1723
- LAN側IPアドレスは192.168.11.50
- 新規追加
以上で設定完了です。後はパソコン等にサーバー設定を作成してポートチェックしてみてください。
その他設定例
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